アフリカを旅していて感じることのひとつに、幼い子供はよく見かけるけど、お年寄りをあまり見かけないことに違和感を感じいていました。
外の厳しい暑さを避けるために、家の中にいるのかなぁ。
みんなどこへ行ってるんだろう。
そんなことを思いながら旅を続けているうちに、だんだん気になり出し、調べてみました。世界保健機関(WHO)で調査された最新の国別ランキングを。加盟国194カ国を対象としているものです。
まずは、子供(15歳未満)人口の割合について。
【子供(15歳未満)の人口の割合ランキング】
15歳未満の人口の割合
1位 ニジェール 50%
2位 チャド 48%
3位 ウガンダ 48%
4位 アフガニスタン 47%
4位 アンゴラ 47%
4位 マリ 47%
4位 ソマリア 47%
4位 ザンビア 47%
ほとんどがアフリカにある国ですよね。
人口の半分が15歳未満で占めているなんて、信じられない事実です。
だから町を歩けば、たくさんの幼い子供たちを見かけるんですね。5歳ぐらいから仕事のお手伝いをしている姿は当たり前のような光景でした。男の子は牛やヤギなどの家畜を遊牧させながらお世話、女の子はバケツいっぱいに組んだ水を頭の上に乗せて運んでいたり。こんなに小さい頃から、家計の為に働かなければならないのか・・・と思うと、胸がぎゅっとなりました。この写真の男の子は、7,8歳ぐらいかな。足元は裸足で洋服もボロボロ。それでも牛を操る姿は、大人顔負けの誘導です。
日本では学校に行くことが当たり前の義務教育があって、きちんと教育が守られていて、一般的に社会人として本格的に仕事をするのは早くて18歳ぐらいから。私が5歳の頃、何していたかな…と思い出すと、幼稚園に通わせてもらい、小学校入学前に勉強机やランドセル、勉強道具を買ってもらったりして、当時家計の為にお手伝いする、ということは、到底かけ離れていました。幼い頃の自分と、実際にアフリカで見た状況を重ねると、なんとも言えない感情が込み上げてきました・・・。私1人の力じゃどうこうできるわけではないけど、どうにかならないものなのか。。。ちなみに最下位がなんと日本で13%という衝撃の数値。我が国の少子化は、世界的レベルでもかなり深刻な問題なのです。
今度は逆に高齢者(60歳超)の人口の割合について。
【高齢者(60歳超)の人口の割合ランキング】
60歳超の人口の割合
1位 日本 32%
2位 ドイツ 27%
2位 イタリア 27%
2位 サンマリノ 27%
5位 ブルガリア 26%
5位 フィンランド 26%
5位 ギリシャ 26%
5位 スウェーデン 26%
・
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175位 ケニア 4%
175位 オマーン 4%
175位 ルワンダ 4%
175位 マリ 4%
175位 トーゴ 4%
175位 ウガンダ 4%
175位 ザンビア 4%
175位 バーレーン 3%
193位 カタール 2%
194位 アラブ首長国連邦 1%
1位が日本なのは、先ほどの15歳未満のランキング結果からもだいたい想像していましたが、注目すべきはお尻のほう。下3カ国は、中東へ出稼ぎに出た外国人たちが、労働期間を終えたら母国へ戻っていくという流れが大きい為、60歳以上の方が少ない結果なのです。それらを除くと、最下位から近い国のほとんどがアフリカの国。なぜ、アフリカでは60歳以上の割合がこんなにも少ないのか、次のランキングを調べてみました。
平均寿命ランキングです。
【平均寿命ランキング 男女】
1位 日本 83.7歳
2位 スイス 83.4歳
3位 シンガポール 83.1歳
4位 オーストラリア 82.8歳
4位 スペイン 82.8歳
・
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178位 レソト 53.7歳
179位 コートジボワール 53.3歳
180位 チャド 53.1歳
181位 中央アフリカ共和国 52.5歳
182位 アンゴラ 52.4歳
183位 シエラレオネ 50.1歳
という結果でした。日本はさすが長寿大国!!堂々の1位って、本当に素晴らしいことですよね。食べ物、環境が本当に豊かな結果なんだと感じます。お腹空いたらお腹いっぱいに食べれて、清潔なトイレにいつでも行けるし、体調が悪くなったら病院だってすぐ行けますもん。本当に日本人に生まれて幸せだなぁ、とつくづく思います。
そして、私がこの記事の冒頭に書いていた疑問が徐々に解明されてきました。
「幼い子供はよく見かけるけど、お年寄りをあまり見かけないのはどうして?」
平均寿命ランキングの最下位から近い国ほとんどがアフリカ。驚くことに50〜60歳になる前に亡くなられる方が多かったからなのです。理由は様々だと思いますが、その多くがHIV、つまりエイズの発症や、結核などの病気になった方の不十分な医療で、長く生きることができない人々がアフリカにはたくさんいるのです。
旅に出る前、テレビなんかで何となくはアフリカの状況を目にしたことがあったのですが、実際に自分の目で見て感じた時のショックは想像以上のものがありました。地方へいくと、電気や水道水がない場所も、少なくはありません。
私たちが訪れたアフリカの国々は、比較的治安が良いと言われている国を選んで行っているので、これが治安が良くないと言われている西〜中央アフリカ近辺の状況は、もっと厳しい現実があるのでは、とも思います。
同じ地球上で起きているこの現実に、私たちにできること、自問自答の日々が続いています。
