いよいよ6月1日!
ブラジルへVISA無しで入国できる日がやってきました。
私たちが泊まっていた民主小林にも、このオリンピックでのVISA無し入国の為に日程を調整しながら滞在している人が多くいました。
だって1人約1万円かかるVISA代が無料になるんですもん。
私たちに至ってはふたり分なので約2万円。
そりゃあ待ちますよね。
オリンピックの開幕は8月3日。
せっかくこの時期にブラジルに行くのだからリオオリンピックが見れたな~なんて思ったりもしますが、物価の高いブラジルに2ヶ月以上滞在するのは、なかなかしんどい…
それに、ただでさえ治安があまりよろしくないと言われているブラジルは、オリンピック時期になると各国から多くのオリンピック関係者や旅行者が集まってくるので、それを狙った強盗や事件が多くなるのでは、とよく耳にします。またオリンピック中は宿代も高騰するので、私たちが滞在するにはリスクが大きいのです…
そして私たちは次にアメリカが待っているので、せっかくのオリンピックシーズンなのですが、オリンピック前にはブラジル出国するスケジュールにしました。
通常、VISA有りでブラジル入国する場合はとっても面倒で、ブラジルを出国するリターンチケットの提示や、直近の銀行の残高証明書を翻訳したもの、背景がグレーの証明写真などの書類を全部揃えておかないといけません。
これは、私はちゃんとブラジルを出国する予定があって、これだけの貯金があるから、不法労働(滞在)しませんよ~という証明でもあるのです。
発展途上国が多い南米で、唯一経済大国のブラジル。
貧困層の多い国から、ここブラジルへ仕事を求めて不法滞在する人が後を絶たないそうです。
そんなやや面倒な入国手続きが免除になるなんて私たち旅行者にとってはラッキーな話ですね。
だってここ南米にいると、日本で準備するのとは違って旅中に残高証明書を翻訳したものをプリントアウトするのも大変なんです。
オリンピックを控えたブラジル、オリンピックを見に行かない旅行者にも免除してくれるなんて、何ともありがたいことです。
約2週間滞在していたイグアス移住地を後にして、いざブラジル入国!!
先日イグアスの滝へ行った時に通った、パラグアイのシルダーデルエステとブラジルのフォスドイグアスを結ぶ、あの国境です。
今回は、ちゃんとパラグアイ出国、ブラジル入国手続きを済ませます。
VISAフリーになった初日だったからか、イミグレスタッフから案の定「VISAは?」と聞かれたので、
「オリンピックで日本人は今日からVISAフリーになっているはずだよ?」というとスムーズに入国できました。
よかった~~!
ちなみにロシア、カナダ、中国、アメリカに次いで世界5番目の国土の広さを持つブラジルは、南米移民をした人がとても多い国。日本人だけではなく、イタリア人やポルトガル人、ドイツ人など、多くの移民を受け入れていた国なので、多種多様な人種が多く暮らしている国でもあります。
日本人最大の移民国でもあり、現在日系人が170万人住んでいるブラジルで、どの様にして日本人が生きてきているのか知りたく、私たちはこれから80年前に日本人移民が立ち上げた弓場農場へ向かうことにしたのです。
ここで私たちはしばらく農業のお手伝いをさせていただきながら、移民について触れていけたらと思っています。
そんな私たちがブラジル入国してまず向かったのは、フォスドイグアスの町にある『Rodoviária Internacional』と呼ばれる長距離専用のバスターミナル。
弓場農場までは、およそ800kmバスを乗り継ぎながら丸1日かけて移動です。
早めにバスターミナルに到着したので、出発するまでバスターミナル内の荷物預所で一つ5レアル(約150円)でバックパックを預かってもらい、近くのスーパーなどを散策しました。
ふらっとバスターミナル内で買ったコーヒーが濃厚でとても美味しかった〜。
【フォスドイグアスから弓場農場までの行き方】
Rodoviária Internacional(フォスドイグアスの長距離バスターミナル)
↓22:00発《約8時間乗車》
Londrina(ロンドリーナのバスターミナル)
↓翌朝9:00発《約5時間の乗り換え待ち、約5時間乗車》
Araçatuba(アラサトゥーバのバスターミナル)
↓17:20発《約1時間半乗車》
Mirandópolis(ミランドポリス)
↓《タクシーで約30分乗車》
弓場農場
まずRodoviária InternacionalでBrasil sur社のAraçatubaまでのバスチケット1人217.4レアル(約6.522円)を購入。
このチケットは、Londrinaで一度乗り換え(約5時間の待ち時間)が必要です。
そしてAraçatubaに到着後、Reunidas社でMirandópolisまでのバスチケット1人18.44レアル(約553円)を購入。約1時間半の乗車です。
Mirandópolisから弓場農場までは路線バスで近くまで行ける様ですが、私たちがMirandópolisに着いた18時には既にバスは終了していました。なのでタクシーで30分、50レアル(約1500円)で向かいました。
ちなみにMirandópolisでタクシー乗り場でタクシーをいくら待っていても全然来てくれません。
外は暗くなり、弓場農場までどうやっていけば良いのか焦りました。
しばらくウロウロしながら探していたらなんと売店のおじさんがタクシードライバーだったのです!
店番をしていた売店のおじさんに、「タクシーに乗りたいのですが…」と言ったら、おじさんの自家用車で弓場農場まで乗せて行ってくれました。
これから約10日間の弓場農場生活。
どんな暮らしが待っているのでしょうか。
【mont-bell アウトドア義援隊ご協力のお願い】
今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。
東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
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