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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-02-22

出発!空中都市、マチュピチュまでの長い道のり

クスコからマチュピチュに向かうには、マチュピチュ村(別名アグアスカリエンテ)を経由していく必要があります。

【クスコ〜マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)】
①交通費は高いが、所要時間を短くいく方法
オリャンタイボの駅から列車(ペルーレイル)に乗ってマチュピチュ村へ向かう。
クスコから駅まで向かうのにバスかタクシーで行き、そこから列車代片道US$54〜(約6.048円〜)。列車の所要時間は1時間半、クスコからでも4時間見てれば大丈夫だと思います。


②所要時間はかかるが、交通費を抑えれる方法
クスコからコレクティーボと呼ばれる乗り合いバスに乗ってマチュピチュ村手前の水力発電所へ向かう(約8時間)。クスコのアルマス広場には有数のツアー会社があり、事前に予約する。往復55ソレス〜(約1.925円〜)。水力発電所からは10キロ離れたマチュピチュ村まで線路沿いを歩く(約2時間)。合計10時間は見ていた方が良いです。


そしてマチュピチュ村に着いた〜!といってもそこであの空中都市の遺跡群が見れるわけではありません。
ここから徒歩(トレッキングコース)で2時間半かけて行くか、30分ぐらいで着くバス(片道US$12(約1.344円)で向かいます。


最後に肝心なマチュピチュ入場券。これがないと遺跡には入れません。マチュピチュ入場券のみで128ソレス(約4.480円)、もしくは合わせて、マチュピチュの奥にそびえる山ワイナピチュの登山を楽しみたいな、という人は、マチュピチュ入場券+ワイナピチュ入場券で152ソレス(約5.320円)かかります。事前にネット予約か当日現地で購入ができますが、遺跡自体は1日2.500人、ワイナピチュに登るのも1日400人の入場規制がある為、事前に予約していた方が賢明です。私たちは日本にいる時に、入場券のみをネット予約にて既に入手していました。

なんせ、マチュピチュ行くだけでもお金が掛かる!!

観光産業が盛んなペルーは、外国人が多く集まる場所。輸出なども増え、全体的なGDP(国内総生産)も増えてきているのに、マチュピチュの入場券や、行くまでの交通費も年々値上げ。ペルー在住の人の話によると、ペルー政府はまだまだ観光産業でとれる比率をあげようとしているそう。列車料金もマチュピチュ入場も、観光客用とペルー人用の料金があって、観光客だけ高い。しかも日曜日はペルー人はマチュピチュ無料で入場できるという…ペルー政府、観光客からお金取りすぎですよ〜勘弁して下さい…

そんな不満を言っても、マチュピチュへ行きたい気持ちは変わらない。でも贅沢なんてしてられない私たち。そうなると、マチュピチュまでの行き方は、選択肢が限られてきます。一人往復12.000円以上する列車は高すぎる。私たちが選んだ方法は②のコレクティーボ+徒歩でマチュピチュ村まで向かうことにしました。
たいていの貧乏バックパッカーは、この選択で行くことになります。

私たちがお願いしたツアー会社は、アルマス広場近くにある「Friends OF THE NATURE」。ツアー会社によって値段がピンキリなのですが、これまた高木夫妻から安かったよ!と教えてもらい、マチュピチュ出発の2日前に直接予約をしに行きました。1人往復55ソレス(約1.925円)。55〜80ソレスが相場のようです。


今日はいよいよ出発の朝!

