毎週、この日はティネリールの郊外で蚤の市マーケットが開催されるとのこと。
これまでアメリカやヨーロッパでも蚤の市巡りしてきましたが、モロッコのマーケットは一体どんな感じなのでしょうか。
ミチヨさん曰く、モロッコの民族衣装ジュラバの新品が、格安の5ディルハム(約60円)で放出される時もある!とのこと。
掘り出し物がある早朝がおすすめ、とミチヨさん。それを聞いた私たちは、気合を入れて朝8時にゲストハウスを出発しました。
ここ最近お馴染みのコニーとリサちゃんと一緒です。
ゲストハウスアーモンドから、相乗りタクシー(7ディルハム 約84円)に乗って20分。ティネリールの相乗りタクシーターミナルに到着。
そこから、再度タクシーに乗り継いでも行くのが楽な行き方のようですが、私たちは散策がてら30分ほど歩いて蚤の市の会場へ向かいました。
今日もいい天気だこと。
アーモンドのミチヨさんに書いていただいた会場の地図を片手に歩いていると、
会場が近づくにつれ、徐々に人が増えているのが分かりました。
既にお目当品を手に入れた人々の姿も、ちらほら。
モロッコではロバは大切な運搬方法。こんなにロバ見たの初めてってぐらい、モロッコの至る所にいます。
こちらは、ロバじゃなくて、馬タクシー。
ロバって見た目ヌイグルミみたいで可愛いし、馬や牛よりも小さい体なのに力は物凄いらしく、大人7人で引っ張っても動かなかったほど。
見た目とのギャップがあるんですね。
その他にも、日本ではあまり見かけないタイプの運搬用自転車に乗る方も。
みんなお買い物しに来るの早いなー。
さてさて、会場の中へ行って見ましょう。
蚤の市というか、あらゆるジャンルのものを売っている市場という感じ。
野菜や果物
穀物
衣類、日用雑貨
あとは鶏やロバ、豚などの家畜まで蚤の市に出店!!
観光客は私たちぐらいしかいなくて、恐らくここに来ている方ほとんどが、ティネリール近郊に住む方々なのだと思われます。
生活して行く上で必要な物を揃えたり、はたまた出店する側はそれで収入を得たり、と大切な場所なのです。
週に1度のマーケットなので、皆さん食材なんかを大量にまとめ買い。
COSTCOの業務用サイズ並みに。
スーパーや商店で買うより、新鮮で安いんだそうです。
思ったよりも会場が広く、朝食がまだだったので私たちは、先に腹ごしらえしてからマーケット巡りをしようということに。
会場内には屋台コーナーもずらっとなんでおりました。
メニューなんてないので、食べてる人の物を見ながら、ほどよく賑わっているお店に入ってみました。
私たちが食べたのは、モロッコ定番ハリラスープ。
豆がたっぷり入ったトマト煮込みのスープです。美味しい。
パン付きで10ディルハム(約120円)。結構お腹いっぱい。
さて、お腹を満たした後は蚤の市内を物色です。
通りがかりにあったアクセサリーを出店しているおじさんのブース。
トゥワレグ族のアンティークアクセサリーは、日本でもひそかにマニアックなファンが多く、ゴロッとしたビーズのネックレスや、真鍮バングルがとても素敵。
ベルベル人の支族でもあり、砂漠地帯に住むトゥワレグ族と呼ばれる民族、特に女性が正装するときに身に付けるアクセサリーたちなのですが、このブログを書きながら、買っておけばよかったと後悔。あんまり他のエリアで見かけなかったんですよね。
これも何気に可愛かったやつ。
大きなバスケットのような入れ物。
よく見ると、タイヤでできてるんですよ。いろんな形があり、ユニークなリサイクル方法だなぁと感心。
タイヤのボコボコとした溝が、いい感じに模様になっていて可愛かったです。
流石に持って帰れませんが。
今度は5ディルハムのジュラバの放出品探し。
地元のおじさんたちも、お気に入りのジュラバ探している様子。
その中でコニーもお気に入りの1枚を購入。
5ディルハムとはいかなったけど、それでも約500円ぐらいだって。あずき色をした織物素材の程よい厚さのジュラバ。
すでにリサちゃんはフェズでジュラバをゲットしていて、それがまた似合うのなんの。
彼女が買ったブルーと白の色で織られたその布は、シャンブレーのようなデニムのような綾っぽさが素敵な生地。女の子が着るとロングワンピースみたいに着れるから、日本でも着れそうな感じ。写真に残せなかったのが残念ですが、首回りや袖周りの装飾がカフタンっぽくて本当に可愛かったです。
早速ジュラバを着てモロッコを歩く2人の後ろ姿は、地元の人にすっかり溶け込んでました。
通りすがりの人たちからも「ジュラバ着てるのかー!」と嬉しそうに話しかけるモロッコ人。
たしかに日本の伝統に興味を持ってくれている外国人がいたら、嬉しいですもんね。
ジュラバの後は、絨毯を探しているりさちゃんも無事にゲット!
これ可愛かったー。グラウィの呼ばれるこの絨毯も砂漠地帯ベルベル地方特有の織り方、柄のもので、リバーシブルで使えるんです。
さすが蚤の市というだけあって、絨毯屋さんの価格の半額以下という破格!
(私たちは後日、別の場所でこの手法の絨毯が忘れられず、倍以上の値段で買ったのです。大きめサイズということもあるのかもですが。)
そんなこんなで、コニーもリサちゃんもお気に入りの1品ずつを購入したわけですが、一方の私たちはと言うと、収穫ゼロのまま会場を後にしました。
完全に絨毯で大金を叩いた私たちは、ビビってたんですよね。のくせに後日、数枚もの絨毯買い足してるのですが…。
モロッコでは欲しいものが次々に魅力的な物に出会うので、
せっかく出会ったんなら買ったほうがいいのか、
否、予算的にばんばん買えないし、もしかしたらもっと気にいるものが出てくるかもしれないから我慢したほうがいいのか、
の選択が判断マヒして来るんですよね。
モロッコトリックに勝手に陥ってしまったようです。
帰り道ティネリールの中心部に戻り、町中を歩いてみました。
ティズギ村に比べて、お店も多いし栄えてる!
移動式の靴屋さんは、斬新なディスプレイだな…
オリーブが盛んなモロッコでは、色んなオリーブ漬けが売られています。
私たちはオリーブを購入!
5ディルハム(約60円)で、2人分のおつまみには充分なぐらい、たくさん!
そして、スパイス屋さんでクミンとジンジャーパウダーも購入。
3ディルハム(約36円)も出せば200gぐらい買える!ほんと安いです。
甘いもの食べ歩きました。
手作りヨーグルト、3ディルハム(約36円)
ケーキ2つ、23ディルハム(約276円)
美味しかったー。
ティネリールの町歩きも面白かったです。
その前に商品も劣化しかけてるのが問題ですけどねw
Yoko.
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