朝早くから、モスクから大音量で流れるアザーンで目を覚ます日々。
イスラム教は1日5回、サウジアラビアにあるメッカの方角に向かってお祈りをしなければなりません。
そのお祈りをする時間だよ、とお知らせするのがアザーン。
至る所にあるモスクから流れてくるアザーンを聞くと、ここがイスラム教の国だということを実感します。
ちなみに1日5回のお祈りの時間は、日の出や日没の時間で決まるので、毎日微妙に異なっているんだそう。
アザーンが流れると同時に、続々と人々がモスクに現れてくるのです。
家庭内でお祈りしても良いそうですが、みなでモスクに集まってお祈りすることが推進されているんだそうです。
高校の世界史の教科書に載っていることが、目の前で行われている姿を見るのとができて、感激でした。
これがイスラム教徒の日常なんだもんなぁ。
そんな初めて聞くアザーンをシャウエンで経験し、モロッコの日常に少しずつ慣れてきはじめた頃、後ろ髪を引かれる思いで次の町へ移動することにしました。
次に目指すのは、世界最大の迷宮都市と言われている「フェズ」。
ここは1000年もの歴史があり、モロッコで一番の古都があるんだそう。
そこがまた信仰や芸術、商売が栄えてきた町らしく、入り組んだ迷路のような細い路地には、ギッシリと活気ある建物やお店が所狭しと連なってるんだそう。
それは楽しみだ!!
シャウエンとはまた違ったモロッコが見れそうだし、期待が高まります。
私たちが使ったシャウエンのバスターミナルからフェズのバスターミナルまでの移動方法は、こちらのバスを使いました。
CTMと呼ばれるモロッコ国営のバス。国営というだけあって、民営バスよりも綺麗だし、車内はエアコンついてるしで快適。ボッてくることもありません。
1人75ディルハム(約900円)+荷物代5ディルハム(約60円)を払って、山を越えること4時間。
フェズに到着〜!
フェズの安宿では、旅人には「HOTEL AGADIR」というところが人気で、ほとんどの人がここに泊まっている模様。確かに安いみたいだし、悪くなさそうなんだけど、他にもどこかないかなあ…と探したのが、私たちが3泊お世話になったこちらの宿!
「Back home fez」。
HOSTEL WORLDで見つけました。
外観からは想像も付かない、室内はと言うと…
ここが当たり宿でした。
バスターミナルからタクシー(10ディルハム)に乗って着いたのは、2016年7月にオープンしたばかりの宿で、古い建物をリノベーションされた素敵空間。
モロッコを感じるタイル貼りがなんとも素晴らしく、「モロッコに来たんだー!」と思わせてくれる雰囲気です。全てオーダーメードのドアやタイルの壁、床なんだそう。そもそもモロッコの家や家具、壁など、既製品というのは存在しないらしく、1点1点オーダーで作っていくんだそうです。モロッコには職人さんが多いと聞いていたけど、そういう理由があったんですね。
2人で1泊140ディルハム(約1.680円)で朝食付き。フリーwifi有り。私たちはトイレシャワー共有の個室を選びましたが、ドミトリーだと1人49ディルハム(約588円)だそう。
個室の中にシャワー、トイレが付いている部屋もあるので、バックパッカーではない方にもオススメ宿です。
私たちも着いてから知ったのですが、ここのオーナー “ワジ”は、日本に住んでいたことがあるモロッコ人で、日本語ペラペラでビックリ!
私たちはこれから3泊4日間、ワジやワジのお友達にどっぷりお世話になることになるのです。
【mont-bell アウトドア義援隊ご協力のお願い】
今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。
東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
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