朝陽が拝めなかったグランドキャニオンを後にし、キャンプ場に戻ってテントの片付けを始めた私たち。
次に向かうのは、ここから約180km離れた場所にあるセドナです。
セドナといえばパワースポットとか、ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンが元になっている町とか、よく芸能人もお忍びで来ているほど噂の場所!そんな情報だけはあったので、とても楽しみにしていました。
アリゾナ州でも大きなフェニックスという都市を通り抜け、いよいよセドナの町に突入!
グランドキャニオンを出て2時間半ぐらいでした。
次々に現れる赤い砂山の巨大岩にびっくり!
青々とした森林がとても気持ちの良い山道を通っていると、道初めは遠くに見えていた岩山が、徐々に車道の脇を通るようになりました。
これまで見てみたアンテロープキャニオンとも、グランドキャニオンとも、モニュメントバレーとも異なる岩山の形。
同じ赤い砂山ですが、ぼこぼこっとした立体的な形が多いのも見ていて面白い!
町一帯が、この岩山に囲まれたつくりとなっていてどこにいても絶景を楽しめるんです。
ど迫力満点のセドナの町!!
特に中心部はとっても栄えていて、「THE観光地」という印象。
昔は、この地にもバパスパイ族と言われるインディアンが住んでいたそうですが、インディアンの居留地ではないからか、多くの企業が入っている様子で、レストランやお土産やさんが建ち並んでいました。観光するには不自由ありませんが、物価も観光客価格でちょっと高め。
お腹が空いていた私たちはとりあえずスーパーの駐車場に車を停めて、朝から作っていたオニギリを食べました。
後から聞いた話では、川沿いでランチすると気持ちが良いよ!と教えてもらったので、今更川沿いに行けばよかった、、、と後悔。
ボルテックスというのが、地球の磁場が多く集まっていると言われていて、実際に磁場が強いんですって。磁石が効かないこともあるんだとか。
そんなボルテックスですが、特にはパワーが強いボルテックスが4か所あって、4大ボルテックスと言われている場所があります。
・ベルロック
・エアポートミサ
・ポイントキャニオン
・カテドラルロック
4か所全て廻りたい勢いでしたが、今はこんなに晴れているのに、
どうやら数時間後には天気が崩れるという天気予想。
私たちは急いでセドナを観光することにしました。
私たちが向かったのは、ベルロック。
その名の通り、形がベルのように見えることから命名されました。
セドナは特に公園入園料や駐車場代も取られず、フリーで楽しめるお財布にも優しいエリア。
遠目からでもこれがベルロックかー!と分かるような大きくて独特な形をしています。
ベルロックはトレッキングコースがあるようなので、歩いてみることにしました。
ここは男性的なエネルギーが強いとか、直感と決断の山と言われていて、生きる生命力を保有する力が高いと言われている場所。
実際にここの磁場は強いそうで、ここに来て体調回復した人が多くいるんだとか。
ここ最近、うなだれるような暑さの中、アメリカに来てまで夏バテ気味の私。
夏バテもどこかへ飛んでいったかな?
そんなベルロックをトレッキング中、まさに大きな雲が流れてきました。
これが天気が崩れると言っていた要因の雲だったのです。
雨に降られる前に 急いで駐車場へと戻り、車の中で一息ついていたら、ポツポツと雨が降ってきました。
空は辺り一面暗くなり、次第に雨の勢いも増してきたじゃありませんか。
わー、危ない危ない、ギリギリだった!
せっかくのセドナなのに、こんな天気じゃどこも回れない、、、。
しばらく天気回復しないかドライブしながら様子を見てましたが、一向に止みそうになかったので、泣く泣くセドナを後にしました。
でもベルロックを肌で感じることができたので、良かった!!
セドナでたくさんのパワーをもらい、私たちは移動しました。
この時点で午後3時ぐらいを指していたので、今日の夜寝る場所を探すことに。
またフェニックスの町を通過し、西に行けるところまで行こうと決めた私たちは、ここから280km先のキングマンという町へ向かうことにしました。
その中でも「キングマン」と聞くとインディアンジュエリーが好きな方は聞いたことがあるかもしれません。
ここはキングマン鉱山があり、昔からインディアンたちが採掘してきたキングマンターコイズが採れる場所でもあるのです。現在でもターコイズの採掘量が非常に多いことでも有名なだけに、アメリカアリゾナ州で採れるターコイズとしてとても価値ある石となっているのです。
今日はここキングマンで車中泊。
明日のルートをどうしようか2人で会議です。
ここから2時間で到着するカジノの街ラスベガスへ向かうか、ラスベガスには行かずに南の方へ下るか。
ここまで来たからにはラスベガスがどんな街なのか、一度でいいから覗いてみたい!
けど私たちにはそんなカジノを楽しむ余裕もなければ、高級ホテルが安く泊まれると言われているホテルでさえ私たちにとっては高い。
うーーーーーーん。。。
ケチケチしながらラスベガス行っても我慢することが多くて面白くないんじゃない?って結論に至り、ラスベガスにはいつかフリーで使えるお金を握りしめてまた戻ってこよう!ということで行かないことにしました。
そして新たにうまれたルートへ向かうことにしました。