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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2017-08-29

アフリカンポップアート「ティンガティンガ」を求めて

ダルエスサラームに戻ってきた私たちは、次の町へ行く前にどうしても行きたい所がありました。それはダルエスサラームの郊外にある、ティンガティンガ村と呼ばれる場所。

私たちは、POSTAのダラダラ乗り場からMASAKI行きに乗って、一人片道400タンザニアシリング(約20円)で向かいました。ダラダラに乗っている時間は20分ぐらいだったかな。

ティンガティンガとは、ここタンザニアの地で今は亡きエドアルド・サイディ・ティンガティンガさんという方が描き始めたアフリカ絵画のこと。一度見ると忘れられない色使いや、ポップな動植物たちが印象的です。

そのティンガティンガさんが生み出したポップアートの手法を、お弟子さんたちが受け継いで作られたその工房こそが《ティンガティンガ村》なのです。

あのジミー大西さんも憧れのポップアートとして、ここタンザニアのティンガティンガ村で絵描き修行をされたことも!
2009年10月~12月、テレビ番組『夢の聖地アフリカへ ジミー大西・絵描き修業の旅』(NHK BSハイビジョン/NHK総合)にて参考画像 

2009年10月~12月、テレビ番組『夢の聖地アフリカへ ジミー大西・絵描き修業の旅』(NHK BSハイビジョン/NHK総合)にて参考画像


 ここでは100名ほどのお弟子さんたちがティンガティンガの手法を学び、主に動物や植物、自然などがエナメルペンキで描かれています。ペンキなので、べたっとしたタッチがこれまた独特の雰囲気を醸し出していて可愛い!
 工房の中へ入ると、
ずらーっと作品が展示されています。
絵画の他に、鉛筆にペイントしたり
ガラスのボトルにペイントしたりと、様々な物に絵付けしている作業を見学することができて、見ているだけで楽しい〜!!
工房内で描いている作家さんはたくさんいて、描かれているティンガティンガの作風はどれも統一されていますが、同じ作品でも作家さんによって微妙に雰囲気が異なることが分かりました。
例えば、ティンガティンガの代表作でもある夕陽と動物の風景。
この方は動物の目の周りが赤く縁取られ、キリッとした印象。
それに対して、こちらの夕陽と動物の風景は、可愛らしい印象に。
描かれている動物も微妙に異なったりするんです。
そんな中、他の作家さんとは明らかに異なる特徴的な作風のおじさんがいらっしゃいました。
この作家さんは曲線で描く動物が特徴的で、他のティンガティンガの作風とは異なる雰囲気でした。この方はタンザニア代表のアーティストとして、海外で行われる展示会にも出店されたことがあるそうで、その時の資料を見せてくれましたよ。

ちなみに絵画は、大小問わず長方形や正方形のキャンバスで描かれています。
裏側はこんな感じ。
キャンバスに描かれた絵は、木枠から外されてこのような感じで販売されているので、旅行者にとっては持ち運びもできて嬉しいですね。

私たちも記念にと、たーっくさんある中から選んだのは、こちらのティンガティンガの絵。A4サイズぐらいの大きさです。
孔雀のようなカラフルな羽を持つ鳥や、フクロウのような真ん丸い顔をした鳥、ピンクのトサカの鳥など、可愛らしい鳥が集まった絵を選びました!お部屋に飾ろうっと。


ティンガティンガ村から一歩外に出ると、至る所でティンガティンガ風の絵が描かれたものが販売されていますが、これらはティンガティンガ非公認の作品。実はお土産やさんで販売されているもののほとんどが、これにあたるんです・・・。
路上やお土産やさんで販売されているティンガティンガ風の絵も確かに素晴らしい作品なのですが、本物のティンガティンガの絵が欲しい方は、ティンガティンガ村で購入されてくださいね!



Yoko.





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2017-08-28

夜出航のフェリーの前に

ザンジバル最終日。
21:00出航のフェリーで、ダルエスサラームへ戻ります。

それまで、ザンジバルのストーンタウンをぶらぶら散策です。
時が止まったような、不思議な雰囲気を持つストーンタウン。
歴史を知ると、残酷な場所だったとは想像もつかないほど現在は穏やかです。

オレンジ色の花を咲かせた木々たちが南国ムード満点。
その後ろには、見るからに古そうな建物が建っていました。ここは1883年に建てられたスルタンの宮殿だそうです。ここは東アフリカで初めて電気照明を用いたり、水道も完備したりとこのあたりの地域の中でも近代的な存在だったんですって。

お次に出てきたのは、ザンジバル港のすぐ近くにあるこちらの建物、ストーンタウン文化センター。レースのような華麗なカッティングがとても可愛らしい外観です。

そしてストーンタウンの中に、ひときわ大きな公園を発見。フォロダニ公園です。
ザンジバルの沿岸部に隣接しているので、公園からも海を眺めることができてのんびりすることができるんです。夜は屋台がずらっと並んで、地元人から観光客まで大勢の人々で賑わっていましたよ。

