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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-07-30

究極のパワースポット「セドナ」へ

朝陽が拝めなかったグランドキャニオンを後にし、キャンプ場に戻ってテントの片付けを始めた私たち。


次に向かうのは、ここから約180km離れた場所にあるセドナです。


セドナといえばパワースポットとか、ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンが元になっている町とか、よく芸能人もお忍びで来ているほど噂の場所!そんな情報だけはあったので、とても楽しみにしていました。


アリゾナ州でも大きなフェニックスという都市を通り抜け、いよいよセドナの町に突入!
グランドキャニオンを出て2時間半ぐらいでした。


次々に現れる赤い砂山の巨大岩にびっくり!


青々とした森林がとても気持ちの良い山道を通っていると、道初めは遠くに見えていた岩山が、徐々に車道の脇を通るようになりました。


これまで見てみたアンテロープキャニオンとも、グランドキャニオンとも、モニュメントバレーとも異なる岩山の形。
同じ赤い砂山ですが、ぼこぼこっとした立体的な形が多いのも見ていて面白い!

町一帯が、この岩山に囲まれたつくりとなっていてどこにいても絶景を楽しめるんです。

ど迫力満点のセドナの町!!


特に中心部はとっても栄えていて、「THE観光地」という印象。
昔は、この地にもバパスパイ族と言われるインディアンが住んでいたそうですが、インディアンの居留地ではないからか、多くの企業が入っている様子で、レストランやお土産やさんが建ち並んでいました。観光するには不自由ありませんが、物価も観光客価格でちょっと高め。
お腹が空いていた私たちはとりあえずスーパーの駐車場に車を停めて、朝から作っていたオニギリを食べました。
後から聞いた話では、川沿いでランチすると気持ちが良いよ!と教えてもらったので、今更川沿いに行けばよかった、、、と後悔。
お腹を満たした私たちは、いよいよボルテックスと呼ばれるパワースポットへ向かうことにしました。

ボルテックスというのが、地球の磁場が多く集まっていると言われていて、実際に磁場が強いんですって。磁石が効かないこともあるんだとか。


そんなボルテックスですが、特にはパワーが強いボルテックスが4か所あって、4大ボルテックスと言われている場所があります。

・ベルロック
・エアポートミサ
・ポイントキャニオン
・カテドラルロック

4か所全て廻りたい勢いでしたが、今はこんなに晴れているのに、
どうやら数時間後には天気が崩れるという天気予想。

私たちは急いでセドナを観光することにしました。

私たちが向かったのは、ベルロック。
その名の通り、形がベルのように見えることから命名されました。

セドナは特に公園入園料や駐車場代も取られず、フリーで楽しめるお財布にも優しいエリア。
遠目からでもこれがベルロックかー!と分かるような大きくて独特な形をしています。

ベルロックはトレッキングコースがあるようなので、歩いてみることにしました。

ここは男性的なエネルギーが強いとか、直感と決断の山と言われていて、生きる生命力を保有する力が高いと言われている場所。

実際にここの磁場は強いそうで、ここに来て体調回復した人が多くいるんだとか。
ここ最近、うなだれるような暑さの中、アメリカに来てまで夏バテ気味の私。
夏バテもどこかへ飛んでいったかな?

そんなベルロックをトレッキング中、まさに大きな雲が流れてきました。


これが天気が崩れると言っていた要因の雲だったのです。


雨に降られる前に 急いで駐車場へと戻り、車の中で一息ついていたら、ポツポツと雨が降ってきました。

空は辺り一面暗くなり、次第に雨の勢いも増してきたじゃありませんか。


わー、危ない危ない、ギリギリだった!


せっかくのセドナなのに、こんな天気じゃどこも回れない、、、。


しばらく天気回復しないかドライブしながら様子を見てましたが、一向に止みそうになかったので、泣く泣くセドナを後にしました。


でもベルロックを肌で感じることができたので、良かった!!
セドナでたくさんのパワーをもらい、私たちは移動しました。


この時点で午後3時ぐらいを指していたので、今日の夜寝る場所を探すことに。

またフェニックスの町を通過し、西に行けるところまで行こうと決めた私たちは、ここから280km先のキングマンという町へ向かうことにしました。
標識にはキングマン、ラスベガス、ロサンゼルスと三拍子揃って有名なエリア!

その中でも「キングマン」と聞くとインディアンジュエリーが好きな方は聞いたことがあるかもしれません。


 ここはキングマン鉱山があり、昔からインディアンたちが採掘してきたキングマンターコイズが採れる場所でもあるのです。現在でもターコイズの採掘量が非常に多いことでも有名なだけに、アメリカアリゾナ州で採れるターコイズとしてとても価値ある石となっているのです。


今日はここキングマンで車中泊。

明日のルートをどうしようか2人で会議です。


ここから2時間で到着するカジノの街ラスベガスへ向かうか、ラスベガスには行かずに南の方へ下るか。



ここまで来たからにはラスベガスがどんな街なのか、一度でいいから覗いてみたい!

