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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

日本→グアテマラ→キューバ→メキシコ→ペルー→ボリビア→アルゼンチン→チリ→アルゼンチン②→チリ②→アルゼンチン③→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→イギリス→オランダ→ドイツ→ポーランド→チェコ→オーストリア→ハンガリー→ポーランド②→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド③→アイスランド→スペイン→ポルトガル→スペイン②→モロッコ→南アフリカ→ナミビア→ボツワナ→南アフリカ②→マダガスカル→南アフリカ③→ジンバブエ→ボツワナ②→ザンビア→タンザニア→ケニア→アラブ首長国連邦→インド→ネパール→ベトナム→台湾→日本



2016-04-16

パタゴニアにて刺激的な出会い!

熊本地震が起きて2日目。

wifiを使ってリアルタイムで見る事ができる日本のニュース番組を見ながら、皆が書き込むFacebookや、家族、友人たちとLINEのやりとりをしながら次第に被害状況が明らかになってきました。


とても大変なことになっている…

こんな地元が大変な時に、海外旅行をしているなんて、本当にいいのかな、、、


ブログなんて書いている場合じゃないよね、、そうも思いました。


そんな思いで友人とメッセージをやりとりをしていると、
「昨夜は余震続きで家の中が怖くて、車の中で寝たよ。そんな時、よーちん(私)たちの今までのブログ見たりしながら気を紛らわしてた!」
と、いうメッセージ。


また心配で久々に連絡をとった別の友人は、
「毎回ブログ楽しみにしてみてるよ〜!帰国したら話し聞かせてねー!」
と。


さらに、終いには
「地元が心配かもしれないけど、旅は続けてね!」
という言葉までいただいたのです。


なんだか、むず痒く思っている私たちが逆に励まされている気がして、それと同時に、今私たちができることは何かを考えました。

記録を兼ねて書いてきたブログ。

もしこのブログを楽しみにしてくれている人たちがいるのであれば、いつもの通りに書いていこう。

さっき母と話ししていたら、恐怖の余震続きで睡眠もとってない中、「1つのブログの内容に対して長いから、少し短く区切った方が読みやすいよ!」というアドバイスをもらえたぐらい、一番の読者は私たちの家族なのかもしれません。

アドバイスも踏まえて、私たちらしい日常を更新していきたいと思います。


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氷河を満喫した私たちが次に目指すのは、ペリト・モレノ氷河と同じロス・グラシアレス国立公園内にあるフィッツロイ山!


しかしフィッツロイ山を見に行くには、さらに200kmほど北上したところにある「エル・チャルテン」と呼ばれる町まで移動しなければなりません。
どんだけ大きいのでしょうか、ロス・グラシアレス国立公園!!


しかし、エル・カラファテで泊まっているキャンプ場「El Ovejero」が居心地よすぎて、何をするわけでもないのに、のんびり滞在していました。

猫と戯れたり。


犬と戯れたり。




エル・カラファテの町自体は大きくなく、町の観光は1日もあれば見て回ってしまうほど。

お寿司屋さんがあったり、
カラフルなペイントを施した馬がいたり、
国立公園のインフォメーションセンターでは、公園のスタッフになりきることもできます。
側道には、ラベンダーや薔薇などのたくさんのお花が咲き、とても綺麗な町並み。


よくアルゼンチンで見かける「La Anonima」と言うスーパーで買い出しをして各食自炊をしたり、お気に入りの パン屋さん「Don Luis」へ通ったりと、何をするわけでもなく、ただゆっくりと過ごすという贅沢な日々が過ぎていました。

ケーキやチョコレートなどの甘い系から、具がぎっしり入っているエンパナーダなどの食事系のパンまで種類が豊富のこちらのパン屋さんには、毎日のように通ったほどお気に入り!
特にバゲットも外はカリッと中はモチッとしていて、氷河トレッキングに持って行ったランチのパンも、ここで購入!

