バスク地方の海岸線を車で走り、たまに海を眺めては次へ進む日々。
さすが海の側というだけあって、どの町も魚介類が美味しそうです。
今日は、炊き込みご飯を作ってみました。(いや、和風リゾットを作るはずが、炊き込みご飯になっただけですが…)
ずっと食事を作ってくれていたMitsuさんですが、毎日運転を頑張ってくれているので、最近は私が食事係。
この日の私たちが辿り着いたのは、サンティアゴ デ コンポステーラ。
ここはローマ、エルサレムに並んで世界三大キリスト教と言われていキリスト教の聖地。中世の時代から、今もなおヨーロッパ各方面から約800~1200kmもの距離を1ヶ月半かけて徒歩でサンティアゴ デ コンポステーラを目指すという人が多くいるのです。
日本でいう四国88箇所のような巡礼していくというのに似ているのかも。
巡礼路はいくつかあり、一番人気なのはフランスとスペインを結ぶ道、「フランス人の道」なんだとか。800kmの道のりです。
そんな長い距離を徒歩で歩き渡るなんて凄すぎる!!!
2015年の年間巡礼者は262.458人だったそうです。
この旅に出て初めてこれほど多くの人々が巡礼路を歩き渡っているのかと知り、本当に驚きました。
巡礼者のシンボル、ホタテ。
スペインを車で通っていると、道端にこんな看板をよく目にします。
ここが巡礼路だよ、のサイン。
皆歩いている時、お守りがわりにホタテを身につけて歩いてるんです。
バックパックに付けている人もいれば、ネックレスのように首からぶら下げている人も。
なんだか可愛らしい!
そう、ここサンティアゴ デ コンポステーラは、まさに巡礼路のゴール地点。
サンティアゴの町の中は、もうすぐでゴールをするという巡礼者たちをたくさん見かけました。
そしてゴール地点である、サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂の広場の前には、これまでバックパックをずっと背負いながら、1ヶ月や2ヶ月かけてようやくゴールをした人々の姿が!
達成感につつまれる姿を見ているこちらが、なんだか感極まりそうになるほど。
中には自転車で横断している人の姿も。
長旅、本当に本当にお疲れ様でした。
厳格ある大聖堂は、ロマネスク方式とバロック方式が混在している建物。
70mもの高さを持つ塔の存在感はこの町のどこからも見つけやすいほど。
一部修復中。
聖堂の中に入ると、金色に輝く数々の装飾品がとても豪華です。
なぜここに多くの人々が集まるのかというと、この大聖堂はイエスキリストの12使徒のひとりであるヤコブが安置されている聖なる場所。
私たちも無事に旅が続けられるようにお祈りをし、ここを後にしました。
【mont-bell アウトドア義援隊ご協力のお願い】
今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。
東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
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