けど私たちにはそんなカジノを楽しむ余裕もなければ、高級ホテルが安く泊まれると言われているホテルでさえ私たちにとっては高い。

うーーーーーーん。。。


ケチケチしながらラスベガス行っても我慢することが多くて面白くないんじゃない?って結論に至り、ラスベガスにはいつかフリーで使えるお金を握りしめてまた戻ってこよう!ということで行かないことにしました。

そして新たにうまれたルートへ向かうことにしました。


続きはまた次回!

11日目の走行距離は460kmでした。


Yoko.





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2016-07-29

人生観が変わる壮大な景色が目の前に。いざアメリカ最古の国立公園グランドキャニオンへ!

いよいよ今日は、世界遺産にも登録されている、あの有名なグランドキャニオンへ行く日!!


アメリカの最も古い国立公園で、1919年には国立公園に指定、そして1979年には世界遺産に登録されたそうです。


その大自然の迫力を一度は見に行くべく、毎日観光客が多く集まる場所でもあります。年間の観光客はなんと400万人ですって。


グランドキャニオンは全長400kmの大渓谷。



そして面積は4,920㎢もあります。ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、東京都全体の面積が2,187㎢なので、東京都が2つすっぽり入る大きさと言えば分かりやすいでしょうか。


公園はコロラド川を挟んでノースリム(北側)とサウスリム(南側)と分かれており、標高の高いノースリムは冬場は雪が積もるため、夏にしか行くことができない場所とのこと。しかし夏場でもインフラが悪く、空港や交通機関が整っていないことから、グランドキャニオンを訪れる大半の人々がサウスリムを観光するらしいのです。私たちもサウスリムへ行ってみることに!

待ちに待ったグランドキャニオンなだけに、少し緊張してきました。


今いるペイジからグランドキャニオンまでは225kmで約3時間半の道のりです。


先日のモニュメントバレーで泊まった大自然でのキャンプにすっかりハマり、ここグランドキャニオンの中でもキャンプがしたい!!と意気込んで向かいました。



グランドキャニオンのゲートに到着し、私たちはこれから様々な国立公園をまわるべく、America the Beautiful(アメリカの国立公園年間パス)をここで購入。


このAmerica the Beautifulは、アメリカ国立公園、国定公園に入る際、一年間の有効期限で車1台4人まで(16歳まで無料)何度でも入園することができ、80ドルで購入できちゃうんです。


だいたい国立公園の入園料は、20ドル~30ドルするですが、ここグランドキャニオンの入園料は車1台30ドル(7日間有効)。なので例え2週間しかアメリカに滞在しない人でも3か所以上国立公園を回る人にとっては断然このパスを購入することがお得なのです。


さらに利点がもうひとつ。
上の人の例で言うと、2週間の旅行期間が終了したら、カードは当然不要になりますよね。でもまだ351日分の期限が残ってて勿体無い…という方に、1名までそのカードを譲ることができるんです!   


不要な人からタイミング良く有効期限内のカードを譲ってもらえれば、なんとも効率的なシステム。まぁ、私たちはそんなうまい話もあるわけがなく、80ドル払いましたけどね。。


ゲートを抜けた私たちがまず発見した展望台デザートビュー!

公園内には、多くの展望台があります。
その中でも、ここデザートビューはグランドキャニオン国立公園で一番美しい景色が観れる絶景ポイントらしいんです!

公園内で初めての展望台ということで、軽い気持ちで立ち寄ってみたのですが、初端からグランドキャニオンの洗礼を受けることになるとは。

その景色がこちら!

すごい、、、、、。

カメラに全然入りきれず、この壮大さが伝わりづらいのですが、私たちはスケールが大きすぎて、現実を受け入れるのに少し時間がかかりました。
歴史を重ねて変わる地層の色が、美しすぎです。
何処までも続く渓谷を食い入るように魅入ってしまいました。
7000万年前から隆起したコロラド高原。
その後コロラド川に雨が流れて4000万年かけて侵食されてきたのです。

深い渓谷に流れる川、そして色鮮やかな地層、そして絶壁。

息を飲み込む美しさとは、まさにこのこと。


これらからインスピレーションを受けたというネイティブアメリカンの柄。この景色を実際に見ると納得しました。

今でも渓谷は少しずつ侵食しているんだそう。
外観を損なわないように、こんなに断崖絶壁なのに安全柵がないところも多いです。かなりスリリング。というか油断していると本当に命を落としてしまいます。


