アメリカでは6月20日〜7月23日の35日間滞在しました。
日本の国土面積25倍もの面積を持つアメリカ合衆国。もとはイギリスやフランスの入植地として始まり、1776年にアメリカとして独立しました。実はアメリカという国が誕生して、まだ僅か240年しか経っていません。歴史が浅い国なのに、今や世界最大の経済大国とまで発展した背景にはどんな出来事が起きていたのでしょうか。私たちは、滞在の前半はレンタカーを借りて、アメリカ大陸を東から西へとドライブ横断。マイアミをスタートし、ポートランドをゴールとして目指しました。その走行距離は、なんと9.719km。日々平均500kmペースで移動しながら次の目的地へ進み、様々な都市や国立公園巡りをしてきました。ポーランドからニューヨークへは飛行機で移動し、残り11日間はニューヨークで過ごしました。
そんなアメリカの滞在をまとめてみました。
アメリカってどんな国?
①マイアミ
世界的にも有名なマイアミは、アメリカ国内外から多くの観光客で賑わう大都市。高級住宅街が栄え、ここに集まる目的の多くはマイアミビーチでしょう。熱帯気候のため、リゾート地として人気の場所なのです。キューバからも近いため、町中にはリトルハバナと呼ばれるキューバ人街があります。そんな華やかなマイアミが誕生したのは僅か100年前。マングローブの原生林から開発されたばかりのリゾート地だったのです。
②ニューオーリンズ
ジャズ発祥の地でもあるニューオーリンズを町歩きをしていると、路上アーティストやレストラン、バーなど、あちらこちらからジャズ音楽が聞こえてきます。かつてはフランス、スペインの植民地であったこの場所は、今でもヨーロッパを連想させるコロニアルな建物が建ち並んでいます。メキシコ湾に面し、またアメリカ大陸を大きく流れるミシシッピ川の河口にあるため、農作物の輸出港として発展しました。その働き手として、多くの黒人がアフリカから奴隷として連れてこられたのがきっかけで、現在も人口のおよそ7割が黒人で構成されているんだそう。その黒人たちの間でパーカッションダンスが盛んになり、ジャズが生まれていきました。
③ヒューストン
テキサス州のヒューストンは、ニューヨークに次いで2番目に企業の本社数が多い経済都市。また州内にはアメリカ最大の貿易港がある為、世界各国からビジネスマンが集まる場所でもある。そんなヒューストンにはNASAのジョンソン宇宙センターがある他、10以上の美術館や博物館があるので、多くの観光客にも人気の都市です。
④ニューメキシコ州〜アリゾナ州
このあたり一帯は、美しい景観が多く眠っている場所で、その壮大な絶景を見る為に、世界中から多くの観光客が集まってくる場所。しかしその背景には、今でも多くの先住民(インディアン)がここで暮らしている為、多くのインディアン居留地があります。居留地には先住民によって成り立っている為、アメリカの法律とは別に特有の法律が存在し、アメリカだけどアメリカではないような、特別な場所なのです。またメキシコと隣接している為、英語の他スペイン後が飛び交っています。
*ホワイトサンズ国定公園
*モニュメントバレー
*ホースシューバンド
*アンテロープキャニオン
*グランドキャニオン国立公園
*セドナ
*サンタフェ
*チマヨ
⑤カルフォルニア州
西海岸に大きく面しているカルフォルニア州は、1年を通して気温差があまりなくとても過ごしやすい場所。いつも暖かいイメージのカルフォルニアには、スペイン語で”天使の町”の意味を持つロサンゼルスや、美しい街並みのサンフランシスコなど、観光客にも人気都市が集まる州です。日系スーパーやレストランも多く、このあたりに住む日本人も多くいます。
*ジョシュアツリー国立公園
*サルベーションマウンテン
*ロサンゼルス
*ヨセミテ国立公園
*サンフランシスコ
*スタンフォード大学
*シスキュー湖
⑥オレゴン州
アメリカ北部に位置するオレゴン州は、砂漠地帯の南部とは反対に、青々と生い茂る木々や湖が豊富な、木と水に囲まれた州。北上をしていく度に気温も下がり、7月のアメリカにも関わらず、標高が高い山には雪が積もっていました。またアンティークショップが多く集まり、好きな人にはたまらない町ばかり。ほどよく都会、だけど自然に囲まれた街並みは、私たちが訪れたアメリカの中でも最も住みやすそうな町だなぁという印象でした。
*ベンド
*ポートランド
⑦ニューヨーク
アメリカ、いや世界の中心となっている都市ニューヨークは、様々な国籍の人種や文化が共存している場所ではないでしょうか。世界の経済を支えるニューヨークは活気に満ち溢れ、華やかで見所が多く、観光スポットも充実。また超有名な著名人の作品を多く貯蔵しているニューヨークの美術館巡りは、とても面白かったです。町歩きをしているだけでも刺激的なニューヨーク、また数年後も訪れたい場所です。
アメリカでの移動は?
