アフリカの先住民族、マサイ族ってご存知ですか?
一度は耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
マサイ族は、ケニアとタンザニアに住む先住民族。
テレビや雑誌などで見るマサイ族は、赤や青のチェック柄の布を体に纏い、ビーズのアクセサリーを身につけているというイメージ。そしてとても素晴らしい視力を持っていている、という印象も。
今回アフリカに行こうと決めてからは、様々な民族にお会いしたかったので、マサイ族の方々にも是非一瞬でも良いのでお目にかかりたいなぁと思っていました。
情報ではケニアでマサイ族が暮らす集落へ訪問するツアーがある、とのことでしたが、観光客用に解放している村へ連れられることが多いらしく、なんだかなぁと思っていました。
ありのままのマサイ族が見たい!!
そう思っていたら、ここタンザニアのザンジバル諸島でマサイ族らしき人がいるではありませんか!!
おぉ〜、手には携帯電話?欧米人と思われる観光客の女性と楽しくお喋りされてる〜!
はい、正真正銘のマサイ族の方でした。
いやはや、ザンジバルにいるマサイ族は観光客用で仮装されてるのかな…と疑問に。
実は彼らは、仮装しているわけでもなんでもなく、ありのままのマサイ族だったのです。もともとは一箇所に定住せず、伝統的な牛・羊・ヤギ等の家畜の遊牧で生計を立てる遊牧民だったのですが、仕事が多い都市に出稼ぎにきているマサイ族の方でした。
彼らの優れた警備能力によって(視力や反射神経が良いことから)、マサイ族の多くは携帯電話を持って宿やレストラン、スーパーなどの警備をやっている方が増えてきているんだそうです。
最近では、昔ながらの遊牧や農業で生計を立てている村に住むマサイ族の事を『ビレッジマサイ』、街中で警備員などの仕事についているマサイ族の事を『シティマサイ』と呼ぶんですって。
ザンジバルの別の場所にも、マサイさんを発見!!もともとザンジバルにはマサイ族は住んでいなかったので、ここで見かけるマサイ族はシティマサイさんですね。
自転車に乗るマサイさんも。布の柄やアクセサリー使いが、それぞれ微妙に違っていておしゃれ。
マサイ族の象徴、ルングという棒を持ち歩いていらっしゃいます。ルングは、ライオンなどの危険動物を追い払うための武器。ここザンジバルにはライオンなんぞ生息していませんが、マサイ族にとってはなくてはならない道具のようです。
人気のレストラン、「THE ROCK」の入り口で警備をするマサイさんもいました。
都市部に出稼ぎにやってきたのなら、あえてマサイ族の格好をし続けなくても良さそうですが、都市部でもこのままの格好で生活し続けているのは、観光客から写真を一緒に撮って欲しいと頼まれたらチップをもらえるから、という理由も少なからずあるようです。
ちなみに、この後行ったタンザニアとケニアの国境付近で、ビレッジマサイさんをお見かけしたのですが、その写真がこちら。
ロバに荷物をたくさん積み込んで運ばせているマサイさん。
マサイ族は一夫多妻制で、牛(財産)を多く持つ男性は何人も妻を持つことができるそうですが、牛を持っていない男性は女性から相手にされず、結婚も恋愛も難しいんだとか。
彼らにとっては牛はとても重要な存在で、通貨の代わりにもなるし、賠償・結納・相続などは牛の受け渡しによって行われるんですって。
住居も牛糞と土を混ぜたものを壁として使い、伝統的な主食はなんと牛乳と牛の生血!!!
