こんにちは。
すれ違うタクシーブルースは、相変わらず荷物がてんこ盛り。凄いな…
舗装されていない、でこぼこのオフロードだから、荷物が落ちてこないかが心配ww
日本の田舎にやってきたかのような田園風景が続いたり、
乾いた砂漠地帯のような荒々しい風景など、車窓から見える景色もわくわくします。
これから出逢う景色に、期待が膨らみます。
サボテンみたいな大きな植物が生えていて、日本の田舎風景とはかけ離れた異空間が広がってきましたよ。
バオバブの群生地に入ってきたようです。
車の中で、わーきゃー興奮している私たちを見かねて、ドライバーのダフチは、とあるバオバブの前で車を停車しました。どうやら、私たちに見せたいバオバブがあるようです。
一見パッチワーク柄のようなバオバブ!
これはバオバブの中から写真を撮ったもの。
再度車に乗り込み、道無き道を進みます。
出ました、奇形バオバブ。地元の人からは、「ベブーカ」と呼ばれているバオバブです。
お腹がポッコリ出ていることから、「妊婦のバオバブ」という意味なんですって!
もはや怪獣のような物体。これが一つの木だなんて、考えただけで神秘的すぎますよ。
妊婦のバオバブから、車で5分ぐらいのところにある場所に小さな集落「アンドンビリー村」が見えてきました。
そこにはマダガスカルでは見慣れた形式のお家が幾つも建ち並んでいる様子。
この村に立ち寄り、到着した途端、奥から子供たちが集まってきました。
と言うより、日本人が珍しいようで、私たちに興味津々。あっという間に人だかりに!
着ている洋服は破れていたり、汚れていたりのボロボロ。それなのに彼女たちの屈託の無い笑顔と純粋な瞳は、とっても輝いていました。
カメラで撮って撮って!と言っては、自分たちの映った写真をチェックする子供たち。ここでは言葉が全く通じないので、完全にジェスチャーでのやりとりなのですが、この笑顔が堪らなく可愛かった!!
実はこのアンドンビリー村の中に、マダガスカルで一番大きなバオバブの木「ツイタカクイケ」があり、ツイタカクイケに行くには、この村の村長さんに許可を得ないと行くことができません。
なんでも、ツイタカクイケはご先祖様の霊が宿っていると言われ、聖なる木として崇められています。なので訪問の際、ツイタカクイケにお酒やタバコなどの貢物、もしくは一人10.000アリアリ(約370円)の入園料を支払う必要があるのです。私たちは、貢物を持って来ていなかったので、二人で20.000アリアリ(約740円)支払い、案内してもらうことに。
こちらがそのマダガスカルで一番大きいバオバブ「ツイタカクイケ」!!
どうですかー!この大きさ伝わりますでしょうか。一周27mもあり、樹齢1000年以上という大樹です。
何世代もの時が変わっても、この地でずっと見守り続けてきたツイタカクイケ。
ここにいる子供たちが、おばあちゃんやおじいちゃんになっても、ずっと語り継がれていく大切な場所なんだろうなぁ。
ツイタカクイケの幹には、お供えとしてタバコやお金が挟まっていました。
アンドンビリー村の人々も、私たちと一緒にツイタカクイケまで付いてきてくれました。(というか、日本人が珍しいから。)
「なんで、顔や体の色は違うのに、手の裏だけは色が一緒なの〜?」のやり取りの図。そうだよね、私にも分かりません…
大きなツタカクイケも感動したけど、彼女たちの最高の笑顔もとっても印象的でした。
そして村人たちは、私たちに昔から伝わる吹き矢の儀式も見せてくれたのです。わざわざ見せてくれて嬉しかったなぁ。
さっきまであんなに笑顔だったのに、いざ写真撮影!となると、無表情になるのはなぜ?笑
30分ほどツイタカクイケで過ごしていたのですが、ここでもカメレオンを発見。
ノソノソと歩く姿が何とも愛らしく、魅入ってしまいます。爬虫類苦手な私たちですが、カメレオンは別格!
ツイタカクイケを後にし、来た道を戻って宿泊しているモロンべへと戻ります。
バオバブって、太っちょもいれば細長いスリムなのもいるし、いろんな形があるんですね〜。
行きは綺麗だった車もオフロードを進んで来たので、あっという間に泥まみれ。
4WDでないと行けないという理由が分かりました。ヌカルミ半端ないです。
帰り道に川付近で停車し、洗車することに。
車を持っている人自体が珍しいのか、洗車しているだけで野次馬がどんどん集まってきました。みんな素足でたくましい!
