2日間滞在したハバナを離れ、トリニダーへ移動。
昨日予約しておいたバスが、出発の予定時刻8:30から1時間遅れで、朝9:30出発しました。
こんな時間遅れも日常茶飯事。日本だと苦情の嵐でありえないだろなぁ。
約320km、6時間バスに揺られてトリニダーに15:00に着きました。
バスはCubanacan社の長距離バスで快適でしたが、冷房が効きすぎて寒い!
外は暑いキューバですが、長距離バスやレストランなど室内の冷房はガンガン効いているので、長袖ないとキツイです。
さて、トリニダーもキューバに残る古い町の一つで、サトウキビ栽培が有名なこの町は、19世紀半ば頃まで奴隷売買の中心地で繁栄していたそう。その繁栄を思わせる石畳みの道や柔らかい色彩の建物が立ち並び、ハバナに続いて町自体が世界遺産に登録されています。馬車も現役です。
ゆっくりと時間が過ぎていくような、田舎町です。
スーパーもありますが、かなり物量が少なく、店員さんに取ってもらうシステム。
こちらはお米屋さん。
もちろんタクシーはクラシックカーです。
トリニダーで生産されたストローハットや、コットンを使った洋服を売るお店が多く並んでいます。
可愛いお店たち。
こちらは葉巻のお店。
町中には小学校もありました。
かなりオープンな校舎。
誰でも授業風景を覗けます。
なんだかのんびりできて、とっても良さそうな町!
トリニダーでは2泊滞在するとこにしました。
ここではハバナでお世話になったアニータに紹介してもらい、エネーダの家にお世話になることに。
バス停で降りると、「YOKO」と書いてあるプラカードを持ったエネーダの知り合いが待っていてくれ、エネーダの家まで連れてってくれました。
1泊1部屋食事なしでCUC25(約3,125円なので一人約1,562円)です。
エネーダの家は、どうやらCASAとして部屋数を増やして増築工事をしている様子。
各部屋の中に、シャワーとトイレがついており、部屋自体はとても綺麗でしたがシャワーの水捌けが悪かったのですが、それ以外は問題ありませんでした。
今回は朝夕ともに食事は付けずに、トリニダーの町中で済ませることにしました。
トリニダーは海が近い小さな田舎町で、ロブスターが安く食べることで有名な町。日本の結婚式に出るロブスターの大半はキューバ産のようです。
もちろん、今回トリニダーで私たちも食べました!
ロブスターのコース料理でCUC6(約750円)!
なぜかこちらからお願いしてもないのにCUC15から値下げしてくれました。
そしてこのトリニダーでは『ファゴッティング』と呼ばれる織物が有名な町。
これは見るしかない!!と町を散策していると、立ち並ぶ露店やお土産屋さんですぐに見つけることができました。
それは真っ白な天然コットンの一枚の生地から1本1本、糸を抜いて模様を作るというとっても手間がかかる手法。
たまにリネンで作っている人も見かけました。
女性たちは、店番をしながらファゴッティングの刺繍を施しています。
ベテランの人でも、大きなテーブルクロスサイズを作るのに約一ヶ月も要するんですって。
大きなベットシーツから、小さいものはハンカチサイズのものまで。
ド派手なグアテマラの織物とは違った、真っ白なキューバの布。
きっと高いんだろうなぁと値段を聞いてみると私たちでも買える金額だったので吟味する事に。
テーブルに敷くような30cm×50cmほどのサイズを2枚でCUC4(約500円)で購入しました。
しばらく散策していると、店前に黒い飲み物を持った人たちが沢山いました。
もしかして、今度こそ…!?
生ビールのお店かもしれない!!
と思いお店の中に入ると、やっとありました!!生ビールのお店。
一杯CUP5(約25円)!!
Mitsuさん、早速オーダー。
このトリニダーの地で生ビールが飲めるなんて!
Mitsuさん曰く黒ビールみたいで美味しい!らしい。
そして、私たちがトリニダーに来てハマった飲み物がこれ!
ラムをベースにココナッツミルクとパイナップルジュースを混ぜたお酒。一杯CUP5(約25円)で、滞在中に何杯飲んだことか。飲みやすくて美味しい!!ジュースみたいで、お酒の味がほとんどしません。
バスターミナルの近くにあるこのお店は、地元の人たちにも大人気です。
そしてしばらく歩いていると、公園にはたくさんの人で溢れていました。
皆、携帯でインターネットを見ているのです。
と言っても無料ではなく、公園の前にあるキューバの携帯電話会社ETESCAのwifiプリペイドカードを購入して利用できるというもの。1時間CUC4(約500円)ぐらいとのこと。
割高なのに、購入する為の行列ができています。
また、ここトリニダーにもキューバ革命のことが学べる市立歴史博物館があります。
もともと修道院だったこの建物は、カストロやチェ・ゲバラが属していた革命軍と、バティスタ政権との戦いによる歴史、革命軍メンバーの写真や所持品、武器、戦車や輸送トラックなどが展示されていたその様は、当時の歴史を物語っていました。
この博物館の屋上からは市街地を一望でき、ちょうど夕陽が見れる時間に行ったので、私たちはそこでサンセットを過ごしました。
最高に綺麗だったな。
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