1ヶ月過ごしたモロッコ。
スペインからフェリーでモロッコに渡り、様々な都市をまわってきました。
いろんな表情を持つモロッコは、予想以上に魅力的な国でした。
幻想的な青い町シャウエンから始まり、職人技に驚かされたフェズ、息を飲む美しさを持つサハラ砂漠に、ダイナミックな景観に圧巻だったトドラ渓谷、魚介類が美味しいエッサウィラ、そして多くの人々で賑わっているマラケシュ。
この7都市は全く景色も異なりますが、共通していたことがありました。
それは、どこも「絨毯」が生活に寄り添っていたということ。
スペインからフェリーでモロッコに渡り、様々な都市をまわってきました。
いろんな表情を持つモロッコは、予想以上に魅力的な国でした。
幻想的な青い町シャウエンから始まり、職人技に驚かされたフェズ、息を飲む美しさを持つサハラ砂漠に、ダイナミックな景観に圧巻だったトドラ渓谷、魚介類が美味しいエッサウィラ、そして多くの人々で賑わっているマラケシュ。
この7都市は全く景色も異なりますが、共通していたことがありました。
それは、どこも「絨毯」が生活に寄り添っていたということ。
これは日本で言う畳みたいな感じなのかもしれません。
家に畳があると落ち着く〜みたいな。
行く先々で沢山の絨毯に触れた私たちは、徐々に絨毯の魅力にどっぷりハマっていくこととなりました。
家に畳があると落ち着く〜みたいな。
そもそも砂漠があるモロッコでは昔から遊牧民が多く、彼らにとっては織物が必須。砂漠の上で絨毯敷いて住居スペースを作ったり、ラクダに敷いたり、衣類としても織物を織るなど生活に密着していたのです。
少しでも多くの場所や物を見たいがゆえに、常日頃できるだけ切り詰めながら旅をしている私たちですが、それでも欲しい!!という欲を抑えきれずにモロッコ絨毯を次々に購入…。
でもいいんです。
この旅の記念品という名目で言い聞かせていますから。
そんな購入した絨毯たちを紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
その1
でもいいんです。
この旅の記念品という名目で言い聞かせていますから。
そんな購入した絨毯たちを紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
その1
フェズの絨毯屋さんで3枚購入したうちの1つ。これはラクダの毛を使ったものでブラウンベースとアンニュイカラーの刺繍糸、そして細かい柄に惹かれて決めました。アトラス地方に住む先住民族ベルベル人による、ベルベル絨毯です。モロッコの絨毯の象徴である「ゼンモール」という種類の仲間でしょうか。大きさは玄関マットぐらい。
その2
その2
同じ絨毯屋さんで購入した「ゼンモール」の絨毯。「ゼンモール」は赤色が多いので、青は珍しいなぁと思って見ていたら、フェズ近郊ではインディゴ染めされたものが特徴なんだとか。お店の方は「フェズでは伝統的な色。フェズブルーだよ。」とおっしゃっていました。素材は縦糸に羊毛、横糸にサボテンの糸を使っています。モロッコではサボテンの糸をよく織物に使うんだそう。火に強く光沢があるので「モロッカンシルク」とも言われています。そんな素材を使ったゼンモールは平織りで毛足がなく、さらっと敷けそう。規則的に刺繍されたこれらの模様は、ベルベル模様と言って1つ1つに意味があり、文字の代わりにいろんな意味を絨毯に込めて織られているんだそうです。ブラウンの絨毯より、ちょっとだけ大きいサイズ。どことなく和っぽくも見えます。
その3
その3
その4
エッサウィラの蚤の市で購入したピンクの絨毯は、アトラス山脈の南部ワルザザードで生産された「アフニフ」と呼ばれる種類のもの。「アフニフ」の素材は羊毛で単色、シンプルな模様、そして平織りで毛足がないのが特徴。モロッコ絨毯の中でも比較的安価な種類ですが、蚤の市ということもあって破格で購入。サイズは大きすぎず、小さすぎず。2人用ソファに置いて撮影しています。
その5
その5
