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2016-08-25

ニューヨークで美術館巡り!私たちが実際に訪れたおすすめ4選!

★〔MoMA〕Museum of Modern Art(ニューヨーク近代美術館)
ニューヨークの近代美術館と言えば、MoMAですね。ここ数年前に、東京の表参道にもMoMAストアができたことで日本でも認知度の高いニューヨークの美術館でしょう。
金曜日の16時以降は〔UNIQLO FREE FRIDAY NIGHTS〕といって、なんと25ドルの入園料が無料!!UNIQLOがサポートしています。夕方3時ぐらいから建物の外に30分ほど並び、無料で観てきました。
6階まであるこの美術館には、15万点もの収蔵品が展示されています。
ポップアートとされるアンディーウォーホールから
ニューヨークのブルックリン生まれ、バスキア
同じく同時期にポップアートで活躍していたロイ リキテンシュテイン
鮮やかな色彩使いに独特のタッチが魅力的なクリムト
そして、ゴッホ!
ピカソのアヴィニョンの娘達や3人の音楽家たち、そして鏡の前の少女も展示されています。
これだけ幅広い年代の原画が、間近で一度に見ることができるなんて感激です。

さすが近代美術館と言われるだけあって、その他にもミッドセンチュリー時代の椅子や
60年代にニューヨークで生まれたサイケデリックアートなんかもたくさん展示してあります。
私が大好きなピーターマックスがボブディランをモチーフにした67年の作品もありました。
そして、何やら可愛い布を発見!
これは、よく見ると…
よく見ると。全部刺繍!!!1935〜36年製のもののようです。細かい手作業に驚きです。
ファッションに通じるところがあって面白かったです。






★The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)
世界3大美術館と言われるだけあって広い敷地を持つメトロポリタン美術館。1870年に設立された歴史ある場所です。丸一日かけても時間が足りない広大さは、予想以上!来館者数は、フランスのルーブル美術館に次ぐ2番目なんのだそう。
入園料は一般25ドル、学生12ドル、65歳以上17ドルですが、この料金は目安。チケットはドネーションなので、各自任意額で(極端な話1ドルでも)入園することができます。

まず、メトロポリタン見どころの一つであるエジプト美術。
美しい装飾品や布、骨董品は、数百年も昔のもの。
ここにはなんと、実際にエジプトに建っていた「デンドゥール神殿」かあるのです!
この神殿は、エジプトで水没危機があった遺跡をアメリカが救ったとして、エジプトから贈呈されたもの。エジプトで一度解体し、アメリカ輸送後に再構築されたものだそうです。

そして個人的にオススメなのは、アメリカウィングというエリア。アメリカ美術が多く展示されています。
ここには銀製品で有名な、あのティファニー作のステンドグラスは圧巻で、息を飲むほど美しさに魅了されます。
これも
これも
このランプも
全てティファニー製のステンドグラス。

また花瓶や器、家具やフレームなどもとても多く展示されていて、見応えたっぷり。
そして同じくアメリカウィングには、東京にある帝国ホテルの設計をしたことでも有名な、あのフランクロイドライトの作品も、数多く展示されています。
フランクロイドライトのお部屋もあるんです!


またヨーロッパ美術では多くの絵画が展示されている中に、あのオランダ人作家のフェルメールの作品が5点あります。
優しいタッチが独特のフェルメールの絵画。
フェルメールは生涯かけて30点ほどしか作品がないと言われている中で、ここに5点も集まっていることは、どれだけメトロポリタン美術館がすごいかを物語っています。フェルメールのファンは必見です。


また同じくヨーロッパ美術のエリアには、ゴッホの有名な作品でもある自画像が!
他にもゴッホ作が続々。
そしてゴッホと同じ時代に並ぶゴーギャンの作品も。ミロやモネ、ルソー、ルノワールなど著名人の作品がずらーり!
MoMAにも展示されていた方の違う作品も、多く展示されています。

ロダンの代表作、考える人の彫刻もありました!!
古い年代のばかりではありません。最近の作品もあります。

そして、ちょうど私たちが来館した際に特別枠で展示されていたファッションのエリア、Costume Instituteの展覧会。テクノロジーの時代におけるファッションと題して様々なブランドのアーカイブの洋服やドレスが展示されていました。この展示は5月5日から8月14日までの期間限定だそうです。

まずエリアの入り口には、2014ー15年秋冬のシャネルが発表したオートクチュールのドレスがどどーん!
長いトレーンに煌びやかな装飾が施されたドレスに。
これはラインストーンを熱転写し、ゴールドの顔料を手描きで施したものだそうです。
ハンドメイドによるオートクチュールと、機械によるテクノロジーを融合させてできたドレスは、まさに今回のテーマに相応しい1着なのです。
このシャネルのドレスは、メトロポリタン美術館の広告にも使われていました。
その他にも伝統的ハンドメイドの手刺繍やレースなどのオートクチュールと、最新テクノロジーである3Dプリントやレーザーカットなどの画期的技法を組み合わせた、現代ならではのドレスたちがなんと約90体!!