公園内には猫ちゃんもたくさん休んでいます。
人間の食事を狙っているようです。

今度は海辺の方へ移動してみました。

砂浜には、多くの漁船が出番を控えていました。昔ながらの木製の漁船が雰囲気たっぷり。
砂浜だけでなく、海にもこのように沢山の船がプカプカと浮いていますよ。
海の付近では、木陰で休む人々も。
雲ひとつない青空で、ただ歩いているだけでもとっても気持ちが良いです。
島の中心地にある海ですら、全くゴミも落ちてない綺麗な海に感激。
「JAMBO(ジャンボ)」はスワヒリ語で「こんにちは」と言う意味。
私たちもタンザニアやケニアで、挨拶するときはこの「ジャンボ!」をよく使いました。
そしたら皆さんニコっと笑顔で返してくれますよ。

英語が通じない場所では、挨拶の言葉や「これいくらですか?」などは地元の言葉で言えるように心がけており、このスワヒリ語もそのひとつ。

アフリカの人たちは海に入るとき、水着になることはなく、ほとんど洋服のままジャボン!
ザンジバル最終日、海に沈む夕陽がとっても綺麗でした。
夕陽に向かってゆっくりと進む木製の帆船も、これまた異国情緒あふれる風景でした。

人、建物、風景。
どれをとっても素朴な島、ザンジバル。
闇の世界を乗り越えて、今となっては活気ある素敵な場所でした。




Yoko.





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2017-08-24

【連載】番外編その1は、今も息づく民族衣装について

週刊NY生活の今週号の旅コラムを書きました。

毎月載せていただいている週刊NY生活のコラムも、連載を始めてから早1年!
昨年7月、世界一周中にニューヨークを訪れた際、ご縁があって新聞社を訪問させてもらい、よかったら毎月TRAVELのコーナーで旅の様子をご紹介しませんか?とお話頂いたことが始まりでした。

実は前回のベトナムの記事を最後に、旅コラムを終える予定でした。
もう連載が終わってしまうなんて・・・と寂しく思っていた中、担当者の方から何か番外編を書きませんか〜?をお声がけ頂き、有難くも番外編を書かせていただくことになったのです!!しかも2回も。

番外編って何を書こうかなぁと考えた時に、書いていない国のことを書こうかなぁとも思ったのですが、いつものように国別とは異なって何かテーマを作ってそれについて掘り下げていこうと思いました。

そして関心の高かった2つのテーマを設けて書かせていただいたのです。
番外編その1の今回は、世界のファッションについてです。

お時間ありましたら、よろしければ週刊NY生活のデジタル版からご覧いただけたらと思います。
※13ページ目に掲載されています。

いよいよ来月は本当の最終回!番外編その2です。


週刊NY生活 2017年8月26日発行  

Yoko.





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2017-08-23

見つけました、あのカゴバッグを!!

石造りの古い町並みに、ずらりと続くお土産やさん。
 店舗を構えているところもあれば
路上販売している人もいます。

おお?もしや、これはカゴバッグ屋さん!!?でも果物もたくさん置いてある〜。
バッグを手にして眺めていると、向かい側の建物から、いろんな形や色のバッグを出して見せてくれましたよ〜!
そうそう!!このカゴバッグ!!!
先日、ザンジバル島をレンタカーでドライブした時に、男性たちが手に持っていたあのカゴバッグ!!現地の人たちはクッタクタになるまで使い込んでいて、素朴なんだけど雰囲気たっぷりのカゴバッグ。とっても気になっていたんです。
そうそう、これこれ〜。
ということで、買っちゃいました。
耐久性のある椰子の繊維を用いて、丁寧に編み込まれてたザンジバルのカゴバッグ。
私たちが選んだのは、A3サイズもすっぽりと入る大きめの形。マチもしっかりあって、収納力抜群です。染めていないそのまんまの繊維と、黒に近い紫をダイヤ柄に編み込んだ、シンプル過ぎないデザインが気に入りました。肩にもかけれますしね!なんせ椰子の繊維ってアフリカでは家の原料としても使われているぐらい丈夫なので、重たいもの入れても大丈夫なんですよ。これで20.000タンザニアシリング(約1000円)。
形違いや柄違いで他にも欲しかったのですが、明らかに荷物になるので1つで諦めました〜涙


Yoko.

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2017-08-22

重厚感たっぷり!ザンジバルの家のドア

石造り建築が多いザンジバル島の建物。
建物の入り口に設置された、重厚感ある木製のドアが印象的です。
 よく見ると細かな彫刻が施され、1軒1軒微妙にデザインも異なります。
 時には、玄関先にこのようなアラブ文字が書かれていることも。オマーン統治時代からのアラブの影響なんですって。
 実はこの独特な雰囲気を放つ木製のドアを「ザンジバルドア」と呼ばれ、ザンジバル島では建物を建てる時、特に重要視されていたのがドアだったんだそうです。
 なぜならば、ドアによってその家の富と権力を示していると言われていたからなんですって。
既製品とかではなく、その建物に合わせて作る完全オーダーメイドのドアですもんね。素敵だなぁ。
ストーンタウンを歩いていると、ひときわ豪華な建物が!
日本でも有名な外資系最高級ホテルのパークハイアットさんでした〜!!

そして、こちらの建物。
とっても有名な方の生家なんです!
お分かりになりますでしょうか?
答えはクイーンのボーカル「フレディ・マーキューリー」!!!!
あの大スターは、ここザンジバル島がご出身だったとは。
ここに来て知りました。

フレディが何度も通ったこのザンジバルドアも趣があるなぁ。

Yoko.

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