生活のあらゆる場面に牛が必要になる為、男性たちは牛を手に入れるために都市部へ出稼ぎに行く人が多いのも納得です。
そんな原始的な生活をしているかと思えば、マサイ族のみなさんの携帯電話所持率の高さに驚きました。最近アフリカのサバンナ地帯でもアンテナが導入されて、通話には支障がないんだとか。どんな会話をしているのかと思えば、牛の売買のことや、他部族から牛が盗まれたらすぐに追い返す為の連絡手段として使ってるんですって。
改めてマサイ族にとって、牛がどれだけ重要なのかを思い知りました。
一度は耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
マサイ族は、ケニアとタンザニアに住む先住民族。
テレビや雑誌などで見るマサイ族は、赤や青のチェック柄の布を体に纏い、ビーズのアクセサリーを身につけているというイメージ。そしてとても素晴らしい視力を持っていている、という印象も。
今回アフリカに行こうと決めてからは、様々な民族にお会いしたかったので、マサイ族の方々にも是非一瞬でも良いのでお目にかかりたいなぁと思っていました。
情報ではケニアでマサイ族が暮らす集落へ訪問するツアーがある、とのことでしたが、観光客用に解放している村へ連れられることが多いらしく、なんだかなぁと思っていました。
ありのままのマサイ族が見たい!!
そう思っていたら、ここタンザニアのザンジバル諸島でマサイ族らしき人がいるではありませんか!!
おぉ〜、手には携帯電話?欧米人と思われる観光客の女性と楽しくお喋りされてる〜!
はい、正真正銘のマサイ族の方でした。
いやはや、ザンジバルにいるマサイ族は観光客用で仮装されてるのかな…と疑問に。
実は彼らは、仮装しているわけでもなんでもなく、ありのままのマサイ族だったのです。もともとは一箇所に定住せず、伝統的な牛・羊・ヤギ等の家畜の遊牧で生計を立てる遊牧民だったのですが、仕事が多い都市に出稼ぎにきているマサイ族の方でした。
彼らの優れた警備能力によって(視力や反射神経が良いことから)、マサイ族の多くは携帯電話を持って宿やレストラン、スーパーなどの警備をやっている方が増えてきているんだそうです。
最近では、昔ながらの遊牧や農業で生計を立てている村に住むマサイ族の事を『ビレッジマサイ』、街中で警備員などの仕事についているマサイ族の事を『シティマサイ』と呼ぶんですって。
ザンジバルの別の場所にも、マサイさんを発見!!もともとザンジバルにはマサイ族は住んでいなかったので、ここで見かけるマサイ族はシティマサイさんですね。
自転車に乗るマサイさんも。布の柄やアクセサリー使いが、それぞれ微妙に違っていておしゃれ。
マサイ族の象徴、ルングという棒を持ち歩いていらっしゃいます。ルングは、ライオンなどの危険動物を追い払うための武器。ここザンジバルにはライオンなんぞ生息していませんが、マサイ族にとってはなくてはならない道具のようです。
人気のレストラン、「THE ROCK」の入り口で警備をするマサイさんもいました。
都市部に出稼ぎにやってきたのなら、あえてマサイ族の格好をし続けなくても良さそうですが、都市部でもこのままの格好で生活し続けているのは、観光客から写真を一緒に撮って欲しいと頼まれたらチップをもらえるから、という理由も少なからずあるようです。
ちなみに、この後行ったタンザニアとケニアの国境付近で、ビレッジマサイさんをお見かけしたのですが、その写真がこちら。
ロバに荷物をたくさん積み込んで運ばせているマサイさん。
マサイ族は一夫多妻制で、牛(財産)を多く持つ男性は何人も妻を持つことができるそうですが、牛を持っていない男性は女性から相手にされず、結婚も恋愛も難しいんだとか。
彼らにとっては牛はとても重要な存在で、通貨の代わりにもなるし、賠償・結納・相続などは牛の受け渡しによって行われるんですって。
住居も牛糞と土を混ぜたものを壁として使い、伝統的な主食はなんと牛乳と牛の生血!!!
生活のあらゆる場面に牛が必要になる為、男性たちは牛を手に入れるために都市部へ出稼ぎに行く人が多いのも納得です。
そんな原始的な生活をしているかと思えば、マサイ族のみなさんの携帯電話所持率の高さに驚きました。最近アフリカのサバンナ地帯でもアンテナが導入されて、通話には支障がないんだとか。どんな会話をしているのかと思えば、牛の売買のことや、他部族から牛が盗まれたらすぐに追い返す為の連絡手段として使ってるんですって。
改めてマサイ族にとって、牛がどれだけ重要なのかを思い知りました。
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