▲旅で撮り収めた写真が本になりました!絶賛発売中!



2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

日本→グアテマラ→キューバ→メキシコ→ペルー→ボリビア→アルゼンチン→チリ→アルゼンチン②→チリ②→アルゼンチン③→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→イギリス→オランダ→ドイツ→ポーランド→チェコ→オーストリア→ハンガリー→ポーランド②→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド③→アイスランド→スペイン→ポルトガル→スペイン②→モロッコ→南アフリカ→ナミビア→ボツワナ→南アフリカ②→マダガスカル→南アフリカ③→ジンバブエ→ボツワナ②→ザンビア→タンザニア→ケニア→アラブ首長国連邦→インド→ネパール→ベトナム→台湾→日本



2016-03-28

パイネトレッキングをする人が集まる町、プエルト・ナタレスへ

結局3泊もしたインディペンデンシア。
居心地良かったなぁ。


宿の入り口に貼ってあるステッカーたち、いいね!
ステッカーの中には、札幌のアウトドアショップ「秀岳荘」のステッカーもありました。
こういうのを見ると、いろんな人が来てここに貼ったりしているんだと思うとわくわくします。


すっかり懐いてくれた宿の猫ちゃんともお別れです。
懐いてくれてありがとう。


プエルト・ナタレスまでは、これまで通り、ヒッチハイクでの移動で考えていましたが、バス代が思ったよりも安かったこともあり、今回は4時間のバスの旅を選んだ私たち。

同じパタゴニアでもバス代も宿代も、アルゼンチン側は高くて、チリ側はそれに比べると少し安くなるようです。


これからチリを駆け抜ける私たちにとっては、とても助かる~~!!


バス出発の時間まで少しあるので、最後にちょっとだけプンタ・アレーナスの町を観光をしてみることにしました。


ウシュアイアからやたら見かけるこのキャラクター。
プンタ・アレーナスのお土産さんでもよく見かけるので、何だろうと気になっていました。

実は、その昔このパタゴニアに住む「ヤマナ族」という実際にいた先住民族なんですって!


さて、衝撃の実際の写真はこちら!





じゃじゃんっ!
嘘でしょ…

これが実際にいたパタゴニアの先住民だなんて。
※参照「服を着たせいで滅んだ裸族!?ヤマナ族とは…


民族衣装が好きな私も、さすがにヤマナ族には驚きました!!


ウルトラマンに出てきそうなぐらい強烈な印象のヤマナ族。

もともと裸族の彼らは、動物の毛皮を身に纏って生活をしていたのだそう。

普段はペンギンやアザラシの脂と染料を用い、身体にペイントすることで防水や保温をしていたんですって。

強風のパタゴニアでは、衣服を身にまとうより、裸で火に当たっていた方が暖かいらしい。寒いから服を着るのではなく、寒いから服を脱ぐという発想。斬新だなぁ。

そして、この強烈なペイントは、ヤマナ族が成人になる際のおめでたい、歴とした正装ペイントなんですって!!
同じ人間とは思えないほど、こんな民族が実際にいたなんて、びっくりです。


19世紀に入りヨーロッパからの入植が本格的に進み、裸で過ごすヤマナ族を哀れに思ったヨーロッパ人たちは、衣服を着るという文化を教え、ヤマナ族たちは衣類を身に纏うようになったそうです。

しかし衣服を着る文化は教え込まれたものの、衣服を濡らしたり乾かしたり洗ったり…ということは教わらなかった彼ら。

次第に菌が繁殖し、衛生的にも悪化して病気になり、免疫力のないヤマナ族たちは絶滅していったのだそう…


わずか200年前まで存在していたとう、ヤマナ族。衣服を着たことで絶滅した民族という、なんとも悲しい結末です…


そんなヤマナ族、パタゴニア地方で、かなり引っ張りだこの様子。アルゼンチン側もチリ側も、パタゴニア中、ヤマナ族のお土産品が大量にあります。
↑パタゴニアの州旗や、プンタアレーナスで有名なペンギンのピンバッジの中に、ヤマナ族のピンバッジも紛れてる〜!
↑なんと、天然石ラピスラズリで作られたヤマナ族のピアスまで!

強烈な印象を与えてくれたヤマナ族。ここに来るまで、あなたたちの存在を知りませんでした。教えてくれてありがとう。

あっという間に観光も終わり、いざパイネ国立公園に向けて、拠点となる町「プエルト・ナタレス」へ出発です!


