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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-07-18

1日で約1000kmの移動。いよいよインディアンの聖地へ


今日は、ひたすら移動するための移動日です!

ここコロンバスから、約1000km先にあるメキシコとの国境の町でもあり、テキサス州最西端でもある「エル パソ」を目指します。

基本的にはMitsuさんが運転してくれ、私が道案内。

当初、道案内することですら慣れず、なんどハイウェイの降り口を間違って案内したことか、、、。

というか、今でもたまにやってしまいます。

ハイウェイには、日本では見たことのないような大きなトラックが四方八方に走っているので、運転しているMitsusさんも慣れるまで大変だったと思います。

こんなトレーラーの頭が、
同じ仲間であるトレーラーの頭3台を積んで走っている光景には驚きました。
まるでドミノ状態。
そんなひたすら移動日は、たまーに私も運転を交代したりもしました。
左ハンドルの右車線に慣れるまで、ドキドキ。。


ハイウェイから降りることなく移動なので、ランチタイムももちろんハイウェイのレストエリアにて。
自分たちで作るサンドウィッチ。

マヨネーズやピクルス、マスタードなんかもクーラーボックスの中に完備しているので、バリエーションも楽しめてなかなか美味しいです。


ここのレストエリアには、なぜかBBQできる道具まで設置されてましたが、スーパーも売店も何もないハイウェイのレストエリアでBBQする人なんているのでしょうか。
アメリカ人の発想に驚くことが多々です。


ランチを済ませて車に戻ると、外気温なんと41℃!!!
暑いはずです…。
特に昼食の時間は燦々と降り注ぐ灼熱の太陽の中、外で調理していても暑すぎて、すぐ車の中へ避難しないとシンドイぐらい暑いです。


二人で運転交代しながら少しずつ、長い長いアメリカの歴史と信仰に彩られた大きな岩や、大自然の景色になってきました。
レストエリアによっては休憩し、、、

そんなレストエリアも近づいてくると、少しずつ変化が現れてきました。
それは、インディアンアートがチラホラ現れてきたのです。

私たちが立ち寄ったレストエリアには、こんなにも多くのアメリカ先住民であるインディアンが作るインディアンジュエリーたちが!
インディアンジュエリーは、とっても好きなジュエリーのひとつなのでこれを見たときは興奮しました。
ここは、トレーディングポストでもあるレストハウスらしく、多くのジュエリーが置いてありました。

トレーディングポストとは、インディアンジュエリーやラグなどの自分が作ったものを取り引きする場所。その歴史は古く、アメリカ政府がインディアン居留地を設立した19世紀ごろから、自分の作品と、食料や生活品と交換をする商業場所だったんだそうです。今でもトレーディングポストは、大切に作ってきた自分の作品を販売する場所として活用され、町の至る所にトレーディングポストを見かけます。

もう、わくわくが止まりません。

私の誕生日は12月なのですが、誕生石がターコイズということもあって、学生時代からずっとターコイズのアクセサリーを集めていました。

いつの間にか、ターコイズを使ったインディアンジュエリーたちに魅せられ、そこに加えて私よりもインディアンジュエリーの知識のあるMitsuさんと出会ったあとは、一緒にインディアンジュエリーを見ては、このサンドキャスト(ナバホ族が得意とする技法)かっこいいね〜」とか「この石やばいね」「このインレイ(ズニ族が得意とする技法)すごいね〜」という会話がそこにはありました。

私たちが結婚する時に、お互い記念になるものを贈りあったのですが、Mitsuさんからもらったのもズニ族が作るターコイズのジュエリーでした。

それはもう素晴らしいニードルポイントと呼ばれるズニ族特有の技法のもので、細かくカットして花びらのようにアレンジされたもの。同じシリーズのネックレスとピアスをもらいました。


そんなインディアンジュエリーが大好きな私たち。
その聖地でもあり、インディアンと呼ばれる先住民の方々が生活をする場所が近くにあると思うだけで、鳥肌ものです。
インディアンジュエリーは、ターコイズの他にサンゴ礁や貝を使ってジュエリーにするものも多く、その組み合わせを見てもとても楽しいです。
だって、これすべて天然の色で作られたものたちなんですよ!美しい作品に見惚れます。
他にも、インディアンの大切な存在であるポーテリー(壺)もたくさん販売されていました。
ポーテリーは、生きるために必要な命の水を溜める大切な道具であり、「命のうつわ」とか「大地の子宮」とも言われてきました。今でもポーテリーアーティストによって作られたものがトレーディングポストやお土産やさんに並んでいるのです。

興味深いインディアン居留地に近づいてきた今日は、移動の合間にもとても楽しむことができました。

日が暮れた頃、エルパソに到着。
気がついたら今日だけで13時間も移動していました。
とりあえず夕食の材料を買いにスーパーに行ったのですが、たくさんのインディアンジュエリーを身に付けているお婆ちゃんたちがたくさんいることに驚きました。
ピアス、ネックレス、リング、バングル
全てターコイズのジュエリーを身に纏ったお婆ちゃん。

おそらく、自分たちが作ったジュエリーなのでしょう。

エルパソは、メキシコ国境の町ともあってスペイン語が多く飛び交っていました。

今晩はそんな24時間営業のスーパーで車中泊です。


ここまで来たからには、もっとインディアンのことが知りたいし、どんな場所で生活しながらこれらを作っているのかを見て見たい!
ということで、今でもそこで暮らす先住民の方々に会いに行こうと思います。


5日目の走行距離、なんと1071kmでした。

Yoko.





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