(ブログは1か月半ほど遅れてます、、、)
昨日は、日本でもゴミ問題やトイレ占領、お祭り騒ぎとなって話題となっているハロウィーンでした。私たちはモロッコでハロウィーンを過ごし、モロッコの人々はどうやって過ごすのかなと少し興味がありましたが、全くもって無関心の様子。子どもですら仮装している人ひとりも見かけませんでした。そんな文化の違いを目の当たりにしている日々を送っております。
さて、ブログは東ヨーロッパはバルト三国の記事に戻りましょう。
ラトビアの首都リガから移動する先は、今度はバルト三国での最終国リトアニアへ。移動手段はもちろんバス。
リガ(ラトビア)→シャウレイ(リトアニア)
ECOLINES社
10ユーロ
目的地のシャウレイは、リトアニアの中でも小さな町。
ここに来た理由は、ただ一つ。
「十字架の丘」へ行く為。
シャウレイに観光に訪れた方のほとんどが、この「十字架の丘」へ行く為にやってきたのではないか、というぐらいここ目当てに来る方が多いと思います。
145kmのバス移動を行い、シャウレイに到着。
この町では「十字架の丘」を見た後すぐ他の町へ移動する、といった日帰りで来る観光客が多いようですが、私たちはこの町に1泊することにしました。
バスターミナルから歩いて10分ほどで、Booking.comで予約していた宿に着きました。
私たちが今夜お世話になる宿は、「SIMONA HOUSE」。
2人で1泊20ユーロ(約2300円)。
東ヨーロッパでの安宿価格(個室)はどこも20ユーロが相場のようですね。
チェックインして中に入って気付いたのですが、ホステルと言うよりその名の通りシモナさんの超広いご自宅を改装された宿じゃないですか。
キッチンも、普通の一軒家にあるような広くて使いやすそうです。
なんとこのSIMONA HOUSE、自転車を無料で貸し出してくれるサービス付き!
と言うことでチェックインして1時間もたたないうちに早速自転車を借りて、「十字架の丘へ」行ってみることにしました!
15kmほどの田舎町を自転車に乗ってサイクリング〜♪
曇り空だけど風が気持ちい〜〜〜♪
と言いたかったところですが、2台借りたうちの1台がサイズが大きめの自転車で、サドルを低くしてもらうのを忘れ、私たちにとっては高すぎて&クッションが固すぎて、運転に四苦八苦。
「おしり痛いー」
と嘆きながら10分乗っては二人で交換し、というサイクリングをすること1時間。
長かった、、、。
ようやく「十字架の丘」に到着しました。
遠くにあった丘が、次第に見えてきました。
噂の十字架の丘だ!!
ものすごい数の十字架・・・・
あまりにも膨大な数すぎて、しばし言葉を失いました。
「十字架の丘」へ行く為。
シャウレイに観光に訪れた方のほとんどが、この「十字架の丘」へ行く為にやってきたのではないか、というぐらいここ目当てに来る方が多いと思います。
145kmのバス移動を行い、シャウレイに到着。
バスターミナルから歩いて10分ほどで、Booking.comで予約していた宿に着きました。
私たちが今夜お世話になる宿は、「SIMONA HOUSE」。
2人で1泊20ユーロ(約2300円)。
東ヨーロッパでの安宿価格(個室)はどこも20ユーロが相場のようですね。
チェックインして中に入って気付いたのですが、ホステルと言うよりその名の通りシモナさんの超広いご自宅を改装された宿じゃないですか。
キッチンも、普通の一軒家にあるような広くて使いやすそうです。
で、肝心のお部屋はこんな感じ。
清潔でとても綺麗だからいっか。
と言うことでチェックインして1時間もたたないうちに早速自転車を借りて、「十字架の丘へ」行ってみることにしました!
15kmほどの田舎町を自転車に乗ってサイクリング〜♪
曇り空だけど風が気持ちい〜〜〜♪
と言いたかったところですが、2台借りたうちの1台がサイズが大きめの自転車で、サドルを低くしてもらうのを忘れ、私たちにとっては高すぎて&クッションが固すぎて、運転に四苦八苦。
「おしり痛いー」
と嘆きながら10分乗っては二人で交換し、というサイクリングをすること1時間。
長かった、、、。
ようやく「十字架の丘」に到着しました。
自分に合う自転車なら問題なかったのでしょうが、シャウレイのバスターミナルから片道80セント、15分で行くことができる路線バスでくればよかったと、少し後悔。笑
遠くにあった丘が、次第に見えてきました。
噂の十字架の丘だ!!
