時間はもう23時をまわっていて、この付近には他にキャンプ場もなさそう。
歩き疲れて体力もヘトヘトだった私たちは、携帯電話のGPSを見ながら野宿ができそうな場所を探しました。
「ここだったらテント張れそう。大丈夫そうよね。」
外灯一つないこのあたりは、辺り一面真っ暗で何の敷地かよくわからないけど、ひと気も全くないしとりあえず明日の朝早くテントを片付ければ、きっと大丈夫なはず。
ってことで暗闇の中ヘッドライトの明かりを頼りに、テントを立てて、就寝。
翌朝、太陽の光で目が覚めた私たちが見た光景は、こんな感じでした。
なーーーーーーーんにもない原っぱ。
特にお手入れされている様子でもない原っぱだったので、どうやら空き地っぽい。遠くからは何やら馬の声がします。あっ!奥にいる〜〜。
もちろん電気やトイレも何もないので、そそくさテントを片付けて、とりあえず朝ごはん食べに行こうということで移動。
駅まで戻る途中にあった、こんな可愛らしいカフェで朝ごはんを食る為に入ってみることに。
朝8時から営業しているみたいで、開いていてよかったー!
私たちが食べたのはこちら。ビーガンじゃないけどビーガン料理!
甘いものもいただきました。ザクロのソースが甘酸っぱいクレープみたいなもの。
今日は、ブライトンからさらに30分ほど電車に乗ったところにある、「セブンシスターズ」という絶景スポットへ行ってきます。
セブンシスターズは、イギリス海峡に面している断崖絶壁の海食崖のこと。
ここもロンドン来る前から、行ってみたい場所としてチェックしていたところだったので、行けることになって本当に嬉しい!!
セブンシスターズ最寄りのシーフォード駅で降りた私たちは、大きなバックパックをどこか預かってくれるところがないものかと、色々聞いて歩き回りましたがどこもダメ。
テロによる警戒もあるイギリスは、訳がわからない荷物は預かってくれない。せめて駅にコインロッカーや預け荷物所があれば良いのに、それもないから困る、、。
レイが教会にも聞いてくれたのだけどダメでした。
ということで、結局バックパックも背負ったままセブンシスターズまで行くことになりました。
シーフォード駅からセブンシスターズまでは、地元の人が乗るローカルバスで30分ちょっと。
住宅街を抜けて、到着!!
おや?ここからは崖が見えないぞ。
そう、ここバス停から海沿いにそびえ立つ崖までは、さらに徒歩で20〜30分ぐらいかかるようです。
よし、トレッキングだ!歩こう。
セブンシスターズは公園として保護されているので、公園のゲートをくぐっていざ出発!
目の前には、地形のままの、だだっ広い草原が壮大。
奥には、羊の群れや馬たちが!
途中には水辺もあり、とっても気持ちのよい光景が広がります。
そして、いよいよ海辺の方へ到着。
「うわーーーー!でたーーーーー!」
ダイナミックなセブンシスターズのお出ましです。
ナイフでスパッと切り落とされたような、海による侵食。現在も、嵐や海が荒れたりすると削れていっているようで、1年で30〜40cmも侵食し続けているんですって。
まず先に下が削られていって、その上にある岩が綺麗に落ちていって、このようにスパッと切れたような地形になっていっているのだそうです。
何万年もかけてこのような光景になった大自然の力に圧巻です。
崖のピークが7つあってその崖一つ一つが、ベールを被った修道女(シスター)のように見えることから、セブンシスターズと呼ばれるようになったんだそうです。
ちなみにそれぞれ名前が付いているらしく、奥から
「ウェント・ヒル (Went Hill) 」
「ベイリーズ・ヒル (Bailey's Hill) 」
「フラット・ヒル (Flat Hill) 」
「ブラス・ポイント (Brass Point) 」
「ラフ・ブラウ (Rough Brow) 」
「ショート・ブラウ (Short Brow) 」
「ヘイヴン・ブラウ (Haven Brow) 」
と言うんですって!
なんともドラマチック。
バックパックを下ろして、海の方まで行ってみたり、寝そべってみたり、としばらくセブンシスターズで休憩。
記念撮影!
どうやら絶壁の上までトレッキングルートがあって、上からとっても良い眺めが観れるらしいのですが、荷物を持って上まで登るのも結構しんどかったのでやめました。
良い眺めを満喫し、また歩いてきたルートを辿ってバス停まで戻ります。
またシーフォード駅から鉄道に乗って、ブライトンで途中下車。
お腹を満たして、ロンドン市内へと帰りました。
なんだかイギリスに来てずっと食べ飲みしてるな〜〜。
途中、キャンプ場に泊まれないというハプニングもありつつも、満喫した1泊2日のロンドンからの小旅行。
忙しいレイやカオルちゃんとも一緒に過ごせて楽しかったなあ〜。
ノーザンプトンもそうでしたが、大都会ロンドンから1時間ちょっと足を伸ばすだけで、またロンドンとは違った町並みを満喫できるなんていいですね!!
【mont-bell アウトドア義援隊ご協力のお願い】
今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。
東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
詳細はこちら
0 件のコメント :
コメントを投稿