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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-03-24

パタゴニアの警察官にお世話になりました

朝9時頃、サンセバスチャンのHosteria "ACA"のご夫婦に別れを告げて私たちが向かったのは、ヒッチハイクポイント。


昨日の夜ルートを調べていると、プエルト・ナタレスに行く手間の町「プンタ・アレーナス」に免税エリアとなっている場所があるらしく、アウトドア用品や電化製品、食材などのあらゆるものが免税で安く手に入れることができるらしいのです!
しかもチリの最南端にある都市らしく、せっかくなら行ってみたい。



と言うことで、私たちはプンタ・アレーナス経由でプエルト・ナタレスを目指すことに。


そうと決まったら、ルートは2種ある行き方から一つに絞られ、私たちはここから西に進んでチリの国境をすぐ抜け、フェリーでマゼラン海峡を渡る行き方で「プンタ・アレーナス」へ向かいます。
サンセバスチャンの分岐点のゲート横にある、アルゼンチン出国のイミグレ。
ここのゲートを通るには、地元の人も外国人も全てアルゼンチンの出国手続きをしなければなりません。


なので自家用車の人も、トラックの人も全員一度車から降りて、出国手続きをしてからゲートを通過することになります。


私たちも出国手続きを済ませ、ゲート脇でヒッチハイク開始です。


開始して30分ぐらいして停まってくれた車には、男性が1人。ちょうどプンタ・アレーナスに向かうと言います。


出国手続きする為に、車から降りた時から、ちらちらこちらを気にしていた様子だった彼。


「良かったら乗っていきな!」


と言ってくれ、私たちは車に乗せてもらいました。


ここからプンタ・アレーナスまで約330km。これから約5時間のロングドライブです。


車に乗せてくれたのは33歳のギエン。
職業を尋ねてみると、返ってきた応えは 

「ポリシア」

「…?!?」


えっ?!ポリシアって警察官じゃないの?!


ウェットパンツを履いたラフ格好のなギエンは、今日はプライベートでプンタ・アレーナスまで行く途中に私たちを拾ってくれたのです。
私たちが車に乗り込んで15分後、次はチリへの入国審査をするゲートが見えてきました。
ここもさっきと同様に通る人全員、ここで手続きをする必要があります。


私たちもギエンと一緒に一旦車から降り、
入国審査の手続きに少し迷っていたら、親切に教えてくれたギエン。


チリへの入国は、果物や肉などの生モノの持ち込みは一切禁止されているようで、見つかった場合は全て没収されるのだそう。


入念に手荷物検査が行われるらしい、と聞いていたので通過するまで時間かかるかな、と思っていましたが、私たちのザックはX線にも通さずササっと中身を見て即終了。


私たち2人だけだったら細かく見られていたのかな。
地元人であるギエンと一緒だったからスムーズだったのかな。
それともここの国境越えが他よりも緩いのかな。


理由は分かりませんが、無事チリへ入国です!


また車に乗り込んで、しばらくドライブの再開です。


真っ平らな草原、そこに住むグアナコと呼ばれるリャマの仲間たちや、羊、牛たちが住んでいます。
車の中から見る動物たちは、まるで大きなサファリパークに来たかのようです。


そして次第に海が近づいてきました。


大西洋と太平洋を繋ぐ海峡、マゼラン海峡です。


道が終わることを意味する「FIN DE CAMINO」の看板が見えてきました。
島と島には橋はなく、車ごとフェリーに乗り込んでの移動となります。
フェリー待ちの車の渋滞が起きていましたが、20分間隔で運行されているとのこと。
 

私たちもフェリーに乗る順番を車の中で待ち、いざ乗船です!
陸に着くまでの約30分間は船のデッキへ自由に出ることができたので、船の中を散策します。
陸地にいても強風のパタゴニアですが、船上は更に強風!!
PUFFYの曲「アジアの純真」「渚にまつわるエトセトラ」の歌詞ともに出ていたマゼラン。 
ここがあのマゼラン海峡かぁ〜。
ヒッチハイクで船に乗れるのも海外ならではなのかもしれません。
デッキの中にはソファもあり、小さな売店もあるので、ここで寛ぐ人もいます。
フェリー代は車1台アルゼンチンペソだと415ペソ(約3.320円)、チリペソだと15000ペソ(約2.250円)。
チリの外貨で払ったほうが随分とお得のようです。
ギエンが運転して、更にフェリー代を払う車に私たちは乗せてもらい、本当に感謝です。


その後、フェリーから降りてしばらく車を走らせ、やっとプンタ・アレーナスの町に到着!


フェリーの待ち時間や、イミグレでの手続きなどを合わせると、今朝出発してから合計6時間。時計は15時を回っていました。


見ず知らずの私たちを乗せてくれて本当にありがとう。


半日ずっと一緒に過ごしたギエンとお別れです。


2日間の野宿続きだった私たちは、今日こそは宿で足を伸ばしたい。一刻も早く今日の宿に着きたかった私たちは、地球の歩き方というガイド本に載っている中でも一番安い宿「HOTEL Monte Carlo」を目指します。


ヒッチハイクで降ろしてもらった場所から宿がある場合まで路線バスで移動。1人330チリペソ(約56円)。


しかし、私たちはチリペソを全く持っていない為、バスに乗ることもできません…


どうしよう。。


ギエンに降ろしてもらった場所は、大きなスーパーのようなホームセンターのようなお店がたくさん並ぶ場所。
もしかしたら、この中にATMもしくは両替所があるかもしれない!と思い、お店の中に入ってみると入り口に両替所がありました!
良かった〜。
私たちは手持ちのUSドルをチリペソに両替し、バス代をゲット!たった56円なのに、現地通貨を持ってないと何もできません。
そして無事に乗車することができた私たち。バスの運転手さんに直接バス代を渡すと、切手のようなバスチケットがもらえます。
何の動物だろう。

10分ぐらいバスに乗った所で、やっとモンテカルロに着いたー!
場所は、アルマス広場から徒歩5分と便利な所にあり、一部屋で朝食付きで27000チリペソ(1人約2.295円)。
そしてチリペソ、ゼロが多くて慣れるまで大変そう…
ウシュアイアのドミトリーほどではありませんが、高い!!本にはもっと安い料金で書いてあったのに、値上がりしていたようです。
 
しかし他を探す気力も無かったので、今晩はここで1泊して、明日もっと安いところを探すことにしよう。
建物自体は広いですが、部屋はとても狭い…
でも、やっぱりベッドはいいな。



Yoko.




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