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2016-09-23

世界一の自転車大国オランダ

ということ、ご存知だったでしょうか。



多くのオランダ人が交通手段として使っている自転車。

人口に対して自転車の割合は、1人1台は持っている統計なんだとか。2台持ちで、時と場合によって使い分けている人も少なくないようです。

オランダの路肩は、歩行者専用道路だけなく、自転車専用道路、そして自転車専用信号機もあるほど。
街中は、路線バスもトラム(路線電車)も充実しているので、決して自転車に乗らないと不便!っていうわけでもないのに、こんなにも自転車人口が発展しているのです。

もともと第二次世界大戦後のオランダは、自動車が主要な乗り物だったそうですが、自動車の飛躍的な増加から交通事故による死亡者が増加傾向にあったんだそう。


そこで国自体が安全な自転車環境を推進すべく、駐輪場や道の整備など、自転車に対するネットワークが構築されていったことから、これほどまでの自転車人口に拡大していったんだそうです。


だから私たちが泊まっているキャンプ場にも、チャリダー(自転車に乗っている人のこと)の旅人が多かったんですね。

ヨーロッパにはシェンゲン協定と言って、シェンゲン圏に加盟しているヨーロッパの26か国は、パスポートを見せなければならないというような検査がなく、国境検査なしで国を超えることができるため、自転車でも気軽に旅がしやすいのです。(滞在日数などの条件はあるのですが。)


しかし、ヨーロッパではこのシェンゲン協定の法律があるからゆえに、大規模に流れ込んでいる中東からの移民、難民問題で頭を抱えている国も多いそうなのです。


確かに誰でも自由に国境を越えれるなら、一度シェンゲン圏のヨーロッパ国に入ってしまえば、足跡を追うことも難しくなるでしょう。さらに難民が流れ込んできた国は、難民受け入れをしなければならないという政策がとられている為、今まさにヨーロッパ各国はこのシェンゲン協定を廃止したほうがいいのではないか、という声も多く上がっているようです。


私たち旅行者からしたら、何時間もイミグレ審査をするために待って、と言った手続きも省かれるしラクなんですけどね。

それ以上の深刻な問題が、今ヨーロッパを襲っているのです。



話は元に戻って、自転車のことへ。
私たちが泊まっているキャンプ場「Camping zeeburge」でもレンタサイクルができる!ということなので、そんな自転車大国であるオランダの首都であるアムステルダムで、私たちも自転車を借りて街中を探検してみることにしました。

24時間レンタル1台につき、11.5ユーロ(約1.322円)。


アムステルダムには、160本以上の運河と1500以上の橋があるらしく、ここ「アムステルダム」の由来も『アムステル川に築かれたダム』から来たほど水の都。


運河沿いを走らせるだけでも、とっても気持ちが良いこと!


途中止まりながら地図の確認です。GPSってインターネット繋がっていなくても現在地が分かるから便利〜。
途中にあるベンチに座って、近くのスーパーで買ったお昼ご飯を食べました。
美しい景色を見ながら食べるご飯は格別!安いスーパーのお惣菜も一段と美味しく感じます。
ご飯を食べたら、また出発。
街並みがとても綺麗。
通りがかりに見つけたのですが、オランダのビールと言えば【HEINEKEN(ハイネケン)】。
どうやらここはハイネケンの出来立てビールを自分自身で作って飲むことができる博物館なんですって。

確かにビールの製作過程は気になりますが、入館料が1人18ユーロ(約2.070円)で2人だと38ユーロ(約4.370円)という高さに断念。

ちなみにスーパーだと500ml 1瓶1ユーロ(約115円)もしないぐらいの安さで売っているので、Mitsuさんはいつもスーパーでビールを買い込んでいます。



お次は、アムステルダム国立美術館の外にある『I am Amsterdam』のオブジェ。
人が多すぎて、この写真を撮るのもやっとな状態。


そしてアムステルダムでも蚤の市やマーケットが有名。

偶然にもこの日は週末だったということもあって、色んなところで開催されており、自転車を走らせてはしごしました。
オランダと言えばの木靴も発見!
古着屋さんに立ち寄ってみると、なんとAdidasの初期型ROM(ローマ)の西ドイツ製が!!34.50ユーロ(約3.967円)ですって。衝撃の価格にびっくり。
日本だと5〜10倍ぐらいの値段で、稀少価値として値段が付けられているもの。ドイツはオランダのお隣だから、こういうのもザクザク眠っているのでしょうか。
蚤の市やマーケットを物色した後、遠くにある橋の向こうから、どんちゃん騒ぎが聞こえてくるじゃありませんか。
色んな企業が協賛しているイベントっぽい。

気になって近づいてみると…
何やらすごい人だかり!
運河では爆音で船上パーティ。

はじめは、何かのお祭りかな~なんて覗いていましたが、徐々に真相が明らかに。

「ゲイ・プライド」と呼ばれる世界でも有名なゲイ・パレード(同性愛者のパーティ)だったのです!!

↑ミンナオトコノヒト…

街中はレイボーフラッグだらけ。
このレインボーカラーは、世界共通である同性愛者の象徴なのです。

↑分かりづらいですが、こんな建物のてっぺんにもレインボーフラッグ!
アムステルダムは、世界で初めてゲイのモニュメントが設立され、ゲイの結婚式が執り行われた街。オランダは同性愛者の社会的な受け入れに成功している国なんですって。

大人から、子供まで

みんな楽しそう。

このパレードの観衆が50万人というから、どれだけオランダで同性愛者が受け入れられているか、というのが伺えます。

オランダの凄さを目の当たりにした私たち。

日本ではこれだけ壮大な同性愛者のパレードなんてなかなか見れません。なんて、すごい国なんだ、、、、


そんな熱気ある空間を脱出し、今度は静かに過ごせる図書館へ。
アムステル公共図書館です!

なんだ、この素敵な建築は!!

とにかく空間デザインが洗練されていて圧巻。

面積もヨーロッパ最大の図書館なんですって。(地下1階から地上9階まで全て図書館)

見入ってしまう建築は、オランダを代表する建築家「ヨー・クーネン」によるもの。

アムステル中央駅からほど近い場所にあって、無料で誰でも自由に入館でき、上の方に行くと展望も広がっていて眺めも楽しめるなんて、なんとも穴場スポット!!

こんな図書館が近所にあったら、毎日でも通いたくなりますね。



自転車で周るアムステルダム。
寄り道したくなるようなスポットが多くあるので、レンタサイクルは是非オススメです。




Yoko.





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