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2016-10-05

ローカルフードを食べ歩きながら、ベルリン観光

ベルリン市内には、ベルリンの壁や、蚤の市以外にも見どころがたくさん。
1人7ユーロでバスも電車も乗り放題の1日券を使って、まだ行っていないベルリンの観光スポットを回ってみることにしました。


Sバーンの駅構内は、とっても重厚感溢れた造り。また地下鉄とは違った雰囲気。
かっこいいなー。


まずは、カイザーヴィルヘルム記念教会へ。
とても大きくて立派な教会。
1891年から1895年にかけて建設された歴史ある教会です。
あれ?とんがっているはずの塔が一部ない!?

そう、この教会は第二次世界大戦の空爆で一部の塔が破壊されたのです。
戦争の悲劇を伝えるべく、その損傷は修復されないまま記念碑として保存されている建物なのです。


日本でいう広島の原爆ドームのような感じでしょうか。
建物の中を見学することができました。
中から上を見上げるとネオ・ロマネスク様式のデザインがとっても美しく圧巻。

追悼のロウソクを灯しました。
教会内には、建築されて間もない頃のカイザーヴィルヘルム教会の写真や、戦争で爆撃を受けた頃の写真などが展示されており、その歴史を知ることができました。


その隣には新しく建ったカイザーヴィルヘルム教会があり、自由に入れたので、私たちはこの中に入ってみることにしました。
入った瞬間、息を呑みました。

外からの光が差し込み、青く輝くステンドグラスが、教会内を照らしていく光景があまりにも綺麗すぎて…。

ここに入ると、ずっと見入っていられるほど、時間を忘れてしまいました。


お次は東西統一の象徴でもある、ブランデンブルグ門へ。
ここは1788年〜1791年頃にプロセイン王国の凱旋門として造られた門で、アテネの神殿の門をお手本にして造られたんだそう。ドイツ古典主義建築の傑作とも言われている建造物なのです。

かつてこの門の目の前を、ドイツを東西に分離したベルリンの壁が築かれた為、簡単に門をくぐることは許されなかった場所でもあります。


以前のブログに、ベルリンの壁が崩壊した時の参考画像として載せたこの写真も、ここブランデンブルグ門。
※参考画像

壁崩壊の時には多くの市民が集まった、ドイツ国民にとっては重要な場所なのです。


ブランデンブルグ門をくぐって右手に進むと、ご立派な建物が見えてきました。
ドイツ連邦議会議事堂です。


1894年に完成したこの建物は、1933年にナチスの陰謀によって炎上しましたが、1999年に大改修されて復活したのです。


日本だと100年も昔の建物を維持すること自体困難なものが多いのに、ヨーロッパは修復しながら昔のものを大切に存続し続けるということがとても多く見受けられます。

地震大国の日本は、建物がしなる様に木造建築のものが多いし、木造自体の寿命も短い為、ヨーロッパの建築方法と根本的に異なるからなのかもしれませんが、

昔のものに価値を見出し、歴史を尊重しながら何十年、何百年も継承し続ける、とても素晴らしい風習だなと思いました。



ここで小腹が空いてきたので、ドイツ名物の『Curry Wurst』を食べました。
カレー粉がかかったウィンナー。
1.5ユーロ(約172円)
ドイツでは、屋台でそこら中で販売していて、気軽に食べれる軽食として愛されている食べ物なのです。


そして、『DONER KEBAB』も!
トルコ発祥のケバブですが、ドイツにはドネールケバブ屋さんが本当に多いんです。
値段は3〜4ユーロ(約345円〜460円)ぐらいで1個でもボリューム満点。お店によって微妙に味が異なるので、ドイツでは食べる楽しみも増えました。
この味にハマったMitsuさんは、ドイツで一番よく食べた食べ物はドネールケバブ!


そしてスーパーでIPAのビールを購入しました。ドイツではそこら中にビールが売っています。
そしてベルリンのスーパーって、そこで買ったものを食べれるスペースのクオリティが高い!
レストランじゃ高くて入れない私たちだって、くつろげちゃうなんて、ドイツって素晴らしい国。


これまでのイギリスやオランダに比べて、同じヨーロッパ圏でも少しだけ物価が安く感じました。
(ビールは格段に安い!!)


歴史のお勉強は一旦お休みして、今度はドイツ生まれの靴ブランド『trippen』のファクトリーショップへ行ってみることに。
木のソールや、パンクしたタイヤを使ったソールなど、個性的なデザインながら履きやすいtrippen。ドイツ国民を始め、日本でもファンが多いブランドなのではないでしょうか。


私も学生の頃一足だけですが持っていたので、ドイツにきたら本場を見てみたいなぁと思っていました。


工場と隣接しているファクトリーショップは、知る人ぞ知る場所。通りから一本中に入る為、わかりづらい場所にあるのですが、誰でも自由に入ることができます。
型落ちモデルやB品が30ユーロ〜150ユーロユーロ(約3.450円〜17.250円)と半額以下!!
その殆どがレディースモデルだったので、trippen好きな女性の方は必見です。

観光の帰り道、キャンプ場に戻る途中こんなものを発見。
ドイツの彼方此方で実っているりんご。

日本の田舎道で見かける様な光景が、ドイツの首都ベルリンにもありました。

首都なのにゴミゴミしていなくて、ご年配の方も多く住むベルリン。
そして人に優しいドイツ。


とっても居心地が良いな〜。

明日はベルリンを離れ、次の町に移動します。



Yoko.





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