すごいど迫力です。

現代のプリーツ加工を代表するイッセイミヤケのドレスや
マルチカラーが素敵なラフ シモンズによるディオールのツーピース
こちらのキラキラと輝くドレスは、1958年にイヴ サンローランがディオールに起用した時に発表したドレスなんですって!
全行程手作業で作られたカメリアのモチーフが素晴らしい、シャネルのドレス。

もう素敵すぎる空間だったので、このまま一部ですがご紹介したいと思います。

誰もが憧れるシャネルのツィードスーツ。やっぱりココ シャネルって凄い!
黒いイブニングドレスは、シャネルの1937-38年製。
マークジェイコブスによるルイヴィトンのカッティングドレス
アレキサンダー マックイーンとジバンシーのビーズドレス
1965年発表のバレンシアガのフリルドレス
2010年発表のディオールのチュールドレス
オートクチュールならではの、こんな展示も。こちらもディオール。
2011年発表のジバンシーのレースドレス
2013年発表のドルチェ&ガッバーナのドレス
2008年発表のプラダのレースドレス
1963年発表のサン ローランのセットアップスーツ
2015年発表のメゾン マルタン マルジェラのジャケット
日本人デザイナーを代表するこちらはコムデギャルソン。
その他の日本人デザイナーでは、ヨージヤマモトやジュンヤワタナベの作品も展示されていました。

こんな希少なモノが見れるなんて感激!!






★American Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)
映画「ナイトミュージアム」の舞台ともなったこの博物館は、世界最大の自然史博物館!小さなお子さんも一緒に楽しむことができる場所です。
一般22ドルの入園料の目安が書かれていますが、ここもメトロポリタン美術館と同様にドネーションなので、任意金額で入園することができます。
私たちは、閉館する直前の1時間前に行ったので、スタッフさんから「もう時間があまりないから無料でいいよ!」と言われて、そのまま入園させてもらいました。

中に入るとまず巨大な恐竜や哺乳類、絶滅危機種の骨格や造形たちが圧巻!!
自然史以外にも、世界各国の骨董などが貯蔵されています。
メトロポリタン美術館まではいかないにしても、かなり大きな博物館。
私たちは時間がなくて足早に回りましたが、半日〜1日とゆっくり時間をかけて観にいくことをおすすめします。





★The Noguchi Museum(イサム・ノグチ美術館)
イサム ノグチの大ファンであるMitsuさんが最も楽しみにしていた美術館です。20世紀を代表する彫刻家イサム ノグチは、アメリカは1904年ロサンゼルス生まれの日系人。父親が日本人、母親がアメリカ人の彼は、彫刻家でもあり、画家、インテリアデザイナー、そして造園家でもありました。
1969年には日本にもアトリエを構え、ニューヨークと日本を行き来する生活をおくっていたそうで、ここニューヨークの他に香川県にもイサム・ノグチ庭園美術館があるのです。
入園料は一般10ドル。ここも第一金曜日は、任意金額で入園できるドネーションの日です。

前述した3つの美術館、博物館はマンハッタンにあるのに対して、このイサム ノグチ美術館はクィーンズ地域。

住宅街の中にあるので、のんびりお散歩がてら行くのも気持ちが良いです。
中に入ると、イサム ノグチが作製した石の彫刻を中心に日本庭園があるので、ここでも寛ぐことができるんです。
イサム ノグチ美術館というだけあって、曲線が特徴の柔らかな印象の彼の作品が多数。
彼を有名にしたものの一つ、「AKARI」シリーズの照明器具。
いまやMoMAのコレクションに収蔵されている作品です。

これを真似したデザインの類似品もよく見かけますよね。

代表作のコーヒーテーブルもありました。
いつかお家に、イサム ノグチの照明とテーブルで寛げるお部屋を作って、美味しいコーヒーでも飲んでみたいものです。


以上、
私たちが行ったニューヨーク美術館、如何だったでしょうか。

場所や日によっては入園料も安く、日本ではなかなかお目にかかれない著名な方の作品を間近で楽しむことができる美術館。

さすが世界を代表するニューヨークだけあって、これだけ素晴らしい作品を気軽に見ることができること自体に感動でした。

Yoko.





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