初めて見たグランドキャニオンに衝撃を受けた私たちは、展望台にある湧き水をタンクに組み、とりあえず観光よりも今晩の寝床であるキャンプ場を先におさえなくては!と、公園内にあるキャンプ場「Mather Campground」を目指しました。

Mather Campgroundは公園内にある人気のキャンプ場。2日前に事前予約しようとwebを見てみたのですが、すでに予約はいっぱい。当日先着順で入れるということを聞いていたので、それに賭けました。


結果、撃沈。


そりゃそうです。
当日先着の人たちは、早朝から並んでいる様子だったので、お昼前に着いた私たちは行動するのに遅すぎでした。


Mather Campgroundのスタッフに、近くのキャンプ場を紹介してもらった場所が、こちら。

「Grand Canyon Camper Village」

グランドキャニオンのサウスリム エントランスゲートから南に3kmほど南に下った場所にあるキャンプ場です。
1サイト29ドル、別途シャワーが一人2ドル。

ここは予約せずに泊まれました!!
よかった~。

これで思う存分グランドキャニオンを堪能できるー!

テントを張って一息ついた私たちは、再度グランドキャニオンの公園内を見て回ることにしました。


園内で野生の鹿の群れに遭遇。大自然だなぁ。

サウスリムの公園内には、病院のほか、ホテル、スーパーやアウトドア用品の販売、ランドリーそしてお土産やさんなどが集まった「グランドキャニオン ヴィレッジ」があります。
スーパーも、一般スーパーとほぼ同じぐらい充実した品揃えです。

さすがグランドキャニオン、各名だたるブランドとコラボした限定商品も沢山ありました。

ペンドルトン×グランドキャニオン
ノースフェイス×グランドキャニオン
コロンビア×グランドキャニオン
その他にもナイキとのコラボもありましたよ。

続きましては、HOPIハウス。
ホピ族のジュエリーを中心に、いろんな部族のインディアンジュエリーが沢山並んでいました。

ここには現在でもナバホ族、ホピ族、ハバスパイ族、パイユート族、ワラパイ族の5部族のインディアンがグランドキャニオン内で暮らしているんだそう。

また、グランドキャニオンの歴史を説明されたミニ博物館もいろんなところに点在していました。
1920年ごろ、実際にグランドキャニオンで働くレンジャーが使っていたハットやブーツなども展示されていました。
これも昔使っていたものと同じテント。今のアウトドアブランドの化繊でできた軽量テントとは比べ物にならないほど重たいキャンバス地のテントです。持ち運ぶの大変だっただろうなぁ。


各売店には、こんなパスポートに押せる記念スタンプが置いてあるので、フリーで押すことができますよ!
もちろん私たちも押しました。


今度はマーサーポイントという展望台へ。
雑誌やパンプレットに掲載されている写真のほとんどが、このビューから撮影されたものというほど、人気の展望台です。
園内でも特に観光客が多く集まる場所。


人が造ることができない自然のコントラストがとても美しく、まさに芸術。
自然の偉大さを思い知らされました。

今まで様々な国であらゆる絶景スポットを見てきましたが、ランキングにするとMitsuさんも私も暫定一位。
アメリカと言えばグランドキャニオンというぐらいベタな感じですが、それほど感銘を受けました。


その他にもヤバパイポイントという展望台にも見に行きましたが、あいにく天気が崩れ始めてきました…。

奥に写ってる雨雲から雨が降っているのが分かりますでしょうか。
この後、イナズマも走ってこっちまで豪雨が襲ってくるんじゃないかと少し怖かったです。

残念ながら夕陽は曇り空の為見ることができなかったので、翌朝早起きして朝陽を見に行くことに。


朝方4時半頃キャンプ場を出て、朝陽を見るに良いと言われているマーサーポイントまで行きました。

朝5時半の夜明け。
朝陽を見に、続々と岸壁に人々が集まってきました。

うーーーーーーん。。。

渋い。


朝陽も雲が多く、太陽は顔を出してくれませんでした。



急なスコールが襲ってくるこのあたりは、天気予報もなかなか当たってくれず、朝陽や夕陽も運しだいなのです。

見れなかったのは残念でしたが、このグランドキャニオンの偉大さ、そして素晴らしい景色を直接見ることができて、満足です。

壮大な景色を見ると、小さな悩みもチッポケに感じてしまう、という言葉が正に当てはまる場所!

見る角度によっていろんな表情をみせてくれたグランドキャニオン、丸一日いても足りないぐらい素晴しい時間でした。

10日目の走行距離は230kmでした。



Yoko.





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今回起きた熊本地震の発生に伴い、私たちの旅のスポンサーであるmont-bellでは義援金を受付中です。皆様のご協力よろしくお願い致します。

東日本大震災の時に集まった援助金は、一人10.000円を被災地で暮らす830名の方へお見舞い金として援助された他、緊急に必要とされた物資や、燃料を購入し配布されました。
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