プエルトナタレス行きのバスは、調べてみると、どうやらここの町から出ているのは3社。バスターミナルがあるわけではなく、各バス会社のオフィスから出発するようです。

各オフィス見て回った結果、3社とも料金がまちまちでしたが、一番安いこちらのバスで移動することに。
BUSES PACHECO社
1人5000チリペソ(約850円)。

ちなみに、ここから徒歩5分ぐらいのところにあるBUS SUR社は便数は多いのですが、1000チリペソ高い、6000チリペソ(約1.020円)でした。


私たちが乗るバスはこちらの大型バス。
南米をこれまで回ってきた中でも、パタゴニアエリアのバスが一番クオリティが良い気がします。
4時間、動物たちがいる草原をひたすら一本道を走るバス。

そして、プエルト・ナタレスに到着~!

山と海に囲まれた自然あふれる町並み。
ビルなどの高層な建物は全くなく、町自体が小さな田舎町という感じ。
相変わらず強風の町で、びゅんびゅん風が吹き付けてくるので寒いです。

バスターミナルから1歩外に出ると、バックパックを背負っている人たちがたくさん歩いています。
さすがパイネ国立公園に行く人たちが集まる町!

私たちもその2人。チリ紙幣にも描かれているこのトーレス デル パイネに向かうため、この町に来ました。
(※アウトドアブランドPatagoniaのマークの山ではありません!)

宿情報の看板があるほど、安宿もたくさんあるようです。
私たちも、プンタ・アレーナスでお世話になったインディペンデンシアのおじさんから教えてもらった宿、「HOSTAL RIO TYNDAL」へ歩いて向かいます。
バスターミナルは丘の上にあるので見晴らしが良く、宿へ向かっている途中の景色がとっても綺麗!


重たい荷物も気にせず軽快に歩いていると、

でたぁー!ヤマナ族!
標識にヤマナ族がいるじゃありませんか。
実写版はちょっと恐ろしいけど、影だけだと何だか可愛く見えます。

今日からお世話になる宿「HOSTAL RIO TYNDAL」に到着です。
バスターミナルからも歩いて10分かからないし、町の中心部セントロまでも、歩いて10分ぐらいなので便利な場所!

しかも1人分の宿代が8000チリペソ(約1.360円)で安い上、インディペンデンシアと同じように、ドミトリーでも個室でも同じ料金という嬉しい設定です。

トイレ、シャワーも男女別だし、キッチンは自由に使えるので自炊も捗りそう!
ここも庭にテントが張れるスペースがあり、テント泊もできるようです。

私たちは、パイネトレッキングに向けてゆっくり準備をしたかったので、日当たり良好の2人用の個室で、ここ数日間お世話になることにしました。

そして、夕飯の買い出しをする為にちょっとだけ外を歩いてみることに。

キャンプ用品のレンタル屋さんがあっちにも、こっちにもあるー!

レンタル屋業だけのお店をはじめ、
レストランの中にキャンプ用品のレンタルが併設されていたり、
ホテルの中に併設されていたり、と別の商売をしながらレンタル業をしているところも多いようです。


この町に来れば、パイネトレッキングに必要なバックパック、テントや寝袋、マットやガスストーブなどの装備等、必要に応じてレンタルすることができるので、手ぶらで来ることができるのです。

私たちは全て日本から持ってきている装備で行きますが、殆どの人はここでレンタルをしていくので、シーズン中はレンタル品が不足していることが多々あるとのこと。

レンタル屋さんに隣接している公園では、テントの張り方の講習を行っていました。
それだけ、パイネ国立公園でトレッキングをしに行く人が多く集まる場所なんですね。


明日は、私たちにとってもトレッキング準備の日。


ルートやスケジュールを考えたり、5日間の食料を買い込んだり、キャンプサイトを予約したり、とパイネトレッキングに向けて準備を行います。


日本でチャレンジした富士登山でもとても苦しかったのに、5日間の食料を担いで、テントや寝袋も持って、トレッキング。

絶景が見れるという楽しみ半分、本当に大丈夫かな。
緊張してきました。


Yoko.




〜ブログランキングに参加しています〜
1日1回のクリックでランキングに反映されます。
▼今日も読んだよ!の応援よろしくお願いします!



1 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

5日間!楽しそうすぎる!
マルヤマ