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2016-12-06

ベレー帽発祥の地、バスクで民族衣装に触れる

サン・セバスティアンの後は、バスク地方最大の都市ビルバオへ向かいます。


ここに来たのは、バスク地方の人々の暮らしを学ぶことができる、Euskal Museoaというバスク博物館へ行きたかったから。

入園料はひとり3ユーロ。

受付で、このような3D眼鏡とガイドオーディオが渡されます。

ガイドオーディオは日本語はないので、私たちは英語を選択。

中に入ると、3ユーロとは思えないほど膨大なバスク地方の資料が展示されていました。

バスクはスペインとフランスにまたがっているのですが、ここに住むエリアの人々の公用語は、スペイン語でもフランス語でもなく、バスク語という独自の言語で会話をしているんですって。しかもその言語は、世界のどの国とも異なる言語らしく、とっても珍しい独特な言語なんだとか。

その歴史は古く、古代ケルト人が入ってくる前からその地で独自の文化を持っているのだそう。

海に面するバスク地方は、古代ローマ時代から漁師として大西洋へタラや鯨などを捕獲しては漁業を収入源としてきました。

そんな彼らのトレードマークはベレー帽!実はベレー帽はバスク地方発祥なんです!老舗のベレー帽ブランドも、バスクのものが多かったりします。

フィッシャーマンセーターを着て、ベレー帽を被って。


現代のファッションのルーツとも言えるべき伝統的な民族衣装。

これが漁業スタイルだなんてオシャレすぎるー。


この博物館、いろんな衣装が展示されていて楽しい!!

そしてバスクはかつて織物も盛んで、こうして日常的に「バスク織」と呼ばれる織物や刺繍をしていたんだそうです。

か、か、かわいい

これらの資料は1850年から1900年に作られたとても古いものなのに、なんて新鮮なんでしょう。

こういう刺繍もの大好きだなぁ。


これはキューバのレース、ファゴッティングに似てる!

キューバでみたレースは、バスク地方から渡っていったのかなぁ。


見応えある空間で、3ユーロでだいぶ満喫しました。


美術館を見終わって街を歩いていると、ベレー帽を被ったおじいちゃんを発見!

伝統的な背景のあるファッションって、作り手の思いがぎゅっと詰まっていて、とても惹かれます。

Yoko.





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