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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-09-19

イギリス滞在のまとめ

イギリスでは7月24日~8月2日までの10日間滞在しました。
ヨーロッパ大陸第1カ国目ということもあって心機一転。北海道よりも北にある島国イギリスは、日本だと真夏日に当たる時期でしたが、イギリスでは朝晩は冷え込み肌寒い気候。昼間も涼しく過ごせました。ちょうどEU離脱が可決されたばかりのイギリス、特にロンドンを実際に訪れて、今問題視されている移民、難民問題があからさまでした。多種多様の文化が共存していると言われているニューヨークに負けないほどの移民、難民の多さだったのです。ロンドン人口の実に半数近い割合が外国で生まれた人という統計。それほどまで移民、難民が押し寄せてくる理由として、イギリスでは医療費が無償、難民に対しては住むところも提供してくれるという手厚い補助があるからなのです。しかしそれらは国民の税金から支払われており、消費税20%ということも後押しして物価が高い国上位にランキングするまでになりました。


そんなイギリス滞在をまとめてみました。



イギリスってどんな国?
①ロンドン
言わずと知れたイギリスの首都ロンドン。私たちはロンドンにいる友人夫婦を訪ねて、ありがたいことに10日間も滞在させてもらいました。都会でありながらも、ローマ時代以来2000年の歴史を持つロンドンの街並みはとても美しく、迫力ある古き良き時代の建物が印象的でした。ビクトリア女王の邸宅でもあるバッキンガム宮殿を始め、ウエストミンスター寺院、そして博物館や百貨店など、昔に建設された建物を修復しながら伝統を守り続けながらも現代の風習に準じている姿勢が、なんともイギリスらしいなと感じました。またロンドンはファッションの街でもあり、イギリス発祥の老舗ブランドから新人デザイナーが多く集まる場所。街を歩く人々は個性的で、見ているだけでもとても楽しかったです。




②ノーザンプトン
靴の聖地であるノーザンプトンは、ロンドンから鉄道で1時間。一生ものの靴を生み出す英国製紳士靴は伝統的な製法を守り続け、その美しいフォルムや履き心地から世界中で愛されています。それらを代表するメーカーが、ここノーザンプトン発祥のブランドのものなのです。もとは、1790年ごろ戦争が勃発した時代にイギリス軍用のブーツを制作したことがきっかけで、最盛期には1週間で1万足~1万2千足の靴を作っていたそうです。そんな靴の生産で栄えたノーザンプトンには、今でも昔から生産し続けている靴のメーカーや工場があり、その工場に隣接しているファクトリーショップでは、店頭に出せないようなB品やサンプル品などを格安で販売、運が良ければ生産の様子も見ることができるので、靴好きにはたまらない空間となることでしょう。



③ブライトン
ロンドンから鉄道で約1時間半。イギリスの南部に位置するブライトンはビーチに面していて、イギリス人の避暑地とも言われている場所。ロンドンから日帰りでも気軽に遊びに行くことができるその距離から、多くの人で賑わっていました。ブライトンの駅からビーチに向かう途中は、おしゃれなカフェや雑貨屋さん、洋服屋などの小さな個店が建ち並び、どこか吉祥寺のような街並み。イギリス人の居酒屋的な存在のパブ(パブリックハウス)には、ビールを片手に会話を楽しむイギリス人で大繁盛。またイギリスのローカルフード、フィッシュ&チップスも新鮮で、美味しく食べることができます。


イギリスでの移動は?
基本的には地下鉄(アンダーグラウンド)か路線バス、ちょっと遠くまで行く時は鉄道に乗って移動していました。ロンドンの交通機関の料金は少し複雑で、慣れるまで戸惑いました。まず時間によって値段が異なり、月~金の6:30~9:30,16:00~19:00がピーク時の料金、それ以外の時間がオフ・ピーク時となり、ピーク時に比べるとやや安くなります。さらに地下鉄はゾーンによって料金が異なり9つに分かれているのですが、観光スポットが多く集まっているのは、中心のゾーン1がほとんど。バスの料金は一律料金でそれ以上高くなることはありません。私たちはオイスターカードという日本のsuicaのようなチャージ式のカードで乗車していました。一回一回切符を買うより、オイスターカードで乗車する方が手間も省け、料金も安くなるので断然お得です。



イギリスの相場って?
ビール500ml 1ポンド~2ポンド (約135円~270円)
水500ml 1ポンド(約135円)
KFCのキャラメルフラッペ 1.99ポンド(約268円)
フィッシュ&チップス 10ポンド (約1.350円)
サンドイッチ1人分 5.3ポンド (約715円)
売店のクッキー 1.5ポンド (約202円)

スーパーで比較しても、アメリカ以上の物価の高さでした。観光するのに使う地下鉄や路線バスでも、これまでの国の中でも一番高かったです。何をするにもお金がかかる!!私たちが訪れた時は円高が進んでいたので、2,3年前の1ポンド180円近くまで上がっていた時に比べると、だいぶ滞在しやすかったのですが、、、。しかし物価の高いイギリスですが、イギリスのブランドやメーカーのものは、日本で購入するよりだいぶ安く購入できるので、お買い物目的で来るととても楽しいと思います。


さて、イギリス滞在にかかった費用をまとめてみました。
今回も宿には泊まらず、友人宅に滞在させてもらっていたお陰で宿泊費はかからなかったものの、1日1人5.057円という結果となりました。これは、ノーザンプトンで購入した私の2足の靴が大きく足を引っ張る形となりました。ごめんなさい。靴代を抜くと1日1人3.133円です。それでも南米では宿泊費込みで3.000円を切る国も多くあったのに、それよりも高い数字です。


一般家庭の物件でも、古い建物ほど価値があって高値になると言われています。建物や伝統を大切にするイギリスは雰囲気も格式が高く、私たちはそこにいるだけで程よい緊張感を持ちながら過ごしてきたような感じがしました。今年の12月からEUから外れることによって、現在イギリスにある日本企業をはじめ、多くの外資系が撤退していくのでは、という話が上がってきています。そうなった時のイギリスの景気や、それらが及ぼすヨーロッパの流れ、どう影響していくのかが注目です。


Yoko.





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