すっかり泥んこは洗い流され、車は綺麗に。
帰路につく途中、通りがかりにヒッチハイクしている人が何人かいたので、後ろの荷台に乗せて一緒にモロンべへ向かいました。
ヒッチハイクしていた彼らは、二人ともそっくりな格好をしていますが、肩にチェック柄の布をかけるのは、伝統的な装いなんですって。何ともおしゃれなマダガスカル人。
左側に座っている黄色いTシャツを着た女性もヒッチハイクしていて、一緒に車に乗って帰りました。ヒッチハイクも、地元民にとっては大切な足なんだな。
今回、私たちは運良く、マダガスカルやバオバブのことを知ってもらいたい、伝えていきたい、としているドライバーのダフチやドゥリアンと出逢うことができて、本当にラッキーでした。しかしマダガスカル語、もしくはフランス語しか話せないドライバー達とのやり取りは、両言語が解らない私たちにとって、グーグル翻訳が唯一のコミュニケーションの頼みの綱。それでもこれだけ私たちを色んな場所へ案内してくれて、本当に感謝でいっぱいです。
Yoko.
4月13日の帰国から、もうすぐ2ヶ月。
帰国後はMitsuさんの実家のある福島や、私たちが長らく拠点としていた東京に1ヶ月滞在、そして移住を決断した熊本に来て1ヶ月が経とうとしています。
この2ヶ月間は、気付けば毎日目まぐるしく動いていました。
有難くも私たちに興味を持って下さった様々な方面の方からイベント企画や写真展のお声がけをいただき、先月は東京(世田谷)で旅先で出逢った民族衣装や工芸などをご紹介するイベントを開催させていただいたり、10月には東京(渋谷)と熊本(南阿蘇)での写真展も決まりました!!写真展に関しては、また日にちが近づいてきましたらお知らせしますね。
直近の近況はと言いますと、ようやく昨日、晴れて新居で新たな生活をスタートしました。定住を決めたのは、一番近いコンビニやスーパーは車で10分ほどかかる、いわゆる熊本の中でも田舎町。目の前は田園風景が広がり、今時期は梅雨の訪れを知らせてくれるカエルの合唱が響き渡り、時には風に乗ってやってくる養豚場の匂いが漂ってきます。あたりは街灯がほとんどないため、日が落ちてから歩いている人は居ないに等しいです。旅に出発する前まで、眠らない街、東京に10年ほど住んでいた私たちからすると、ガラッと変わった生活環境なわけです。旅に出る前までは、仕事も充実していました。それでも互いに退職を決意し、これからの自分にチャレンジしてみたかったのです。
「いつかは必ず人生が終わる時が来るのだから、悔いのないように生きよう。」
旅に行っている時も常に頭の中をよぎっていました。今もこの気持ちが大きいです。少しずつですが、一歩一歩前進中。良いご報告ができるよう頑張ります。そして引っ越しも一段落したところで、しばらくお休みしていた旅ブログを再開したいと思います!
「いつかは必ず人生が終わる時が来るのだから、悔いのないように生きよう。」
旅に行っている時も常に頭の中をよぎっていました。今もこの気持ちが大きいです。少しずつですが、一歩一歩前進中。良いご報告ができるよう頑張ります。そして引っ越しも一段落したところで、しばらくお休みしていた旅ブログを再開したいと思います!
えっと、前回の続きはと言いますと…
マダガスカルですね。バオバブを見に行くために、車で連れて行ってくれる人を探してやっと見つかった!ってお話ですね。
モロンベで出逢った「ドゥリアン」そしてドライバーの「ダフチ」ダフチの友人の二人、Mitsuさんと私の6人で、モロンベ周辺の様々なバオバブへ行くことに。
必死に4WDの車を持っている人を探しまくった甲斐があって、本当によかった・・・
出逢ったその日の午後から連れていってもらいました。
マダガスカルでは、個人的に車を所有している人はとても少なく 、言うなればマダガスカルでも高所得の方。それでも車のフロントガラスが割れているのは日常茶飯事。すれ違うタクシーブルースは、相変わらず荷物がてんこ盛り。凄いな…
舗装されていない、でこぼこのオフロードだから、荷物が落ちてこないかが心配ww
日本の田舎にやってきたかのような田園風景が続いたり、
乾いた砂漠地帯のような荒々しい風景など、車窓から見える景色もわくわくします。
これから出逢う景色に、期待が膨らみます。
サボテンみたいな大きな植物が生えていて、日本の田舎風景とはかけ離れた異空間が広がってきましたよ。
そして車を走らせること1時間ほど経った頃でしょうか。
徐々にバオバブの姿が現れてきました〜〜!!!
うわぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!何じゃこりぁ。バオバブの群生地に入ってきたようです。
一見パッチワーク柄のようなバオバブ!
枝分かれしている部分もご立派〜。
近づいてみると、中が空洞になっていて中へ入ることができました。これはバオバブの中から写真を撮ったもの。
今度は外から撮ったもの。
窓みたいになっていて、まさにバオバブのお家みたい!!
パッチワークみたいになっているのは、木の幹を削って工芸品なんかにしているんだそうです。
ドゥリアンも楽しそう♪
再度車に乗り込み、道無き道を進みます。
出ました、奇形バオバブ。地元の人からは、「ベブーカ」と呼ばれているバオバブです。
お腹がポッコリ出ていることから、「妊婦のバオバブ」という意味なんですって!
