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2016-08-01

違う惑星にいるような不思議な光景「ジョシュアツリー国立公園」

ジョシュアツリーってご存知でしょうか?


私たちは、アメリカに入るまで知りませんでした。


アメリカに入国するタイミングで、ありがたいことにアメリカ在住の知人に各地オススメの場所を教えてもらったのですが、その中に入っていた一つがカルフォルニア州にある「ジョシュアツリー国立公園」なのです。


私たちは国立公園を無料で入園できるパス「America the Beautiful」を持っているし、アメリカに住んでいる人がイイ!!というんだから間違いないはず!と期待を胸に、そこへ行くことにしました。


広さも東京都の1.5倍もの面積があるんですって。
なのにあまり耳にしたことのない場所。


私たちとしたことが知らないなんて、、、。なんでだ、、、。


どうやら1994年に国立公園に指定されたばかりで、古い歴史を持つアメリカの国立公園としては、それほど長くない場所でもある公園の様子。


おそらく、観光客からもアメリカ横断をする人が増えてきた70年代ぐらいの頃、すでにグランドキャニオンやヨセミテの国立公園は有名でしたが、ここはまだ指定されていなかったのでさほど話題にもならなかったのでしょう。


当時アメリカを訪れた方々の「ここのスポットが良かった!」って今でも影響力ありますもん。


実際私たちも、前職はアパレル関係だったこともあって、「アメリカ」の話をよく上司から聞いていました。アメリカの文化って、多くのファッションルーツに繋がっているので、この町はいいぞとか、あそこの景色はやばいとか、いろいろ話を聞いているうちに、私たちもいつかは憧れの地へ行ってみたいとワクワクしていたのを思い出します。


前置きが長くなりましたが、そんな私たちは車中泊をしていたキングマンを後にして、ジョシュアツリー国立公園へと向かったのです。


久々に長い移動。
距離にして315km、約4時間もかかるので、私たちは朝6時に出発しました。


このあたりは、砂漠一帯のエリア。

ひたすら荒れ果てた砂漠の中にある一本道を走り続けます。


アリゾナ州を抜けて、いよいよカリフォルニア州へ突入~!


そういえば、アメリカ初めてキャンプしたTorreta Staye Parkで買ったワッペン。

何かしらに付けたいというMitsuさんの要望にお応えし、ウォールマートで3ドルだったメッシュキャップに縫い付けました。

車移動の助手席で縫ったので、多少酔いましたが仕上がってみるとなかなかいいじゃないですか!


ジョシュアツリー国立公園は、ロスアンゼルスから220kmという場所に位置するということでロスから一番近い国立公園なんですって。


マイアミからスタートさせたこのアメリカ横断ドライブも、いよいよロスアンゼルスまでももう直ぐ!我ながらもよくこんな短期間で走ってきたもんだな、と思います。


ジョシュアツリーのビジターセンターに到着!

ビジターセンターのエントランスには、このあたりで生息しているサボテンや植物が植えてあってなんだかそれだけで雰囲気たっぷり。

ここで無料の地図がもらえました。
この先にあるゲートでももらえるみたいです。

公園内には道路が3つ走っていて、そのドライブコースを走って観光するという感じ。各コースどれも40kmほどあるので、ゆっくり公園を満喫することができるんだそう。

ちなみに公園内にはガソリンスタンドも売店もないので、入園する前にちゃんとガソリンを入れておいたり、飲み物を持っていく必要があります。(トイレは所々にありました)

そしていよいよゲートをくぐり、公園内のドライブがスタートです。

ジョシュアツリーという名の通り、この公園内にはジョシュアツリーと呼ばれる珍しい木が植生しています!

曲がりくねった独特の形をしたジョシュアツリーが至る所に!!

遠くの方まで続く、ジョシュアツリー。

見たことのない木にびっくりしました。

砂漠でしか育たないジョシュアツリーは、とても生育が早いらしく、最初の10年は平均で年に7,6cm、それ以降も年に平均3.8cmも成長するんですって。
平均寿命は150年、力強くこの砂漠地帯で生きている植物なのです。


道の両脇にはジョシュアツリー。
その地域には、およそ5000年以上も昔から先住民が生息していた場所らしく、先住民たちは実を食材とし、繊維をバスケットやサンダルとして編んでいたんだそうです。


今は公園内に居住スペースはないので、公園として保護されています。

そしてこの公園にはジョシュアツリーだけではなく、もう一つの見所が!


それは巨大な岩がゴロゴロと点在していて、ロッククライマーたちがこぞってここに練習しに来る人気の場所なんだとか。

20mはゆうにあろう巨岩群。

真っ二つに割れているスプリットロック。スプリットとは、分裂とか、分割という意味なので、まさに名前の通りの岩です。



1億年前頃に冷えて固まったマグマで、地下水による侵食でこのようになっていったものなんですって。

グネグネと不思議な形をしたジョシュアツリーと、巨石のコラボが、一体ここはどこなんだ!という感覚にさえなってしまいました。



骸骨に見えるスカルロックと言われている岩もありました。


いろんなところにトレイルルートもあります。
トレッキングしている人もいました。40℃近くある気温の中、暑そう…


私たちは車からおりて、ちょっとお散歩するだけでも汗だく…。




そう言えば、なんとなくこの景色どこかで見たことがあるなぁ~という方もいらっしゃるのでは?

アイルランドのロックバンドU2が1987年に発売した名盤「The Joshua Tree」のジョシュアツリーなんです。


私も、白黒にしてみました。

それっぽくなったような気がします。


ちょうどランチタイムになったので、公園内のピクニックエリアで休憩しました。

気持ちが良いな~。

日陰を確保!
ピクニックエリアには、このようにテーブルと椅子が置いてあるので、ランチするには絶景ポイント!

公園内には9か所もキャンプ場があるようですが、私たちは次に行きたい場所があったので、その移動も加味してここには泊まりませんでした。
なかなかワイルドなキャンプスタイル!こういうの嫌いではありませんが。


他の国立公園や国定公園と比較すると人も少なく、ゆっくりできるしとっても穴場な場所。

異空間ドライブを満喫できたジョシュアツリーでした。



今日の後半は、また違う場所へ。
それはそれは、ずーっと行ってみたかったある場所へ。

続きはまた次回!


Yoko.





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