外の厳しい暑さを避けるために、家の中にいるのかなぁ。
みんなどこへ行ってるんだろう。
そんなことを思いながら旅を続けているうちに、だんだん気になり出し、調べてみました。世界保健機関(WHO)で調査された最新の国別ランキングを。加盟国194カ国を対象としているものです。
まずは、子供(15歳未満)人口の割合について。
【子供(15歳未満)の人口の割合ランキング】
15歳未満の人口の割合
1位 ニジェール 50%
2位 チャド 48%
3位 ウガンダ 48%
4位 アフガニスタン 47%
4位 アンゴラ 47%
4位 マリ 47%
4位 ソマリア 47%
4位 ザンビア 47%
ほとんどがアフリカにある国ですよね。
人口の半分が15歳未満で占めているなんて、信じられない事実です。
だから町を歩けば、たくさんの幼い子供たちを見かけるんですね。5歳ぐらいから仕事のお手伝いをしている姿は当たり前のような光景でした。男の子は牛やヤギなどの家畜を遊牧させながらお世話、女の子はバケツいっぱいに組んだ水を頭の上に乗せて運んでいたり。こんなに小さい頃から、家計の為に働かなければならないのか・・・と思うと、胸がぎゅっとなりました。この写真の男の子は、7,8歳ぐらいかな。足元は裸足で洋服もボロボロ。それでも牛を操る姿は、大人顔負けの誘導です。
日本では学校に行くことが当たり前の義務教育があって、きちんと教育が守られていて、一般的に社会人として本格的に仕事をするのは早くて18歳ぐらいから。私が5歳の頃、何していたかな…と思い出すと、幼稚園に通わせてもらい、小学校入学前に勉強机やランドセル、勉強道具を買ってもらったりして、当時家計の為にお手伝いする、ということは、到底かけ離れていました。幼い頃の自分と、実際にアフリカで見た状況を重ねると、なんとも言えない感情が込み上げてきました・・・。私1人の力じゃどうこうできるわけではないけど、どうにかならないものなのか。。。ちなみに最下位がなんと日本で13%という衝撃の数値。我が国の少子化は、世界的レベルでもかなり深刻な問題なのです。
今度は逆に高齢者(60歳超)の人口の割合について。
【高齢者(60歳超)の人口の割合ランキング】
60歳超の人口の割合
1位 日本 32%
2位 ドイツ 27%
2位 イタリア 27%
2位 サンマリノ 27%
5位 ブルガリア 26%
5位 フィンランド 26%
5位 ギリシャ 26%
5位 スウェーデン 26%
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175位 ケニア 4%
175位 オマーン 4%
175位 ルワンダ 4%
175位 マリ 4%
175位 トーゴ 4%
175位 ウガンダ 4%
175位 ザンビア 4%
175位 バーレーン 3%
193位 カタール 2%
194位 アラブ首長国連邦 1%
1位が日本なのは、先ほどの15歳未満のランキング結果からもだいたい想像していましたが、注目すべきはお尻のほう。下3カ国は、中東へ出稼ぎに出た外国人たちが、労働期間を終えたら母国へ戻っていくという流れが大きい為、60歳以上の方が少ない結果なのです。それらを除くと、最下位から近い国のほとんどがアフリカの国。なぜ、アフリカでは60歳以上の割合がこんなにも少ないのか、次のランキングを調べてみました。
平均寿命ランキングです。
【平均寿命ランキング 男女】
1位 日本 83.7歳
2位 スイス 83.4歳
3位 シンガポール 83.1歳
4位 オーストラリア 82.8歳
4位 スペイン 82.8歳
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178位 レソト 53.7歳
179位 コートジボワール 53.3歳
180位 チャド 53.1歳
181位 中央アフリカ共和国 52.5歳
182位 アンゴラ 52.4歳
183位 シエラレオネ 50.1歳
という結果でした。日本はさすが長寿大国!!堂々の1位って、本当に素晴らしいことですよね。食べ物、環境が本当に豊かな結果なんだと感じます。お腹空いたらお腹いっぱいに食べれて、清潔なトイレにいつでも行けるし、体調が悪くなったら病院だってすぐ行けますもん。本当に日本人に生まれて幸せだなぁ、とつくづく思います。
そして、私がこの記事の冒頭に書いていた疑問が徐々に解明されてきました。
「幼い子供はよく見かけるけど、お年寄りをあまり見かけないのはどうして?」
平均寿命ランキングの最下位から近い国ほとんどがアフリカ。驚くことに50〜60歳になる前に亡くなられる方が多かったからなのです。理由は様々だと思いますが、その多くがHIV、つまりエイズの発症や、結核などの病気になった方の不十分な医療で、長く生きることができない人々がアフリカにはたくさんいるのです。
旅に出る前、テレビなんかで何となくはアフリカの状況を目にしたことがあったのですが、実際に自分の目で見て感じた時のショックは想像以上のものがありました。地方へいくと、電気や水道水がない場所も、少なくはありません。
私たちが訪れたアフリカの国々は、比較的治安が良いと言われている国を選んで行っているので、これが治安が良くないと言われている西〜中央アフリカ近辺の状況は、もっと厳しい現実があるのでは、とも思います。
同じ地球上で起きているこの現実に、私たちにできること、自問自答の日々が続いています。
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