天気は曇り。雨は降っておらず、所々晴れ間が見え、なんとか持ちこたえているという感じです。
今日は、Wコースの真ん中、「フランセス谷」を見に行く日。先ずは、キャンプ場「パイネ グランデ」から、キャンプ場「イタリアーノ」を目指します。
今日は昨日と違って全ての荷物を背負ってのトレッキング。
テントを片付けていると、野ウサギが遊びに来てくれました。
ここは野ウサギがたくさん住んでいて、昨日のトレッキング中も、あちらこちらで見かけました。
昨日見た警戒心の強い俊敏な動きをするウサギと違って、このウサギは逃げないなぁ。
朝10時頃いざ出発です!
早速、強風の洗礼を受ける私たち。
大きなザックを背負っているということもあって、足を踏ん張っておかないと身体を持って行かれるぐらいの強風です。
ペオエ湖を見ながら歩いていると、昨日に引き続き、うっすらと虹が!!
山は天気が変わりやすいので、虹もよく見えるんですね。
日本にいた時は、虹が出ても気付くことが少なかったので、こんなに毎日見れるなんて感激です。
昨日は雲が多くかかって見えづらかった「パイネ グランデ山」が今日はハッキリと見えます。迫力が凄い!
山に積もった雪は溶けずに氷河化し、流れ出していました。
山の上にあっても「氷河」と呼ぶらしく、この氷河が崩れ落ちると同時に岩が削り取られ、険しい岩山へとなっていっているのだそう。
強風と、背負っているザックで、体力がどんどん奪われ、休憩を多く取りながら進んで行った為、コースの標準所要時間をはるかに上回るスローペースな私たち。
2時間ぐらい経ったころに、目の前に巨大な岩山が現れてきました!!
これがクエルノス デル パイネ、通称「パイネの角」です。
茶色く険しくも雄大な山々が、ど迫力満点!
「これ、もしかして今から乗り越えていかなきゃいけないやつかな…」
とりあえず先に進まなきゃ辿り着かないし、登ろうが登りまいが進もう。
ここで、更に体力を奪う雨が降ってきました。
持参してきたポンチョをかぶり、歩いて進みます。
森林地帯を抜け、しばらく歩いていると山には登らず、パイネの角を横目に歩くルートになっていました。
良かった〜、登らなくて済んだんだ!笑。
そして、予定よりも2時間も遅れて、トレッキング開始から4時間かけてようやくキャンプ場「イタリアーノ」に到着!!
今日の寝とまりはここでは無いのですが、ここに荷物だけを預け、今度はフランセス谷を目指します。
フランセス谷はとても急斜面が多く、たくさんの人が、ここに荷物を預けて身軽になって登っていくようです。
フランセス谷は片道2時間半。これから往復で5時間も歩かなければなりません。
しかも、フランセス谷の方は雨が降ってきていました。
「どうする…?登る…?」
体力消耗と天候悪化という問題にぶち当たる私たち。
せっかくパイネに来たんだから、見所の一つでもあるフランセス谷は見たい…。
話し合った結果、無理をせずフランセス谷は諦め、今晩予約していたキャンプ場「フランセス」へ向かうことにしました。
ここからキャンプ「フランセス」までは30分程で着くらしいので、休憩せずそのまま向かうことに。
そしたら、またもや虹の歓迎ー!
しかもくっきり綺麗に見えます。
パイネ3回目の虹です。虹の国みたい。
虹を楽しんでると、あっという間にキャンプ場に到着しました。
ここのキャンプ場「フランセス」はまだできて間もないキャンプ場のようで、シャワーもトイレもとって綺麗!!
ただシーズンオフになりかけだったからか、レセプションの場所までが坂道多くて更に遠く、しんどかったです。
今日、フランセス谷へ行かなかった分、ぽっかり予定が空いてしまった私たち。
キャンプ場でのんびりすることにしました。
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