ものすごい数の十字架・・・・
あまりにも膨大な数すぎて、しばし言葉を失いました。
ここは【リトアニアの十字架の手工芸とその象徴】として無形文化遺産に登録されている場所。
ちなみにお墓ではありません。
では、なぜこんなにも十字架がたくさんあるのでしょうか。
遡ること1795年。ロシアの支配下に置かれたリトアニアは、幾度となくロシアに対抗、蜂起を起こし、1918年に一度は独立に成功してきたものの、再度1944年から1990年に旧ソ連(ロシア)に支配されることになりました。
これらの十字架は、旧ソ連(ロシア)から制圧されて処刑された人々やシベリアへ流刑されたリトアニア人を追悼するために一つ一つ持ち寄ったものだったのです。
おびただしい数の十字架。
キリスト像やマリア像もありました。
それは、旧ソ連に対する非暴力による抵抗を表していたんだそうです。
途中、旧ソ連軍によって3度に渡ってこの十字架の丘をブルドーザーで撤去しようと試みましたが、再びこうして沢山の十字架が持ち込まれるようになっていったんですって。
その数、なんと5万本。
現在でも十字架は増え続けています。
かつてはカトリック教会の巡礼者によって置かれていたようですが、現在は十字架の丘入り口にある売店で、このように様々な種類の十字架が1ユーロから販売されており、ここを訪れる観光客も自由に十字架を残していくことができるようになっているのです。
世界各国から集まる観光客。
丘にある十字架の中には、英語やポーランド語、ドイツ語など様々な言葉でメッセージが書き込まれているのを目にするのですが、
日本語で「家内安全」と書かれた十字架も見かけました。
なんだか願掛けみたいな感じになっている・・・?
今でこそ戦争や紛争が終わったリトアニアですが、世界で見ても最も自殺者が多い国とも言われています。ヨーロッパの中ではダントツなんだそう。
その背景として、旧ソ連からの独立により社会的、経済的変化によるものの影響が大きいそうで、特に1998年に起きたロシア金融危機と世界的な金融危機は、リトアニア経済に大打撃を与え、仕事を失いアルコール依存に逃げて自ら命を絶つ人が多いんだそうです。
旧ソ連からの支配下から独立して、リトアニアには幸せが訪れたかと思いきや、その後も苦しい戦いが続いていたなんて・・・
基本的なことに気をつけていれば、危険な目にあうことは少ない、治安も良いと言われている穏やかなリトアニアのイメージでしたが、この国のことを知れば知るほど見えない闇を抱えていることを知りました。
たった5年前のリトアニア失業率は、なんと18%という統計で5人に1人は失業していた時代でしたが、そこから徐々に回復して現在は8%まで回復してきているとのこと。(ちなみに現在の日本の失業率は3%)。
十字架の丘に訪れる人々の中には、現在のリトアニアの経済回復を願う人も多いのではないかと感じました。
世界が笑顔で溢れますように。
遡ること1795年。ロシアの支配下に置かれたリトアニアは、幾度となくロシアに対抗、蜂起を起こし、1918年に一度は独立に成功してきたものの、再度1944年から1990年に旧ソ連(ロシア)に支配されることになりました。
これらの十字架は、旧ソ連(ロシア)から制圧されて処刑された人々やシベリアへ流刑されたリトアニア人を追悼するために一つ一つ持ち寄ったものだったのです。
おびただしい数の十字架。
キリスト像やマリア像もありました。
それは、旧ソ連に対する非暴力による抵抗を表していたんだそうです。
途中、旧ソ連軍によって3度に渡ってこの十字架の丘をブルドーザーで撤去しようと試みましたが、再びこうして沢山の十字架が持ち込まれるようになっていったんですって。
その数、なんと5万本。
現在でも十字架は増え続けています。
かつてはカトリック教会の巡礼者によって置かれていたようですが、現在は十字架の丘入り口にある売店で、このように様々な種類の十字架が1ユーロから販売されており、ここを訪れる観光客も自由に十字架を残していくことができるようになっているのです。
世界各国から集まる観光客。
丘にある十字架の中には、英語やポーランド語、ドイツ語など様々な言葉でメッセージが書き込まれているのを目にするのですが、
日本語で「家内安全」と書かれた十字架も見かけました。
なんだか願掛けみたいな感じになっている・・・?
今でこそ戦争や紛争が終わったリトアニアですが、世界で見ても最も自殺者が多い国とも言われています。ヨーロッパの中ではダントツなんだそう。
その背景として、旧ソ連からの独立により社会的、経済的変化によるものの影響が大きいそうで、特に1998年に起きたロシア金融危機と世界的な金融危機は、リトアニア経済に大打撃を与え、仕事を失いアルコール依存に逃げて自ら命を絶つ人が多いんだそうです。
旧ソ連からの支配下から独立して、リトアニアには幸せが訪れたかと思いきや、その後も苦しい戦いが続いていたなんて・・・
基本的なことに気をつけていれば、危険な目にあうことは少ない、治安も良いと言われている穏やかなリトアニアのイメージでしたが、この国のことを知れば知るほど見えない闇を抱えていることを知りました。
たった5年前のリトアニア失業率は、なんと18%という統計で5人に1人は失業していた時代でしたが、そこから徐々に回復して現在は8%まで回復してきているとのこと。(ちなみに現在の日本の失業率は3%)。
十字架の丘に訪れる人々の中には、現在のリトアニアの経済回復を願う人も多いのではないかと感じました。
世界が笑顔で溢れますように。
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