本屋さんでは、チリ中南部とアルゼンチン南部に住む民族、マプチェ族の織物写真集がありました。

テキスタイルがとっても素敵!
マプチェ族の存在をこの本で知った私は、マプチェ族について色々と調べてみました。

インカ帝国やスペインの侵略に対し長く抵抗を続けた民族のようで、殆どが農業に従事しながら生活をしているのだとか。

現在、マプチュ族の人口は60万人でチリ全体の約4%。アルゼンチン側では約30万人がアンデス山脈で居住しているそうです。マプチェ族の多くは先祖伝来の土地を失い、チリの首都サンティアゴの大都市で、恵まれない環境の中で生活しているのだそう。
※参照画像Wikipedia

貧しい生活の中でも、頭にたくさんの装飾を付けたり、マプチェ族の織る伝統的な布を身に纏ったりしたスタイルがとても綺麗。

これから行くサンティアゴでも会えるのかな…
一目で良いから、マプチェ族が織った布が見てみたいな。。



そんなキャンプ生活を過ごしている、ある日。

Mitsuさんがキャンプ場のお手洗いから戻ってきて、こんな事を言いました。


「トイレで用を足していたら、隣に日本人の人がいてね。話しをしたら、一緒に飲みませんか〜?とお誘いいただいたよ。しかも今自分たちのテントエリアですでに飲んでるからおいでだって〜。」と。


今から!?急すぎるし、どんな人かも分からないのに緊張するじゃありませんか。

しかし、このキャンプ場で時間を持て余していた私たち。
ご好意に甘えて、お誘いいただいた日本人たちがいるテントエリアへお邪魔することにしました。


「初めまして〜!」


お互いに声を揃えて、ご挨拶。

そこに居たのは、Mitsuさんに声をかけてくれた男性トモさんと、奥さんのマサコさん、そしてトモさんと30年近く昔からお知り合いというミチコさんの3人で、50代〜60代という人生の大先輩方。


緊張しました。


「ここ座って、たくさん飲んで、たくさん食べて〜!後でウマイ肉を食べさせてあげるから!」とトモさん。


かっこいいテントにいかにも使い込んでいるキャンプ道具。
そして慣れた手つきで、落ちた枝を掻き集めて焚き火台で火を灯し、直火で焼いたステーキやチョリソーを差し出して下さいました。

ただならぬ、オーラを惹き放つ人たち!!

話しを聞くと、皆さんペルーのクスコに30年近く滞在されており、仕事の休みを利用してパタゴニアの旅をされてるとのこと。
年齢を重ねても大自然を追っかけてパタゴニアを旅されているだなんて、かっこいいなあ。

職業は、なんと3人ともインカトレッキングの山岳ガイドさんという凄い方々!
インカトレッキングとはペルーのインカ帝国時代から残るインカ道を、1泊2日、もしくは3泊4日のトレッキングをしながらクスコからマチュピチュを目指すというもの。しかも標高の高いペルーだけに、人気の3泊4日コースでは標高4200mも超えるルートを歩かなければならない為個人で歩くことはできず、必ずツアーに参加しなければならないという体力がある人向けのトレッキング内容。実にその山岳ガイドさんたちだったのです!さらに日本語ガイドは4人しか存在せず、そのうちの3人が今私たちの隣にいるというから驚きました。


私たちも2カ月前にクスコやマチュピチュへ行ったばかりだったので、大盛り上がり!


また山岳ガイドさんという職業だけあって、キャンプの話しや、キャンプ料理のこと、そして私たちがこれから行く予定のトレッキングの話しもとても詳しい!!かっこいいなぁ。
さらにトモさんやミチコさんはそれぞれ約30年前に南米を一人旅され、当時南米をヒッチハイクしながら縦断されたという話や、ペルーに移住された時の貴重なお話を伺うことができ、とても楽しい時間でした。

話しが盛り上がると、お酒も進む進む。
途中、トモさんと一緒に近くのスーパーへワインを買い足しに行った時は、ワインの品種や、美味しいワインの選び方まで教えていただき、知識の浅い私たちは何もかもがお勉強!
とても刺激的なお話をたくさん聞くことができ、素敵な出会いをありがとうございました。3人のように、いつまでも輝いている人たちでありたい!!


このキャンプ場に連泊していてよかったぁと心から思いました。


あの時食べた直火焼きのお肉の味が忘れられません。


いつの日か、クスコにまた会いに行けたらいいなあ。




Yoko.

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