アメリカ横断ドライブでは、始終レンタカーで動きました。
ニューヨーク内は、メトロカードを購入し、地下鉄やバスで移動。広範囲において観光スポットが散らばっているので、地下鉄に乗らない日はないぐらいでした。1週間以上滞在の方は、1週間乗り放題のメトロカードを購入すると、お得に乗ることができます。
アメリカでの宿泊は?
物価の高いアメリカでは他国と比べると、安宿と言われているモーテルであっても、私たちにとっては予算オーバーのところが多く、1度も泊まりませんでした。私たちはテントを持参しているので、キャンプ場もしくは車中泊をしながら節約。アメリカには多くのキャンプ場があるので、簡単に見つけることができます。またフリーウェイの途中にはレストエリアがあるので、そこで車中泊をしました。
サンノゼやポートランド、ニューヨークでは友人宅に泊めさせてもらいました。
アメリカでの食事は?
これまたどこも外食は高く、レストランでの食事はなかなか難しい状況でした。ドライブ中はキャンプ場に宿泊していたこともあって、スーパーで食材を調達して自炊。ガスストーブや電気クッカーが大活躍しました。
アメリカの相場って?
氷2L 2ドル(約210円)
ビール500ml 0.8〜1.5ドル(約84~158円)
水500ml 1.2ドル (約126円)
ピーナッツバター 2.2ドル(約231円)
フランスパン 1.5ドル(約158円)
チョコレート 2ドル(約210円)
ニューヨークでのホットドッグ 7ドル(約735円)
ニューヨークでのコーヒー1杯 3.5ドル(約368円)
ニューヨークでのアイスクリーム5ドル(約525円)
田舎のキャンプ場1泊 1サイト20~30ドル(約2.100〜3.150円)
田舎のモーテル1泊 1部屋40~100ドル(約4.200〜10.500円)
ニューヨーク外れでのルームシェアでの一人当たり家賃 700ドル〜1500ドル(約73.500〜157.500円)
氷2L 2ドル(約210円)
ビール500ml 0.8〜1.5ドル(約84~158円)
水500ml 1.2ドル (約126円)
ピーナッツバター 2.2ドル(約231円)
フランスパン 1.5ドル(約158円)
チョコレート 2ドル(約210円)
ニューヨークでのホットドッグ 7ドル(約735円)
ニューヨークでのコーヒー1杯 3.5ドル(約368円)
ニューヨークでのアイスクリーム5ドル(約525円)
田舎のキャンプ場1泊 1サイト20~30ドル(約2.100〜3.150円)
田舎のモーテル1泊 1部屋40~100ドル(約4.200〜10.500円)
ニューヨーク外れでのルームシェアでの一人当たり家賃 700ドル〜1500ドル(約73.500〜157.500円)
物と場所にもよりますが日本と同じぐらいか、それ以上の相場です。ウォールマートなど、全米にある大型スーパーなどの物価は安かったので、いかにスーパーで食材を安く調達しながら自炊をするかが鍵でした。日本でも同じですが、都会に行けば行くほど物価は高騰するので、ニューヨークではとても高く感じました。アメリカは移動距離も大きいので、何をするにもお金がかかります。バックパッカーの私たちにとっては、なかなかしんどかったですが、今までに見たことのないような絶景や、古き良き時代のアメリカを見ることができ、お金には代えがたいそれ以上の価値がありました。好きなことには惜しまず支払い、節約する所は節約を心がけて過ごしました。
さて、アメリカに使った費用をまとめてみました。
アメリカ横断ドライブの費用も込みの、アメリカ総費用です。
アメリカ横断ドライブの費用も込みの、アメリカ総費用です。
アメリカ横断ドライブのみの費用は、こちらの記事「アメリカ横断ドライブ最終日!ドライブにかかった費用公開」をご覧ください。
レンタカー代の出費から1日1人5.577円という金額に膨らんでしまいましたが、ドライブ中にかかった費用を省くと1日1人3,284円です。私たちは有難いことに友人宅に滞在させてもらっていた分、宿代がかからなかったものの、それでも他国と比較しても高かったです。手荷物費というのは、ポートランド〜ニューヨーク間とニューヨーク〜ロンドン間の航空チケットとは別途かかった手荷物料金です。
レンタカー代の出費から1日1人5.577円という金額に膨らんでしまいましたが、ドライブ中にかかった費用を省くと1日1人3,284円です。私たちは有難いことに友人宅に滞在させてもらっていた分、宿代がかからなかったものの、それでも他国と比較しても高かったです。手荷物費というのは、ポートランド〜ニューヨーク間とニューヨーク〜ロンドン間の航空チケットとは別途かかった手荷物料金です。
1ヶ月では到底まわることができない広さを持つアメリカは、私たちが訪れた都市もほんの一部。行く州によって、人種も変われば、生活環境も変わり、文化も変わってきます。同じ国なのに、いろんな国をまわっているような気分でした。またたった240年しか経っていない浅い歴史の中で、ものすごいスピードで進化していく部分と、全く変わらず継承され続けている部分の両方を持つアメリカは、それぞれの大切なものを大事にしていく姿勢が強いからこそ、世界一の経済大国へと成長し続けているのだと感じました。「made in USA」に価値がつく世の中。いつまでもそんな憧れの国であって欲しいと願います。
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