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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2016-03-20

初めてのヒッチハイクの次は、初めてのテント生活?!

私たちが次に目指すのは、ここウシュアイアから約850kmほど北にあるトーレス・デル・パイネ国立公園。大阪府ぐらいの大きさを誇る、広大な自然公園です。
※地球の歩き方の地図を参考にしています。

そこで私たちは5日間トレッキングをしながらのキャンプ生活をする予定。パタゴニアに来たからには挑戦したかったもののひとつなのです。


そこに向かうには、プエルトナタレスいう町が拠点となりウシュアイアからは約750km北上をしていかなければなりません。
ウシュアイアからのルートは主に2種、アルゼンチン側をひたすら北上し、リオガレゴス経由でチリに抜ける行き方と、北上してサンセバスチャンという分岐点からチリに渡り西へ進みフェリーでマゼラン海峡を渡る行き方。


私たちはプエルトナタレスまで辿り着ければどちらのルートでも問題ないのですが、一度に750kmの移動は時間的にも厳しいと思い、先ずはここウシュアイアから一番近い次の町を目指すことに。

次の町って何処だろう。

リオグランデという町が地図上でも太文字で書いてあるし、規模的には良さそう!


ウシュアイアからは230kmぐらいの距離だし、まずはここを目指すとしよう。


そう目標を定め、画用紙に「Rio Grande」と書きます。

朝10時、ウシュアイアの宿をチェックアウトし、全ての荷物を持っていよいよ2日目のヒッチハイクの開始です。

昨日ヒッチハイクをした国道3号線まで出てからスタート!
30分ぐらいだったところで、1台の車が停まりました。


20代前半ぐらいに見える男の子と、女の子2人の計3人。リオグランデまでは行かないけれど、ウシュアイアの出入り口ゲートのところまで乗せて行ってくれるという。

「グラシャ〜ス(ありがとう)!」


車から降り、ここの外国人はゲートでパスポートの提示と何処へ行くのかを報告しなければなりません。


ここから森林地帯が続くので、誰が何処へ行く目的で入っているのかを管理しているのでしょう。

ゲートをくぐった向こう側で、すでに4組ものヒッチハイカーたちが、ヒッチハイクをしています。
しかも自転車で移動している旅人も、自転車ごとヒッチハイク!

なかなかライバルが多くて、時間がかかりそうな予感…。
ヒッチハイクをする人たちの暗黙のルールがあって、同じ場所でヒッチハイクをする場合は、先にやってる人を邪魔しないように、後ろでやること。


私たちは、順番でいうと5組目。みんなの後ろへ回り、早速再度ヒッチハイクを開始です。


前の人たちの車が捕まるまで、そう簡単には私たちも捕まらないだろうから、気長にヒッチハイクをしよう。


そう思っていたけど、1時間ぐらい経っても1台すら停まってくれません。


天気も崩れはじめ、ヒッチハイクを諦めたのか、違う場所でヒッチハイクをするため移動したのか分かりませんが、1人、2人とその場から離れていく人々。



1時間半ぐらい経った頃には、私たち2人だけになっていました。



よし!諦めずに頑張ろう。


そう思っていた矢先に、車が停まってくれました。

停まってくれたのは、マリオットという26歳の男性。
レンタカー屋さんで働いている彼は、この車をなんと、ここから1000kmも先のエルカラファテまで運ばなければならないのだそう。


一気に北上できる!!しかし少しずつ拠点を移動したい私たちは、とりあえず今日の目的地リオグランデは変えず、そこまで乗せて行ってもらうことにしました。


彼の勤め先エルカラファテにあるレンタカー屋さんのことだったり、アルゼンチンとチリは隣接しているけどチリ人と親しくする機会があまりないんだよ、とか、そんな話をしてくれました。


車を1時間半ぐらい走らせたところで、ガソリンスタンドに立ち寄ったマリオット。


トイレ休憩から戻ってきたマリオットが、何故か私たちにとても謝ってきます。


どうやら、この先で人をピックアップして乗せなければならなくなった様子。


タダで乗せてもらっている私たちは、「リオグランデまでOKって言ってくれたじゃないの!」なんて言える立場でもないので、素直に降ります。


リオグランデまでは残り半分ぐらいの100kmぐらいの地点。


まだまだ距離はあるし、気を取り直してヒッチハイクし直しです。


この場所は、トイレ休憩できるガソリンスタンドだけあって、自家用車から大型トラックまで休憩に立ち寄っているみたい。


ひとまず遠くへ行きそうなトラックの運転手さんに声かけてみよう!