エッサウィラの蚤の市で、ピンクの絨毯と同じお店で購入。絨毯というより、絨毯の切れ端のようなサイズ。種類はゼンモール。ベースの赤がだいぶ色褪せています。繊細な刺繍や模様の配置を見ると、おそらくアンティークの「ゼンモール」と思われます。ホコリかぶって捨てられそうになっていたところを約200円ぐらいで譲っていただきました。額装したいなと思ってます。
その6
その6
シャウエンの露店で買った小さな絨毯。20cm四方ぐらいのサイズです。毛足は長く、素材はおそらく羊毛。これはモロッコ絨毯ではなく、イランやトルコなどの中東付近の絨毯のような気がします。柄に一目惚れして購入。
その7
マラケシュの伝統工芸館の絨毯コーナーで購入した絨毯。写真には3枚写っていますが、予算の兼ね合いで左側の小さいのを2つ買うか、右側の大きいのを1つ買うか、最後の最後まで悩んだ結果、右の大きい方に決めました。
これは「グラウィ」と呼ばれる種類の絨毯で、これも歴としたベルベル絨毯。平織りの「アフニフ」と起毛した「タズナフト」の2つの技法が合わさったグラウィは、なんとリバーシブルで使うことができるんです。寒い日はモコモコの方を表に、暑い夏の季節は裏にしてサラッと敷くことができるというメリットも。素材は羊毛です。様々な種類の幾何学模様に惹かれました。これも全て手作業で作られているので、微妙に配色や配置が異なります。
以上7枚が、今回購入したモノでした。
合計で約10万円ぐらい使ってしまいました。
旅中に、お買い物にこんな大金を使ったの初めて!!
でも日本で購入するよりは、ずいぶん安く購入できたと思っているので、良いお買い物ができたと信じています。
欲を言えば、もっともっと欲しいのいっぱいありました。違う種類のも買いたかったし。でも今回はお買い物しに旅をしてるわけでもないので、次回モロッコに行く楽しみとして取っておきたいと思います。
いやはや、こんなに沢山絨毯を購入したものの、一体どんな家になるのか、未知です。
ちなみに…
ちなみに…
その1〜その3までの絨毯はモロッコ滞在中、空輸便で発送。2週間後、日本に到着した様です。実家の母から受け取ったよ、と連絡がありました。
しかし!
その4〜その7までは、その後訪れる南アフリカから船便で発送したのですが、2ヶ月経った今も日本には未到着です…とっても心配。船便は3ヶ月ほどかかるそうなので、気長に待ってみようと思います。
アフリカからの荷物は紛失しやすいとの噂もあるので、無事到着することを願うばかりです。
【mont-bell アウトドア義援隊ご協力のお願い】
今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。
東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
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完成のいいお二人のブログを楽しみにしています。私も手織物に魅かれます。アフリカでしたら、クバ王国(コンゴ)の布(草ビロード)があります。虫眼鏡で見るほどに精密なものです。アフリカのものとは思えないほど精密なものです。なかなか手に入らないかもしれません。東京とトルコのアンタルヤ、そしてNairobi Musiumのショップで見つけました。私も手織物に目がなくて、アジアをはじめ、色んな少数民族のものを集めてます。本当にうっとりします。
返信削除とても嬉しいコメントありがとうございます。実は私たちもこの旅で初めてクバ布のことを知りました。アメリカの美術館で初めて見て、その後ドイツの蚤の市で見かけ、ずっと気になっていたんです。そして実は現在ザンビアに滞在しているのですが、つい3日前にクバ布を見つけて購入したばかりなんです!もっともっと欲しいと思って探している所でした。今後行く予定がないので、これこら東アフリカ北上のどこかで見つけることができるのか、毎日考えてばかりでした。ナイロビのミュージアムショップにはあったんですね!アフリカの後はインド、ベトナムの少数民族を訪ねに行く予定です。リアルタイムのコメントに驚きが隠せません。陽子
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