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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-08-03

砂漠に突如現れる、おじいちゃんが30年間作り続けてきた丘「サルベーション マ ウンテン」

日本にいる時から、ずっと気になっていた場所がありました。



そこはロサンゼルスから車で約4時間のところにあって、メキシコの国境からもほど近いところにあるのです。

 

そこは、砂漠地帯に突如現れる「Salvation Mountain(サルベーション・マウンテン)」という原色が眩しい山(丘)。

以前に雑誌やwebで見たことがあり、当時あまりにも衝撃を受けたのです。


何やらその丘は、一人のおじいちゃんが30年間もの月日を費やしながら、コツコツと作り上げたというのだから、なおさら関心が高まりました。


ジョシュアツリー国立公園を昼過ぎに出た私たちは、そこから約200km南に下ったサルベーション・マウンテンがあるCalipatriaという町へ向かいました。


40℃を超える真夏日。
アメリカに入ってからといううものの、ここ数年あまり飲んでいなかったコーラやスプライトなどの炭酸飲料水の消費が早いこと。
クーラーボックスでキンキンに冷やしていると、いつでも飲めるし便利。
暑い季節にアメリカドライブされる方は、クーラーボックス必須です!


荒れ果てた砂漠地帯をひたすら走り、遠くにサルベーショ・マウンテンが見えてきました!!
うわぁー!
ほんとに周りには何もない砂漠に突如現る色鮮やかな丘。


実はこれ、丘をキャンバスに見立てて色鮮やかにペイントしたものなんです。

レナード・ナイトさんというおじいちゃんが1983年頃からコツコツと作り上げたもの。


まず目に飛び込んだのが「GOD IS LOVE(神は愛)」。


よく見ると、丘からは川が流れ、花や木などの植物、そして鳥たちが描かれています。


ポップな色使い、そしてペイントのタッチがとても可愛い!!

まさに1960年代、反体制・自然賛美派であるアメリカのヒッピー文化が広まった時代に、レナードさんも宗教に目覚めたんだそうです。

当初は、熱気球で宗教的なメッセージをあげるためにこの地にやってきたそうですが、熱気球がうまくあがらず、丘にペイントしてメッセージを記していくことを考えついたんだそうです。

わらを敷き詰め、レンガ用の泥を丘に押し固めて、その上からペイントしてありました。
ここに来たら、レナードさんにお会いできるかも!と期待して行ったの私たち。

この石碑を見て、2年前に83歳でお亡くなりになっていたことを知ったのです。

会いたかったな、、、。

レナードさんは、水も電気も通らない、この丘のふもとに止めてあるトラックで生活しながら、亡くなる直前まで毎日欠かさずコツコツとペイントされていたと言います。

目が見えなくなったり、耳が遠くなっても、、、

作業途中だった場所もそのまま残されてありました。

彼自身、ペイント、建築の知識も高いわけではなかったそうですが、この丘には愛と信仰のメッセージが至る所に溢れています。


もともとは州の土地に無許可で作られたサルベーション・マウンテン。

大量に使うペンキを始め、土台となる材料など、財源は人々の寄付で賄ってきたんだそうです。

今ではアメリカ政府により「国家的財産」と指定され保護されるまでになったんですって!!
一人のおじいちゃんの強い思いが皆へ届き、毎日多くの観光客が訪れている場所となりました。


サルベーション・マウンテンの麓には、女性2人が小屋に座って丘を見守っていました。
また、そこでは寄付金ボックスがあったので、私たちも気持ちばかりの寄付をさせてもらいました。

女性から、こんな言葉が返ってきました。

「私の父の作ったサルベーション・マウンテンに来てくれて、どうもありがとう」と。


亡きレナードさんが作ったサルベーション・マウンテンは現在、娘さんを始め、レナードさんの遺志を引き継いだ人々によって管理され続けられているのです。


私たちは、この地を訪れることができて刺激をもらいました。
人は「愛」によって支えられているんだな、と。
楽しい時も、嬉しい時もまさにそうですし、苦しい時も、悲しい時も、結局は一緒にその感情を共有できる、「人の愛」によって乗り越えられているなぁと感じました。
サルベーション・マウンテンの余韻に浸りながら、私たちはまた来た道を約100km戻り、WEBで事前予約していたRVパークへ向かいました。

ここがまたとっても良い場所で、あたりでした。

「Shadow Hills RV Resort」
1サイト25ドル。
まさにリゾート!
広い敷地内には、噴水があって開放的。


管理人さんから、「敷地内空いているところ好きな場所自由に使って!」と言っていただき、私たちは噴水を目の前にテントを張りました。
夕陽も綺麗〜!
そして敷地内をウロウロしているこの子たちも可愛いんです。

まわりはキャンピングカーだらけ!



プールも自由に使えて最高です。さらに夜はライトアップされて綺麗!(無料)
卓球だってできますよ。(無料)
朝のコーヒーだって飲めます。(無料)
キャンプ場なのに、シャンプーやボディソープ、化粧水やクリーム、歯磨き粉などのアメニティも充実!(無料)

またここに泊まりたいなぁ。



12日目の走行距離は678kmでした。

Yoko.





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