サンティアゴにはいくつかの大きな市場があります。
1つ目は、観光客用のMercado Central(中央市場)。
ここの市場には魚屋さんがずらーっと入っていて、新鮮な魚介類が目白押し!奥には魚介が食べれるレストランや、民芸品が売っているお土産屋さんも入っています。どうして魚市場の中にお土産屋さん?って思いますが、観光客相手の市場なので、レストランもお洒落な感じで綺麗だけどそれなりに料金も高いようです。
2つ目は、肉や野菜や果物、お酒、衣類などの総合市場のMercado de Abastos Tirso de Molina(アバストス市場)。
毎日地元の人で賑わっています。2階には食堂になっていて、スタッフの激しい呼び込みが炸裂。
その場で作ってくれるフレッシュジュース屋さんが、めちゃくちゃ美味しかった!
そして、ずっと食べてみたかったチリの代表料理、パイナマリナをオーダーしてみました。
パンとサラダが付いて3000チリペソ(約510円)でボリューム満点。2人で食べました。これでもかってぐらいシーフードがはいっている海鮮スープで、味付けは塩のみ。かなり魚介のエキスがでています。
どのレストラン(食堂)にも必ずと言っていいほどある有名な料理らしく、このスープが美味しいと他のメニューも美味しいと言われているんですって!日本の居酒屋でいう、ポテトサラダ的な存在なのかもしれません。
3つ目は、この3つの市場の中でも一番規模が大きいLa Vega Central(ベガ市場)。
観光客はほとんど見かけないこの市場は、地元の人が多く集まる市場。1872年に、とある人がここで売り買いを始めたこの場所も、1989年に民営化され、今では3000店以上の店舗が入っていて迷路のように巨大!!ここに来たら何でも揃うんじゃないかってぐらい何でもあります。私たちもサンティアゴ滞在中はここで野菜を買い出ししました。そして何と言ってもスーパーで買うより断然安い!!
私たちが購入した野菜たちは、こんな感じ。
トマト 6個で500チリペソ(約85円)
ズッキーニ 2本で700チリペソ(約119円)
りんご 3つで400チリペソ(約68円)
にんじん 小4本で220チリペソ(約37円)
じゃがいも 4個で280チリペソ(約47円)
玉ねぎ 小6個で1000チリペソ(約170円)
キャベツ 1玉で800チリペソ(約136円)
スーパーにも多くの種類のものが揃っていますが、この1.5倍ぐらいの値段。
市場で買うのが新鮮で安く手に入るのでおすすめです。
そしてベガ市場の同じ敷地内に別館の大衆食堂があり、そこも安くチリ料理が食べれるらしいのです。その名もガビ食堂。食事をしてみることに!
これは、骨付の鶏肉丸ごと、じゃがいもやニンジンなどの野菜やお米と一緒に煮込んだスープ。カスウエラ デ アベ 2000チリペソ(約340円)。パン付き。
韓国の参鶏湯スープに似ていて、ずっと煮込んであるので鶏肉がホロホロっと崩れて柔らかく、ダシがしっかりと出てとても美味しかったです。
魚介のグラタンに近いチュペ デ マリコス 2000チリペソ(約340円)。炒めた玉ねぎや、牛乳に浸したパンに牛乳と魚介から出たダシと一緒に、チーズをのせてオーブンで焼いたもの。魚介の具もしっかり入っていて絶品です。
豆のスパゲティ1400チリペソ(約237円)。こちらも食べ放題のパンが付いています。金時豆とかぼちゃを煮込んだスープにスパゲティを混ぜたもの。かなりのボリュームで1人で食べるにはかなり満腹になります。これは地元の人にも大人気。その食堂に入る多くの人がオーダーしていました。
チリの定食には、基本的にはどんな料理でもパンがつくみたいですね。
行く先々で市場を探す私たち。
庶民の生活が垣間見れる場所でもあり、市場はとても楽しい!
チリ、アルゼンチンでは、物価が高くて外食はほぼ皆無。簡単に食べれるエンパナーダなどの軽食はちょいちょい食べていましたが、メインとなる食事は節約のために自炊。ここに来て初めて地元の料理が食べれる外食をしました。これだけ手が込んだ料理が格安で食べれて満足!
3箇所回ってみたサンティアゴの市場は、地元の人が行くアバストス市場かベガ市場がおすすめです。まとめ買いしながら値段交渉ができるのも市場の醍醐味ですね。
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