マチュピチュでの拠点となるマチュピチュ村まで行きます。

私たちは、いつも通り宿で朝食を食べた後、
コカ茶を作って、
3泊4日分の荷物を持って、集合場所であるクスコのアルマス広場に向かいます。

マチュピチュの為に、世界各国からたくさんの観光客でたくさん!
集合時間7時40分。遅れていたバスは8時半になって、ようやく出発しました。

このマチュピチュ村までのコレクティーボは、バンバスのような小さい車体のが多いのですが、私たちのは、たまたま通常のバスの大きさ。バンよりは広く座れるしラッキー!と思ったのは、今だけでした。(詳細は後ほど書きます。)

ここから約8時間かけてバスに乗って山を越える旅の始まりです。

レンガ色の町並みが小さくなってきます。

ペルーの田舎町になると、壁に「KEIKO」と描いてあります。しかも一箇所だけじゃなくて、いろんなエリアで見かけました。
実はこれ、ペルーの元フジモリ大統領の娘さん「ケイコ・フジモリ」が今年4月にある大統領選挙にむけ、支持者が描いたものだそう。ペルーでの支持率は今の所トップなんですって。

そして、アンデス山脈をひたすら走ります。ものすごいウネウネ道。
アンデス山脈の景色が壮大です。
途中、標高が4,000m越えをし、
持ってきていたプリングルスもパンパンです。

雨が降ってきて、ちょっと先の視界が真っ白だったり、
道が狭すぎて、対向車が来たらギリギリだったり(すれ違いの車間距離30cmぐらい!)、
そんな風景を見ていたら、13時過ぎぐらいにお昼休憩で停車しました。

着いたのは、ビュッフェレストラン。
レストランは別途料金がかかるので、お金を使えない私たちは、朝から宿で自炊して持ってきたパスタとパンをレストラン脇の原っぱで食べました。
昼食を食べた後は、また再出発!


山を越えるに連れ、次第に道が悪化していきます。

雨季であるペルーは、最近も土砂降り続きだったそうで、山からの川も氾濫し、道と言う道がこんな状態。
それでもバスは、道なき道を進みます。

断崖絶壁を走るバスの車窓からは、ヒヤヒヤする光景。

下を覗くと川があって、ものすごい勢いで濁流が流れています。道幅も狭い為、対向車が来たら、心臓がぎゅんと収縮するような恐怖感。

こんな断崖絶壁走るんなら、ゆったり座れる幅が広いバスじゃなくて、小回りきくコンパクトなバンバスの方が良かった…。この断崖絶壁を通過する時ばかりは、心底思いました。



後半は、そんなずっと肩の力が入りっぱなしだった道を抜けて、16時半頃やっと水力発電所に到着!

ここからはマチュピチュ村へは車やバスが通る道がないので、唯一の交通手段である列車(ペルーレイル)の線路沿いを歩いて行きます。約2時間半。
途中山の中に入るところがあり、軽く登山。
そしたら線路沿いにぶつかるので、ひたすら線路に沿って歩きます。

この線路を通って歩くコース、「スタンドバイミーコース」と言います。映画のスタンドバイミーの線路を歩くシーンに似ていることから、いつからかそう呼ばれるようになったそうです。
確かに、そう見えてくるかも。

赤い大きな橋のところに来たところで

なにやら人工物の建物が見えてきました!!

マチュピチュだ!!

こんな道なき道のさらに山奥にあるマチュピチュ。

早く行ってみたい!

そう高まる気持ちを抑え、ひたすら歩きます。

途中、雨上がりの空からは虹が!!
山の中で見る虹はとっても幻想的でした。

次第に暗くなり、用意していたヘッドライトを準備。

次第に、山奥から明かりがポツポツ見えてきました!

マチュピチュ村に着いたーーーー!!

その時点で、すっかり日は落ちて19時近くになっていました。

これから宿探しです。

色々情報収集していた宿へ値段を聞きまわり、目星を付けていた「Golden hostel」1泊60ソレス(一人約1.050円)に決定です。
部屋に荷物を置いて、腹ペコだった私たちは、宿から2軒隣りにあるレストランで食事をすることに。

「トゥルチャ フリッタ」。揚げた魚とポテトでペルー定番料理です。
このスープが付いて、各8ソレス(約280円)。1人で食べるにはボリューム満点です!

マチュピチュ村は観光客相手に、きっと高い宿やレストランばかりなのかと思いきや、意外とそこで暮らす地元の人も多く、安宿や市場、庶民レストランも多くありました。助かる〜。

今日から3泊4日、このマチュピチュ村に滞在します。


Yoko.



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