メキシコでの滞在ブログもまだアップできていないのに、1カ国ずつ情報がずれていっている〜。追いつかせようと日々更新中です。
さて、今回はキューバのまとめ。
キューバでは2/2〜2/7までの6日間滞在しました。
旅に出る前から興味があったキューバ。ヴィンテージやアンティークなどの古いものが好きな私たちは、50年代のアメリカから時が止まっているという情報から、どんな国なのか実際に見てみたかった場所の一つでした。行ってみて感じたのは、実際に時が止まっている背景に、社会主義国家という日本では考えられないようなルールがキューバでは当たり前のように存在していました。そこにはレトロなクラシックカーや葉巻を吸う人、建物が「格好いい」とか「渋い」とか一言では表せない背景がありました。かつてアメリカ資本によるバティスタ政権からキューバ人は奴隷のように扱われ、そこでキューバ国民を守るための「社会主義国家」が発足されました。それと引き換えにあらゆるコトが国営化され、国民の自由も限られ経済も極めて厳しい状況となりました。それ故に新しい時代へ進むことができない現実がありました。そして今、キューバとアメリカ両国にとって何の得にもなっていない関係性に疑問を感じたオバマさんによって、国交回復が決まったばかり。ちょうど歴史的転換期を迎えるキューバを訪問でき、今後どのように移り変わっていくのか、更に興味深い国となりました。
キューバってどんな国?
①ハバナ
キューバの首都ハバナは、とても活気がありキューバ人と観光客が混在する町でした。スペインの植民地だったキューバは、当時莫大な金額をつぎ込んだ迫力あるヨーロッパ調の建物が多く存在するキューバ最大都市です。クラシックカーを物珍しく見る観光客を相手に、自家用車で収入を得るタクシーがたくさんいました。
②トリニダー
ファゴッティングで有名なトリニダーでは、女性たちが自ら作った物を販売していました。1枚の生地から1本1本糸を抜いていく気の遠くなるような緻密な作業。手間を惜しまず様々なサイズのものを作っていました。私たちがファゴッティングを見かけたのは、ここトリニダーのみでした。また時間がゆっくり過ぎていくような、穏やかな田舎町。建物を修復する為に使うブロックなどの重たい荷物や、たくさんの食料品を運ぶのに馬車も走っていました。
③バラデロ
バラデロでは贅沢な時間を過ごすことができる、キューバ最大のリゾート地。外国人の為の娯楽エリアという言い方が正しいのかは分かりませんが、どのホテルも満室になる程、多くの観光客でごった返していました。カリブ海に面し、エメラルドグリーンの海が一面に広がっています。
キューバでの移動は?
キューバでの移動は長距離が多かった為、私たちは観光客用の長距離大型バスにて移動しました。とても割高です。
そして、現代的なバイクタクシー「ココタクシー」。ココナッツをイメージしたことから命名されたそうです。これも観光客用です。
地元人が使う移動方法は、路線バス。CUP0.4(約2円)と庶民の足となっていました。バスの中はかなり混雑しています。
そしてトラックを改造して造られたカミオン。地元の人は、短距離を路線バスで移動するのに対して、長距離をこのカミオンで移動します。乗っていないので値段は分かりませんが、シートが木の板などでクッションが無いため、かなり乗り心地が辛いらしい。
キューバの相場って?
キューバ人用、外国人用の通貨が存在し、物価の差を大きく感じました。
キューバ人用CUP支払いで買えるもの
ペットボトルの水 CUP12(約60円)
ピザ CUP5(約25円)
コーラ ペットボトル1本 CUP1(約5円)
生ビール コップ1杯 CUP5(約25円)
ハンバーガー CUP10(約50円)
外国人用CUC支払いで買えるもの
長距離バス CUC25〜(約3.125円〜)
CASA 1泊 CUC15〜(約1.875円〜)
大まかに食べ物はCUP支払いのものが多く存在するのに対して、長距離バスや宿泊代など外国人しか利用しないものに対してはCUC支払いしかありませんでした。
さて、キューバ滞在で使用した費用をまとめました。
1日1人あたり6.585円となりました。グアテマラの費用と比較するとおよそ3倍!
移動費、そしてオールインクルーシブでの贅沢宿泊によって費用がかさんでいます。
どこの国よりも、今注目されているであろうキューバ。
オリンピックで数々のメダルを獲得しているキューバはスポーツ強豪国。笑顔で音楽を演奏している人たちや、活躍しているスポーツチームを見ると、厳しい経済状況の中で生き抜く人々が逞しく感じました。これからキューバという国がどう変わっていくのだろうか、また何年後かに訪れてみたい国です。
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