今日はアメリカ横断ドライブ19日目!!
いよいよ残り2日となってしまいました。
明日の午前中にはレンタカーを返却しなければならないので、実際は丸1日しかありません。
マイアミから出発して、本当にあっという間だったなぁ。
1日1日が濃すぎて、思い返すにも整理が必要です。
残りの時間を精一杯、楽しむことにします!
今日はベンドの町から、40分間ほど北上してレドモンドという町へ。
レドモンドは、なんとアンティークのお店がいくつも軒を連ねているというアンティークの町なのです!
あっという間にレドモンドに到着。
レンガで造られた建物が、いかにもアメリカという感じで素敵な雰囲気!
かつてこの辺りは工業地帯の倉庫街だったらしく、それらを活用した建物や、新しいお洒落なカフェやお店が建っていて町自体がとても綺麗な印象を受けました。
町を歩くと、あっちにもこっちにもアンティークショップが!
ベンドからそう離れていないのに、小さな小さな田舎町。
こんなところに、こんなにも面白いお店が集まっているとは!!
家具が得意なお店から、食器が得意なお店、そして雑貨や衣料が得意なお店など、それぞれが個性的なお店ばかり。
見ていると、あの家具置いて〜このランプ着けて〜とか妄想が膨らみます。
今のデザインにはない、昔ながらの素朴なもの。そして前の持ち主が大切に使ってきたものたち。
使わなくなったら使い捨てではなく、使わなくなったら寄付をする。そして、それらは次の新しい持ち主が引き継いて、また生命を吹き込むのです。
安くて質が良いものが新品で手に入る世の中。特に日本だとあまり馴染みがないアンティークやヴィンテージですが、海外では、若い世代から御年配の方までアンティークショップを利用する人が多いのです。
“誰が使っているのか分からないから気持ち悪い”とか“汚い”とか、アンティークや古着が苦手な人も多いとは思いますが、Mitsuさんも私もそれを踏まえた上でなぜか古い物に惹かれるのです。
今の最新の技術で造られた物以上に、昔ながらの不恰好で不合理な物に愛着さえ湧いてきます。
織物なんかもそう。
機械で織られた大量生産のものとは格別に異なる、昔ながらの手織りの味わいの方が断然よかったりします。
昔の人がどんな思いでこれらを造ってきたのか、考えるだけでワクワクしませんか。
オレゴン州ってこんなにアンティークが眠っている街だなんて、知りませんでした。
何軒ものアンティークショップめぐりをした後は、更に北上を続けます。
明日の午前中には、ポートランド空港でレンタカーの返却をしなければならない私たちは、なるべくポートランド付近まで行くことにしました。
今日は最後にキャンプをしよう!ということで、北上していく途中にある、マウントフードという山の周辺でキャンプ場を探しました。
予約していたわけでもなかったので、行き当たりばったりで飛び込みで、値段や条件を聞いて回ることに。
簡単にキャンプ場は見つかるものの、このマウントフード周辺は、どこも電源、シャワーが無いところばかり。
大自然の中なので仕方が無いことなのかもしれませんが、きっともっと探したら電源やシャワーがちゃんとあるキャンプ場が見つかるかも、と思い探し続けました。
ところが山を抜け、気付いたらたくさんあったキャンプ場もなくなり、終いにはポートランドの町まで到着してしまいました。
がーーん…。
今日も車中泊か。。。
さすがにアメリカで野宿は怖くてできない。
ゆっくり足を伸ばして横になりたかった私たちは、最後の手段でもあるモーテルを探すことにしました。
モーテルは他の国で言う安宿。
食事などは付いていない代わりにホテルよりは安く泊まることができるので、アメリカを旅する長期旅行者にとっては、モーテルに泊まることが多いのではないでしょうか。
とりあえず地図で検索し、モーテルへ値段を聞きに行ってみました。
「一部屋、140ドルです。」
嘘でしょ…。
キューバのバラデロで泊まった、食べ飲み放題、アクティビティ遊び放題のオールインクルーシブのホテルより高いし!!
1日あたり宿泊費予算1人1500円が限度の私たちにとっては、即却下です。
この日は週末ということも重なって、プラス料金が加算されていたとは言え、モーテルってこんなに高いとは…。
どうやらポートランドのモーテル自体が、他のエリアよりも少し高いんですって。
一度は泊まってみたかったアメリカのモーテル。
夢、叶わず…。
ドライブ最終夜にも関わらず、2日連続車中泊するはめに。
そしてそういう時に、不運は重なり…
ここは車中泊しても大丈夫だろう!と思って停めていた大型スーパーの駐車場に寝ていた私たち。
「トントントントン…」
窓をノックする音が。
うぁー!け、け、警察さんだ〜…。
慌ててMitsuさんを起こし、窓を開けました。
パトロールしていた警察さんに不審車両と思われたようで、ここで寝ちゃダメですの注意勧告を受けたのです。
私たちは一体どこで寝ればいいんですかー…
正直に警察さんに事情を説明する私たち。
「どこか寝ても大丈夫な駐車場ありますか?」と。
そしたら親切な警察さん!
「ここの路肩なら車中泊している人がいるから大丈夫だよ」と近くの路駐OKな道を教えてくれたのです。
優しい〜。
教えてもらった通りに、その場所へ行くと住宅街の普通の道端。
確かにキャンピングカーや車中泊らしき車がずらり。
私たちもかろうじて空いていたスペースに駐車し、そこで夜を明かしました。
最後の最後で警察さんにお世話になるなんて。。
19日目の走行距離は、251kmでした。
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