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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

日本→グアテマラ→キューバ→メキシコ→ペルー→ボリビア→アルゼンチン→チリ→アルゼンチン②→チリ②→アルゼンチン③→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→イギリス→オランダ→ドイツ→ポーランド→チェコ→オーストリア→ハンガリー→ポーランド②→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド③→アイスランド→スペイン→ポルトガル→スペイン②→モロッコ→南アフリカ→ナミビア→ボツワナ→南アフリカ②→マダガスカル→南アフリカ③→ジンバブエ→ボツワナ②→ザンビア→タンザニア→ケニア→アラブ首長国連邦→インド→ネパール→ベトナム→台湾→日本



2017-07-25

「古いモノこそストーリーがあって美しい」

長らく旅をして来た私たちが、1年以上ぶりに日本に戻って来て思うこと。
たまにはリアルタイムの「今思うこと」を綴っていこうかと思います。

旅に出て、色んな気付きや発見があった中で、
帰国して特に感じたことについて。
それは…

日本はモノが多いなぁ。
モノに溢れているなぁ。

ということ。


1年3ヶ月もの間、私たちはそれぞれメインのバックパックと、サブのディパックのふたつで過ごしてきました。

メインのバックパックに入っていたものは、着替えやキャンプ道具、調理器具、洗面道具、それに現地で買ったお土産など。ディパックはPCやカメラなどの貴重品や、それに伴う充電器類や、移動の合間にちょっと食べれるようなオヤツなどを入れていました。

移動の日は、これらを前と後ろに全部背負って歩かなければなりません。Mitsuさんで25kg前後、私で20kg前後の荷物量。(全部背負って歩くのは、2kmの距離が限界でした。)
バックパックやディパックに入る荷物の量じゃないと持ち歩けない為、厳選した荷物で生活しなければなりません。逆を言えば、生きていく上で本当に必要なものは、これらの最低限の荷物でも生きていけるんだということも感じました。

帰国して、日本の清潔さや利便性に富んだ環境は、おそらく世界一なのではないかと思う反面、お金を出せば何でも手に入る状況だからこそモノに溢れ、壊れたら新しいものを買う「使い捨て感覚」が増えてきているのではないのかな、とも思いました。なんでも安く買い揃えることができる便利なドラッグストアの多さに衝撃を受けたのです。ドラッグストアと言っても、大規模な店舗では薬以外に生鮮品だって売ってるんですもん。

ヨーロッパ各地を回っている時に、ヨーロッパのほうでは「古いモノは美しい」とか「古いモノに価値がある」という文化が根付いていることを知りました。例えば家を探す時の物件も建築年数が古ければ古い方が相場が高く、室内をリノベーションして自分の好きなような空間にアレンジするやり方が人気。日本だと真逆で、築年数が新しい物件ほど売り出し価格も高いし、価値観が根本的に異なりますよね。
またヨーロッパの主要都市では彼方此方で毎週末「蚤の市」が開催されているのですが、アンティークのジュエリーや食器、時計、衣類、絵画などあらゆる物が並び、古い物が新鮮に映る若い世代から、昔にタイムスリップしたような懐かしさを感じるご年配まで幅広い年齢層で賑わっていました。


「古いモノ=古臭い」ではなく、「古いモノこそストーリーがあって美しい」


ひとつひとつのモノに対して、修理ができなくなるまで大切に使おう、というような考えになれば、新しいものを買う時の基準も「多少値が張っても、何年も長く使える質の良いモノ」といった考えで選ぶようになります。

そうすることによって、「安いから多少すぐ壊れてもいっかー。」とか「安いからとりあえず買っとこう」というような無駄なモノを買わなくなり、修理を繰り返しても大切に使いたい、と思うようになるのではないでしょうか。そして廃棄物やゴミ自体も減ることで、焼却する際の有害物質も防ぐことができますしね。

私たちは今回、旅で頑張ってくれた相棒たちのメンテナンスをし、いくつか修理に出しました。
バックパックやディパック、寝袋やポンチョは浴槽でじゃぶじゃぶ洗い、
テント、キャンプ用のガスバーナー、カメラ、レンズなどの修理が必要なモノは、それぞれのメーカーさんへ修理を依頼。旅の思い出とともに、この先もずっと大切にしていきたいです。

Yoko.





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