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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-06-23

現代の日本よりも日本らしさの残る弓場農場

朝6時、角笛を吹く音で起きる私たち。
角笛は、牛の角をそのまま吹いて鳴らす笛のこと。
この大きな角から、『ヴォーー』という低音が弓場農場内に響き渡ります。

ここで生まれた日系3世のゆきちゃんも角笛のお手伝い!
食事などの皆が集まる時は、基本的にこの角笛が集合の合図。これは80年間ずっと変わらないのだそうです。
7時から作業が始まるのですが、Mitsuさんたち男性は、農作業をしに弓場農場内にある畑へ向かいます。
私たちが滞在している時はオクラの収穫や
小豆の収穫、
かぼちゃの収穫などを行ったみたい。
収穫したものをトラクターに積んで、農場内に戻ってきます。

これらをパック詰めして近くのスーパーなどに卸すのです。
他にも畑の草刈りも農作業の大切な仕事。

これは小屋にずらーっと並ぶ鎌。
無農薬の野菜畑は、薬品を使わないので草が生えてくるスピードも早く、この鎌を使って土を耕して草刈をしていきます。


農作業は中腰になる姿勢が多いので、結構腰にくるのだそう。Mitsuさんも農作業をやり始めた2.3日は筋肉痛で辛そうでした。
しかし弓場に住む人たち60〜70代の方々の現役に農作業を熟す姿は本当に逞しく、年齢を感じさせないパワフルな労働力に驚きます!


一方私たち女性は、畑仕事にでている男性たちのために毎日3食、約70名分の食事を作ったり、男性たちが採ってきた野菜を使って販売するための加工品を作ります。
私たちが弓場農場に滞在した時は、ちょうど7月頭にサンパウロで行われるジャパンフェスタと呼ばれる日本祭りに出店する物販品作りのお手伝いをしました。
加工品は瓶詰めやパック詰め、袋詰めにして販売するものがほとんど。


瓶詰めする瓶も、ひとつひとつ手洗いして乾燥させて、消毒液をします。
そして胡麻を洗ったものを乾燥させて
日本でも以前流行った『食べるラー油』こと、胡麻ラー油を作ったり、
これは、ハナウメのしば漬けを作っているところ。
こちらはピンクペッパーを1粒1粒目で良悪の仕分けをし、その後瓶詰め。
これ、よくカルパッチョに入ってありますよね!

他にも、もぎたての柚子で柚子胡椒を作ったり
福神漬けや生姜のガリを瓶詰めにしたりしました。


手作りすると同時に、作り方も勉強になったなぁ。
こうやって作るんだ〜!と思うものばかり。
今まで当たり前のようにスーパー等に並んで買っていたものも、意外と簡単に作れるんだ!というものだらけでした。

そして弓場農場で作っている加工品は、添加物は一切なし。


とれたて野菜で美味しく、そして身体にも優しいものたちなのです。
これらは作り方をマスターして、帰国後チャレンジしてみようと思います。


ちなみに弓場農場での食事は、バイキング方式。
採れたての新鮮なお野菜を使った食事は、本当に美味しくて、ここ弓場に滞在中、食べ過ぎなんじゃないかってぐらい食べまくりました。
朝食には毎日パンもお米もでるんですが、パンも手作りで、とーっても美味しい!
ちょっとトーストしたいなぁって時は、なんと炭火焼き!
一瞬にして焼きあがる為、油断してると焦げてしまうことも。。
マンゴージャムやグァバジャムも美味しい!ミルクティーと一緒に。

もちろんお米も弓場農場産です。


さらに2時になると、おやつが出るんです!
もちろん、おやつも手作り。

シュークリームに、ゼリーに、ぜんざいに…
焼きたてのシュークリームなんて手作りの醍醐味ですよね。最高です。
甘いもの好きとしては、幸せな日々。


そんな自分たちで育てた野菜で食事をいただき、有り難みを感じる日々でもありました。


弓場農場で食事前は必ず黙祷をしてからいただきます。
今日も朝が来て過ごせる事に感謝です。
弓場農場に来たら、心が洗われた気がしました。



Yoko.





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