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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-03-23

バスまでヒッチハイクしちゃった!

リオグランデで初めての野宿をした私たち。


昨日の夜、買い込んだサンドウィッチやヨーグルトを食べ、朝食をとります。
温かい紅茶が、格別に美味しく感じる〜。


次は、リオグランデから1時間ほどで着く「サンセバスチャン」を目的地に定め、ヒッチハイクの準備をします。
前回のブログで書いた2種類のルート分岐点「サンセバスチャン」まで行けたら、そのあとのルートはどちらのルートを通ってもプエルトナタレスには行ける為、どういうルートになるかは捕まる車の運次第です。


今日もまた、長距離移動の車がたくさんいるであろう国道3号線沿いをヒッチハイクポイントにしよう!


そこまで歩く途中、サッカーをする少年たちや、
大西洋と接するこの町ならではのモニュメント、
ご立派な家を横目にしながら、
車が捕まりそうな場所まで歩いていきます。


よし!ここら辺で良さそうだね。ヒッチハイク開始!


荷物を置いて5分後ぐらいなのに、なんと早々に1台の車がクラクションを鳴らして停まってくれたのです。


えっ!?早くない? 
もう停まってくれたの?!


そんな期待のもと、停まった車を覗きに行くMitsuさん。


「ここでヒッチハイクやるより、側道がある場所でやった方が車も停車しやすいし、ヒッチハイクしやすいと思うよ〜。そこまで乗せてってあげるよ!」


と、わざわざヒッチハイクしやすい場所を教えてくれた男性。

ラフな格好だったので、おそらく近所の人なのでしょう。


なんですか、この優しい人は!!


10分ぐらい車を走らせ、側道のある場所まで乗せてってくれました。



降ろしてくれた場所でふと振り返ると、後ろには十字架とイエス様。
私たちのヒッチハイクをみまもってくれているかのようです。

15分ぐらい経った頃でしょうか。


一台の路線バスがクラクションをならして側道に寄ってきました。


やばい!
ここは路線バスの停留所だったのかな…この場所でヒッチハイクするなって怒られるのかも…。


そう思って荷物を移動させようと思った瞬間、

運転手さん:「この3号線のリオグランデ出入り口まで行くから乗っていくかい?」

私たち:「私たちお金持ってないのですが…」

運転手さん:「お金なんていらないよ!乗っていきな!」

えっ⁈まさかヒッチハイクをしている私たちのために停まってくれたのですか!?!

どうなってるんだ、パタゴニア!!

日本だとありえない光景に、感激する私たち。

パタゴニアは人がいいって、本当だったのですね。

営業所まで戻ろうとしていた乗客ゼロのバスに乗せてもらい、10分ぐらい先のリオグランデの出入り口付近で降ろしてもらいました。
「Good luck!!」

バスを降り際、運転手さんからのこの一言がとても嬉しかった。


よし!ここを通る車は、ほとんどがサンセバスチャンに行く人しか通らないから、ヒッチハイクしやすい状況にきたぞー!

気を取り直して、ヒッチハイク再開です。

30分経過…

1時間経過…

2時間経過…
全く車が停まってくれません。
交通量も徐々に減ってきました。

3時間経過…

この時点で、時計の針は14時をさしていました。

この付近はスーパーもなければ、レストランもなく、歩いている人が1人もいません。

お腹はペコペコ。

持っていたポテトチップスを2人で食べ、たくさん水を飲んで空腹満たします。

どうしよう…このまま停らなければ、野宿かぁ。周りは何もない1本道から、流石にここで野宿はしたくない。


一刻も早く、ここから脱出しなければ。
必死になってヒッチハイクを続けます。


4時間経過…

今まで順調に停まってくれていたのに、何がダメなんだろう。

気分転換に、ザックを背負って歩きながらやってみようか。ザックを背負ってたほうが、旅人ってのがすぐ分かっていいかもしれないしね。

そう話しながら、4時間ぶりに道路の隅っこに置いていた重たいザックを再度背負い、歩きながらヒッチハイクのポーズをしてみました。


そしたら、なんと!!! 


5分で停まった!


なんだ、この即効さは。


もっと早くザックを背負いながらヒッチハイクをすれば良かった…


兎にも角にも、いまは停まってくれた車に感謝感謝!


これまでの4時間の疲れが一気に吹き飛びました。


乗せてくれたのは、リジャーノ(26歳)とその友達(27歳)。ちょっと強面のいかつい体型をしたリジャーノ。リオグランデに住んでいる友達を、ちょうどサンセバスチャンまで送ってあげるところだと言う。
右からMitsuさん、リジャーノ、その友達。(リジャーノの手には、プレゼントした五円玉!)


「グラシャース!(ありがとーう!)」


車に乗ってから降りるまで、何度リジャーノに伝えたことか。
1時間ほど走らせた車内には、アルゼンチンポップスが流れます。
サンセバスチャンに到着し、リジャーノたちに別れを告げた私たち。


やたら達成感だけは一丁前なのに、リオグランデからわずか80kmしか進んでおらず、まだ昨日の3分の1しか移動していません。


なのにクタクタ…。
そんな私たちの目に飛び込んできたHosteria "ACA"の看板!!
多少高くても良いから、今日この宿に泊まろう。


そう決めて建物の中に入ると、50歳ぐらいのご夫婦が出てきました。

私たち:「今日泊まれますか?」

奥さん:「今、ホステルはちょうど改装修理中で泊まれないのよ〜。でももしテント持ってるのであれば、ここの庭自由に使っていいからね!」と。

宿としては休業中だけど、レストランとして営業しているらしく、簡単な食べ物はここで調達できそう。しかもフリーwifiも飛んでいる。それでいて水場はちゃんとお湯が出るし、自由に使って良いとのこと!シャワーも浴びれるし、電化製品の充電もバッチリ!
2日連続の野宿も躊躇いましたが、こんな条件の良い野宿はない!今日はここの庭にテントを張らせてもらって夜を過ごすことにしました。
強風が続くパタゴニア。

テントを張る準備をしていると、風に飛ばされそうになります。そんな私たちを見かねて、宿の人からはこっちの方が風当たらなくていいよ〜と教えてくれたりもしました。


宿の庭に無料でテントを張らせてもらっているうえに、暖房の入ったレストランでくつろぎ、インターネットも水回りも自由に使えるなんて、とても快適な野宿。

そして日の入りの時間になり、綺麗に見えた夕陽。
今日は、一時はヒッチハイクでなかなか車が停まってもらえずヘコタレてしまいそうでしたが、出会った1人1人の親切さが本当に身に染みた1日となりました。


明日は早起きして、今日移動できなかった分頑張って移動しなきゃ!


Yoko.




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