ペルーやボリビアに住む民族衣装を着た女性たち、チョリータ。
長い三つ編みに、山高帽、そしてボリュームのあるスカート姿。アンデス山脈一体に住む、先住民たちのことを言います。
食料品や日用雑貨を包んだ重たそうな荷物を背負い、そして若い女性は、赤ちゃんも布に包んで背負っています。 男の人顔負けの体力。
雨の日は、大切な高帽子を守るため、ビニール袋を被せるほど、彼女たちにとっては大切な帽子。
何やらラパスにて、そのチョリータたちがレスリングで闘う「チョリータレスリング」というのが有名らしいのです!
民族衣装が好きな私は興味津々。
あんな大人しそうなチョリータたちが、豹変!?レスリングだなんて想像がつきません。
チョリータレスリングは毎週木曜日と日曜日の週2回に行われているらしく、ちょうど木曜日だったその日、私たちは見に行くことにしました。
各宿や、ラパス中心部からもバスツアーが出ているようですが、私たちはアンちゃんに行き方を教えてもらい、自分たちで行くことに。
チョリータレスリングが行われる木曜日と日曜日は、その会場周辺にて泥棒市と呼ばれる大きな市場も開催されているらしく、多くの人で賑わっているとのこと。
アンちゃんも今日は昼間時間が空いているとのことだったので、泥棒市、そしてチョリータレスリングのある会場まで一緒に行ってくれることになりました。
この泥棒市やチョリータレスリングが開催される場所は、すり鉢状の上の方にあり、治安があまりよろしくないと言われているので、アンちゃんが一緒に付いてきてくれて、とても心強い!
ありがとうアンちゃん!
昨日、待ち合わせができなかったサン・ フランシスコ教会にアンちゃんとお昼12;30頃待ち合わせし、昼食を食べてから現地に向かうことにしました。
何が食べたい?と聞いてくれるアンちゃん。
私たちは、口を揃えて「ボリビア料理!」。
アンちゃんが連れてってくれたのは、Sillpanchoと呼ばれるボリビア料理が食べれるお店へに向かいました。
このsillpanchoはボリビアの家庭料理で、アンちゃんもよくお家で作るらしく、マヨネーズとケチャップをかけて食べると美味しいよ!と教えてもらった通りに、かけて食べてみることに。
やばい!美味しい!!!
アンちゃんはsillpanchoがサンドされたtrancapechoをオーダー。
これらは、おそらく日本人も大好きな味であろう。2人して速攻完食しました。
お腹を満たした後は、泥棒市とチョリータレスリングが開催されている場所へ向かうために、移動します。
移動はバスでも行けるそうですが、私たちはケーブルカーに乗って向かいます。
ケーブルカーの乗り物はラパスのバスターミナルから歩いて10分ぐらいのところ。そこまで歩いて向かいます。
このケーブルカーは2年前に出来たそうで、とっても真新しくて綺麗!!しかも片道3ボリビアーノ(約51円)で行けてラパスの景色も楽しめるなんて、格安です。
次第に雨が降り、せっかくのセーブルカーからの眺めが、雲で隠れて綺麗に見えませんでした。
残念・・・。
頂上に到着し、まずは泥棒市を散策。
この泥棒市、実は泥棒として盗んできたものをこの市場で売ってお金に変えるらしい!なんとも斬新な市場。ということは、ここに出店している人たちは泥棒さんなのでしょうか。
車の部品や、靴、衣類から食べ物まで、露店がぎっしり。
おそらく盗んではないだろうと思われる、新品の商品たちもたくさん販売されていました。
日本だと、電車の中の忘れ物を販売しているお店はあるものの、盗んだものを堂々と市場で販売することが認められているなんて。
ボリビアってすごいな…
そうこうしているうちに、19:00スタートのレスリングの開始時間が迫ってきたので会場に向かい、アンちゃんは夕方から日本語のテストの為にここでお別れ。
ここまで連れてきてくれたアンちゃんに感謝です。自分たちだけで移動してたら、きっと迷っていただろうなぁ。
レスリングの入場チケットを持っていなかった私たちは、会場で1人50ボリビアーノ(約850円)で購入。
コーラとポップコーンとトイレチケット2枚、そして帰りのバスまで込みの料金だそう。
宿で聞いたツアー料金だと、同じ内容で90ボリビアーノ(約1.530円)と言われていたので、安く購入できてラッキー!!
会場は、体育館。
設置されたレスリングの台に、チョリータたちが続々登場します。
登場と同時に踊るチョリータ!
いよいよ戦いが始まりました。
結構、激しい!!
こうして2時間レスリングを楽しんだ後は、夜景を楽しみたかったのですが、雨ということもあり、そして帰りのバスも付いていたので、無料バスに乗り込み宿へ戻りました。
チョリータのイメージが完全に変わったチョリータレスリング、とても楽しかったです。
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