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2016-05-02

チロエ島の市場で、美味しいムール貝がまさかの無料!

目標のサンティアゴまで、まだまだ北上できるルートなのですが、移動続きだった3日間を一旦休憩し、チロエ島のカストロという町に立ち寄りました。


ここまで来ちゃうと、ついにパタゴニアも終わり。
1カ月ちょっといた中で、ほぼキャンプ生活だったパタゴニアでは、本当に素晴らしい景色に出会うことができて、最高の日々を過ごす毎日でした。


ここからはまたパタゴニアとは少し違った風景。
私たちが、このチロエ島に立ち寄った理由がありまして…。


ここチロエ島は東西50km、南北250kmほどある、チリの中でも大きな島。その中にある小さな町「カストロ」は漁業が盛んで、新鮮な海の幸が安く食べることができる町なのです!!


シーフード大好きMitsuさん、
実はパタゴニアにいた時から、チロエ島に行きたい〜と何度もボヤいていました。
パタゴニアは肉、肉、肉でしたからね。


よかったね、やっと美味しい魚介が食べれる場所に来れて!


カストロには安宿が結構あると聞いていたので、特に事前に下調べしていたわけではありませんでしたが、すぐに良い宿が見つかりました。
値段を聞いてみると1泊1人7500チリペソ(約1,275円)で予算内だったので、ここに泊まることに。

中に入ると、宿というより一般家庭の家で、築浅でとても綺麗。
しかも私たちの部屋の中にwifiルーターが付いていたので、ネットもサクサク!
私たちが泊まったのは、オーラさんという方の家で、客室は全部で5部屋。
キッチンやシャワー、トイレは家族と共同で使わせてもらうというスタイルです。シーズンオフだからか宿泊しているのは私たちだけで、自由に使わせていただきました。
にゃんこや、わんちゃんもとても懐っこくて可愛い!

特に宿の名前はないのですが、外壁の窓に貼ってある張り紙が目印です。

鼻唄を歌うお母さんの隣で食事を作ったりしていると、チリ人の一般家庭にホームスティをしている気分になります。
薪ストーブで料理!
この辺りのエリアでは、薪ストーブが主流のようで、スーパーでも薪を販売しているんです。


ここのお家もそうですが、カストロの家は絵に描いたような、可愛らしいお家がとても多い。
水辺には高床式の家もあるのですが、とってもカラフルなんです。
日本でも昔は高床式の家が作られてきましたが、今でもチリではこのような住居で生活している人がいるなんて、知りませんでした。

そしてチロエ島では、ウロコ状の板壁になっている外壁の家を多く見かけます。

これは板を重ねて雨が浸み込みにくい作りになっているそうで、昔からここに住む人々の伝統的な家なんですって。

更に教会もカラフル!
実はここチロエ島の教会群、世界遺産に登録されているんです!

南米特有のヨーロッパ調の教会とはまた異なった、チロエ島特有のカラフルな木造の教会群。郊外を中心に全部で16箇所あるそうです。

カラフルな町並みはまだまだ続き、魚船もカラフル。

そしてMitsuさんお待ちかねの魚市場へ行ってみました。


まさかの市場までカラフルです!!
チロエ島の人って本当に華やかなものが好きなんですね〜!


中に入ると、魚介のオンパレード!
ウニ、サーモン、タコ、貝類などなど。
こんなにたくさんの干物まで!一瞬、干し柿に見えましたが、ちゃんと全て魚介ですよ。

私たちの今日のお目当てのムール貝も、あった、あった!
さて一体、何グラム買えば良いのだろうか。

今まで日本でアサリやハマグリを買うとき、パックやザルに入っているものを「コレください!」ってな感じでグラム数なんて気にしたこともなかった為、一人分が何グラムなのかよく分からないのです。


とりあえず頼んでみましょう。


私たち「400gお願いします!」


重さを計りながらムール貝を袋に詰めるお兄さん。


私たち「いくら?」

お兄さん「○▷×△※○×」

私たち「???」

何て言っているのかよく分からない…

お兄さん「プレガロ○▷×△※○×」

私たち「!!!」


今プレガロって言った!?プレガロってプレゼントってこと??!
本当に!?というより、なんで私たちにプレゼント?

よくよく考えたら、ムール貝ってこっちで買うと1kg700チリペソ(約120円)ととっても安く、400gなんてタダであげちゃうよ!ということだったようです。
しかも市場へ行ったのは夕方前だったので、店じまい前のサービスだったのかもしれません。ありがたい。

ということで、今晩の食事の材料を無料で手に入れた私たち。
白ワイン蒸しで食べて、そのあとはムール貝から出た出汁でリゾットにして美味しくいただきました。

翌日も同じくムール貝を1kg(約120円)購入!
今度はムール貝のパスタにして食べました。
白ワインとの相性も抜群〜。

カラフルな建物に囲まれた町、
そして魚介の安さに驚きのチロエ島でした。


まだまだ魚介の旅は続きますよ〜。




Yoko.





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