これまで東京で10年間生活をしていた頃の私たちは、お隣さんともなかなか顔をあわせることのなかった日々。
上京したての一人暮らしの頃は、知り合いもほとんどいない中で、下手したら仕事の休日は家にこもって一言も言葉を発さない日だってありました。
弓場にいると、毎日皆と共に支え合って生きているんだと言うことを感じます。
その中でも自分の趣味に打ち込む時間を大切にし、それぞれが個性を持って生きていることがとても素晴らしく思いました。
私たちは毎日仕事が終わった後、弓場に住むいろんな人の話を聞いたり、一緒に過ごしたりしました。
ある日。
弓場農場の敷地内に大きな池があるのですが、そこで釣りを楽しむツネさん。弓場で生まれ育った釣り好きのツネさんにお供し、夜釣りに連れて行ってもらいました。
最近もっぱら釣りにハマってしまった私たちですが、夜釣りは初めて。
真っ暗な中ヘッドライトを装着し、トラクターに乗って池へ向かいました。
魚がびっくりしないように池には光を当てないよう、暗闇の中で釣りを開始。
この池に住む魚はとっても音や光に敏感らしく、なかなか釣り上げるのに苦戦しました。
1時間ほど経過したにもかかわらず、釣り上げたのはMitsuさんも私も1匹ずつだけ。。
釣れないのでそろそろ家に帰ろうか、と言う時に、ツネさんが前もって池の隅っこに仕掛けていた網を引き上げて帰ることに。
網を引き上げると、そこには大量の魚たちがいました!!!
全然釣竿では釣れなかったので、この池には魚があまり住んでいないんじゃないかって少し疑いつつありましたが、こんなにもたくさんの魚たちが住んでいたなんて。
コジーニャに戻り、
ツネさんに魚の三枚おろしのやり方を教わりながら、刺身にしたり、
カルパッチョにしたり、
すり身状にして油で揚げたものをさつま揚げにしたり、
といろんなやり方を教わりました。
魚さばくのって、本当に難しい!!
そして、また別の日。
今度は弓場のボス、ユウゾウさんにお声がけいただき、その時弓場にいた旅行者4名で近所で行われていたダンスパーティに連れて行ってもらいました。
ブラジルはサンバやボサノバなどの音楽が常に生活に寄り添っている国。音楽の宝庫です。
そしてブラジル人は音楽があれば、どこでも踊り出すほどダンスが大好き!
この日行われていたダンスパーティは、フォホーと呼ばれるブラジル北東部で生まれたダンス音楽パーティ。
ブラジル全土で親しまれ、若者たちは週末になるとフォホーパーティに出かけ、明方まで踊りまくるそうです。
ちょうど弓場旅行者の中にサンパウロ在住のプリスシィラも一緒だったのですが、さすがブラジル人の彼女はダンスが上手!!
プリスシィラはいろんな人から「一緒に踊らない?」と声を掛けられ、大人気でした。
こんなに可愛らしい小さな頃から、家族でダンスパーティの場を楽しんでいるのもブラジルならでは。
ブラジルの空気を感じた瞬間でした。
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