トリニダーからVIAZUL社の長距離バスで一人CUC20(約2,500円)を払い、キューバ最大のリゾート地バラデロへ向かいます。
バスに乗り込み、またもや6時間の移動です。
サトウキビ畑が続きます。
少しずつ車窓からチラチラと見えるカリブ海が、コバルトブルーに輝き本当に綺麗!
バラデロは、1930年代にアメリカの億万長者デュポンを始め、大富豪のアメリカ人たちが次々に別荘を建て、美しいビーチを目の前にバカンスを楽しんでいたそう。しかし、1959年のキューバ革命が起きたと同時に、オーナーたちは他国へ逃亡し、かつての別荘たちは現在観光客のための宿泊施設となっているそうです。
この地に足を踏み入れた瞬間、華やかで豪華なホテルに、整った街並みがいかにも観光客の為のリゾート地という雰囲気。観光収入が大きいキューバにとって、大切な場所でもあります。
そしてバラデロには「オールインクルーシブ」のホテルが多く存在します。
オールインクルーシブというのは、ホテルでかかる費用がすべて料金に含まれているので、食べ放題、飲み放題、遊び放題なんです。
なんて贅沢!!
安い宿にしか泊まれない今の私たちにとっては大金。
しかしキューバに来ることも最初で最後かもしれないし、思い切って2泊ともオールインクルーシブのホテルに宿泊にしよう!
2人で協議した結果、行くことにしました。
泊まる気満々でバラデロに到着したものの、まだ宿泊先は決まっていません。
現地のツアーデスクに行ってから予約をした方が、直前割引で安く泊まれるという情報を得ていたからです。
バスターミナルで降りて10分ぐらい歩いたところにあるたまたま見つけた「CUBATUR」というツアーデスクに飛び込みで入りました。
ツアーデスクの中に、パソコンでずっとゲームをしているやる気のないお姉さんが一人。
私:「今日と明日、バラデロのホテルに泊まりたいんですけど、どこか空いていますか? 」
お姉さん:「もうどこも予約がいっぱいで高い部屋しか空いてないわ。」
探そうともしないお姉さん。私たち、いかにも高い部屋には泊まらなそうなオーラ出していましたでしょうか。
否めない…
直前割引どころか、ここまで来て泊まれないかもしれない…
大丈夫かな…
よくよく考えたら、私たちが泊まろうとしていたのは土日だ!!しかもハイシーズンらしく、そりゃ埋まっているはずだ…。
しかし、私たち粘りました。
そして、予算オーバーしながらも、空いていた一番安いホテル「roc arenas doradas」をなんとか予約できました。なんと4ツ星ホテルです。ここに2泊することにしました。
公式ホームページで1人1泊CUC175(約21.900円)ぐらいのところ、このCUBATURでCUC71(約8.875円)の60%OFF!!で購入できました!
この値段で食べ飲み放題、遊び放題と考えたら格安です。
生ビールに、シャンパン、ワイン、モヒートに、ピニャコラーダー、カクテルは何でも揃っています。
そこからホテルまでタクシーで移動。何をするにもお金かかるなぁ。
ここで払わない訳にはいかない。
キューバに来て初めてタクシーに乗りました。
初めてクラシックカー移動、気持ちよかったー!CUC8(約1.000円)。
ホテルについてチェックイン。
中庭を抜けていくと…
海もプライベートビーチです!
あいにくの曇り空で寒く、私たちは海には入りませんでしたが、のんびり寛ぎました。
その代わりに貧乏性が働き、とにかく食べまくり、
これらも全てタダ!
というか、オールインクルーシブ。
夜は、ホテル内でラテン音楽のライブ!
私たちも音楽を聴きに行きました。
ホテル中がラテン音楽で大盛り上がり!
各国の旅人たちが、一つの音楽で一体となって楽しそうに踊っているのを見ているだけで、とても楽しかったです。
こんな贅沢、この旅では最初で最後だろうな、と噛み締めた2日間でした。
明日はいよいよキューバ出国です。
様々なキューバを見ることができた全6日間。
予想外の出費にお金が足りなかったり、直前のホテル予約など、常にヒヤヒヤしながら気を張っていたキューバでした。
きっと5年後、10年後はどんどんアメリカ企業の進出や輸出緩和がなされ、そして20年後にはきっとガラッと変わってるのかもしれないキューバ。
ちょうど今変わろうとしているキューバを目の当たりにできて本当に良かったです。
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