もはや怪獣のような物体。これが一つの木だなんて、考えただけで神秘的すぎますよ。
妊婦のバオバブから、車で5分ぐらいのところにある場所に小さな集落「アンドンビリー村」が見えてきました。
この村に立ち寄り、到着した途端、奥から子供たちが集まってきました。
と言うより、日本人が珍しいようで、私たちに興味津々。あっという間に人だかりに!
着ている洋服は破れていたり、汚れていたりのボロボロ。それなのに彼女たちの屈託の無い笑顔と純粋な瞳は、とっても輝いていました。
カメラで撮って撮って!と言っては、自分たちの映った写真をチェックする子供たち。ここでは言葉が全く通じないので、完全にジェスチャーでのやりとりなのですが、この笑顔が堪らなく可愛かった!!
実はこのアンドンビリー村の中に、マダガスカルで一番大きなバオバブの木「ツイタカクイケ」があり、ツイタカクイケに行くには、この村の村長さんに許可を得ないと行くことができません。
なんでも、ツイタカクイケはご先祖様の霊が宿っていると言われ、聖なる木として崇められています。なので訪問の際、ツイタカクイケにお酒やタバコなどの貢物、もしくは一人10.000アリアリ(約370円)の入園料を支払う必要があるのです。私たちは、貢物を持って来ていなかったので、二人で20.000アリアリ(約740円)支払い、案内してもらうことに。
こちらがそのマダガスカルで一番大きいバオバブ「ツイタカクイケ」!!
どうですかー!この大きさ伝わりますでしょうか。一周27mもあり、樹齢1000年以上という大樹です。
何世代もの時が変わっても、この地でずっと見守り続けてきたツイタカクイケ。
ここにいる子供たちが、おばあちゃんやおじいちゃんになっても、ずっと語り継がれていく大切な場所なんだろうなぁ。
ツイタカクイケの幹には、お供えとしてタバコやお金が挟まっていました。
アンドンビリー村の人々も、私たちと一緒にツイタカクイケまで付いてきてくれました。(というか、日本人が珍しいから。)
大きなツタカクイケも感動したけど、彼女たちの最高の笑顔もとっても印象的でした。
そして村人たちは、私たちに昔から伝わる吹き矢の儀式も見せてくれたのです。わざわざ見せてくれて嬉しかったなぁ。
さっきまであんなに笑顔だったのに、いざ写真撮影!となると、無表情になるのはなぜ?笑
30分ほどツイタカクイケで過ごしていたのですが、ここでもカメレオンを発見。
ノソノソと歩く姿が何とも愛らしく、魅入ってしまいます。爬虫類苦手な私たちですが、カメレオンは別格!
ツイタカクイケを後にし、来た道を戻って宿泊しているモロンべへと戻ります。
バオバブって、太っちょもいれば細長いスリムなのもいるし、いろんな形があるんですね〜。
行きは綺麗だった車もオフロードを進んで来たので、あっという間に泥まみれ。
4WDでないと行けないという理由が分かりました。ヌカルミ半端ないです。
帰り道に川付近で停車し、洗車することに。
車を持っている人自体が珍しいのか、洗車しているだけで野次馬がどんどん集まってきました。みんな素足でたくましい!
すっかり泥んこは洗い流され、車は綺麗に。
帰路につく途中、通りがかりにヒッチハイクしている人が何人かいたので、後ろの荷台に乗せて一緒にモロンべへ向かいました。
ヒッチハイクしていた彼らは、二人ともそっくりな格好をしていますが、肩にチェック柄の布をかけるのは、伝統的な装いなんですって。何ともおしゃれなマダガスカル人。
左側に座っている黄色いTシャツを着た女性もヒッチハイクしていて、一緒に車に乗って帰りました。ヒッチハイクも、地元民にとっては大切な足なんだな。
今回、私たちは運良く、マダガスカルやバオバブのことを知ってもらいたい、伝えていきたい、としているドライバーのダフチやドゥリアンと出逢うことができて、本当にラッキーでした。しかしマダガスカル語、もしくはフランス語しか話せないドライバー達とのやり取りは、両言語が解らない私たちにとって、グーグル翻訳が唯一のコミュニケーションの頼みの綱。それでもこれだけ私たちを色んな場所へ案内してくれて、本当に感謝でいっぱいです。
Yoko.
2 件のコメント :
新生活おめでとうございます。新たな楽しみですね。このブログと出会ってアウトドアに興味が出てきました。いつか旅の持ち物を紹介する記事を書いていただければ幸いです。オシャレな佐藤夫妻の旅のお供、ぜひ参考にしたいです。よろしくお願いします!
コメントありがとうございますー!!そして、なんと嬉しいお言葉。私たちも、いつか持ち物や便利だった道具などをご紹介したいなぁと思っておりました。まとめの段階で書けたらと思いますので、その時は目を通して頂けたら嬉しいです!陽子
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