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2016-02-16

新・世界七不思議、チチェン・イツァ遺跡へ

新・世界七不思議ってご存知でしょうか。

1.中国の万里の長城
2.インドのタージ・マハル
3.イタリアのコロッセオ
4.ヨルダンのペトラ
5.ブラジルのキリスト像
6.ペルーのマチュピチュ
7.メキシコのチチェン・イツァ

世界中の投票から決められた、現代版の世界七不思議だそうです。

そんな七不思議の一つ、チチェン・イツァの日帰りツアーに参加しました。
当初、ツアーには参加せずに自分たち個人で移動して行こうかとも思い、チチェン・イツァ近くの「ピステ」という町への宿泊も考えていました。
しかし地球の軌跡が生み出したと言われている泉「セノーテ」にも行きたかったこととや、距離や移動費のことを考えると、結局ツアー会社に頼んだ方が良かった為、お願いしました。

カンクンの町中にはこうした日帰りツアーがあちらこちらにある為、どこでお願いしたら良いのか分からなかったので、カンクンを散策している途中に、数件ツアーの内容と料金を聞いてまわっていました。どこもほぼツアー内容は一緒。
だったら少しでも安いところで!ということで、色々見た中で一番安かった「Excellence Tours」で2人1,000ペソ(1人3.500円)のツアーを当日2日前に決めました。


ツアー内容は、
・英語またはスペイン語のガイド付き
・宿までの送迎
・バジャリドの町を観光
・ピステの町でランチビュッフェ
・チチェン・イツァ遺跡入場料
・セノーテ入場料

高いところは、同じ内容で倍ぐらいの料金を取っているところもありました。

ツアー当日、朝6:50〜7:00ぐらいにホテルに送迎が来るはずなのに、30分経っても来ない!!ツアーの料金は支払済みでした。

値段重視で選んだから、もし迎えに来なくてお金だけ持って行かれたらどうしよう…
不安になっているのを見かねた宿のスタッフが、ツアー会社に電話をしてくれました。優しい、、。で、結局1時間近く遅れてやっと迎えに来てくれました。

良かった…ぼったくりでなくて。

リゾートホテルエリアにあるオフィスで受付し、ツアーの出発です。

何もない一本道をひたすら走ること3時間。
茂った森の中に、「バジャドリド」と呼ばれる小さな町に到着しました。
ここで少し観光です。
忽然と現れた可愛らしい街並み。

今でも、マヤ先住民が暮らしています。
お隣の国、グアテマラのマヤ先住民とはまた少し違った民族衣装。
白ベースのコットンに、お花の刺繍があしらわれていて可愛い!!

サンセルバシオ教会という大きな教会や、隣にある公園に立ち寄りました。


そして、ピステの町でランチビュッフェ。
食事中、踊りのパフォーマンス付きです。
可愛いなぁ。

食事を済ませた後は、またバスに戻ってガイドさんの説明が始まりました。

いよいよ本日のメイン「チチェン・イツァ遺跡」へ到着!

メキシコのユカタン半島にあるメリダにて、1910年にアメリカの発掘チームによって発見された20世紀最大の発見とも言われているマヤ文明の遺跡です。

まだ発見されてから100年ちょっとだったとは。

1200年あまり、ジャングルの中にひっそりと埋もれ続けていた為、遺跡の状態も良く、原型が80%以上オリジナルのまま残っているそうです。


遺跡入り口入って、しばらく森の茂みの道を歩いていくと
可愛いウィピルのお店など、お土産さんがずらーり。

抜けると遺跡群が現れてきました。

そして、見えてきました!

このピラミッドこと、エル・カスティージョ!

テレビで見たことがある、あのピラミッドです。
マヤ遺跡の中でも一番有名な遺跡なのではないでしょうか。
30メートル近くあるこの大神殿ピラミッドはとても迫力があり、四方に階段があります。

階段は1面に91段あり、91×4=364段。そして頂上の神殿を入れると365段。
そうです、1年の日数365日と同じ数字になっており、このピラミッド自体が巨大カレンダーとなっているのです。

エル・カスティージョの北側には、ククルカンと呼ばれる蛇の頭があります。
マヤ文明では、ククルカンは世界創造の神様と言われ、羽毛に包まれた蛇の姿をしています。

実はこのククルカンは、春分の日と秋分の日の年2回、太陽が西に傾いたある時間にククルカンの胴体が影となって現れてくるのです。ウネウネと波を打った羽が生えたような胴体。
マヤ人は、太陽と月の動きを完全に把握していたのです。

そして、この北側からエル・カスティージョに向かって手を叩いてみると…

「ピー」

何か動物の鳴き声みたいな声が聞こえてきます。
説では、ククルカンの鳴き声とも言われています。

しかも、10mぐらいズレて叩いても聞こえないのです。
音が反響して聞こえるものなのですが、本当に不思議。

もとは、マヤ人が農耕の目安として造られたものらしく、1年の暦を知る上で方位などから緻密に計算され尽くされた設計。当日、もちろん時計も無ければ、曜日もなかった時代に暦を正確に創り出したマヤ人に驚かされます。

ククルカンの影出現、画像やYOUTUBEなどで良かったら検索してみて下さい。
本当に不思議な現象です。


チチェン・イツァを訪れた後は、セノーテへ!
私たちは、Saamalと呼ばれるセノーテに行きました。

セノーテとは、このユカタン半島で見られる石灰地層が作る自然の井戸のこと。
ユカタン半島は、密林の湿潤地帯なのに川がどこにもなく、石灰岩質の土壌の為、雨水がすべて地中にしみ込んでいき、地下に水が溜まる空洞が造られます。この空洞の上の地面が陥没してできたものが、このセノーテなのです。
ユカタン半島内に、4.000〜5.000のセノーテが点在しているそう。
マヤ時代から「聖なる泉」とされ、信仰されているものでもあります。

このセヨーテは水深20m。ライフジャケットを着用すれば泳ぐことができ、泳いでいる人もいました。

セノーテの周りに生えてた巨大サボテンも凄い!

伝説として語り継がれていく幻想的な空間。

神秘的な1日でした。


帰りは宿の近くまで送ってもらい、屋台のタコスを食べて帰宅。
既に21時ぐらいでした。

一度にギュッと回れて、ガイド付き、食事付き、そして入場料や交通費も込み。しかも充分ゆっくりまわることができ、ツアーにして良かったです。


Yoko.



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