3.4台ぐらい駐車場に停まっていた車に、書いていたRio Grandeの画用紙を見せながら、「Rio Grandeへ乗せて行ってもらえませんか?」と聞いて回ります。


結局、停まっていた車は全てNG。


ガソリンスタンドに寄らない人たちもいるから、ガソリンスタンドの前の通りまで出て、あそこでやってみよう、そう決めた私たちは通りにでてヒッチハイクを始めます。

この時点でもうすぐ3時。まっ昼間なのに、車が全然通りません。

この国道3号線は北はアラスカまで続く道らしく、ひたすら直接道路。通る人のほとんどが長距離を移動する人たちなので、目的地まで行きやすい反面、みんな朝早くか夜遅くに移動する様子。


なのでこの時間、車があまり走っていないのです。


今日もしこのままリオグランデ行きが捕まらなかったら、このガソリンスタンドはずっと明るくてトイレもあるし、この横でテントを張らせてもらって野宿だな…。 


そう、私たちはキャンプする為に日本からテントや寝袋などのキャンプ用品一式を持ってきているのです。


いやいや、停まるかもしれないし頑張ろう!


1時間ぐらい経った頃だったでしょうか。


1台の車が停まってくれましたー!

リオグランデまでちょうど行く用事のあるという、ここパタゴニア出身のアブリル。

この3号線そばにある湖のホテルで働いていて、湖で使う救護用ベストを運んでいる途中らしく、助手席にはたくさんの救護用ベストを乗せています。
3号線沿いは、ファグナ湖と呼ばれる大きな湖や、大草原続きで、見晴らしのよい景観が続く道です。
私たちが理解しやすいようにゆっくりとスペイン語を話してくれるアブリル。
走る途中に目に入る風景や動物を、分かりやすく説明してくれました。

途中虹が見える場所も通って、車の中で興奮する私たち!
そうこうしているうちに、夕方にリオグランデに到着!!

ここから宿探しです。本や他の旅人が書いているブログを読んでも、宿情報が少ないリオグランデ。あるとすると、安くても1人3000円から6000円ものするホテルしかありません。私たちには高い…。


重たいザックを背負って歩き回っていたからか、私たちは既に体力も底を尽きていました。


野宿がちらちら頭をよぎっていた私たち。


Mitsuさんから、ここにいて!良さそうな場所がないか探してくる。と言って、私に荷物を預け、しばらくテントが張れるところがないか探しに行ってくれました。

しばらくして笑顔で戻ってきたMitsuさん。

とってもよい場所を見つけたらしい!

近くに大きなスーパーが2件あるという、そこそこ大きな公園。

世界各国の国旗が掲げられています。
日本の国旗がなかったのですが…

そこで私たちは、公園の壁側を使って、この旅初めてのテント生活を送ることになります。

今日は、3月11日。
日本がある方角を向いて、2人で黙祷をしました。


この時期は20時過ぎに日が落ちるアルゼンチン。

赤く焼けていく夕陽が綺麗でした。


Yoko.




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4 件のコメント :

矢田@医療職兼業トレーダー さんのコメント...

ヒッチハイカーって結構多いんですね^^
応援しておきました。ポチッ

匿名 さんのコメント...

いや〜どんどん南下してるね〜!しかもいい人ばかりで楽しそう!
+張り綱の仕方が気になった。この先、強風とかでテント破損リスク減って欲しいので…おせっかいだけど指摘しとく。
1:張り綱はポールの延長線上になるように。
2:張り綱のペグはポールエンドから70cmくらいの位置に。張り綱に付いてる「自在」で長さとテンション調節を。
つーことで、テン泊楽しんで!
マルヤマ

朝陽と夕陽〜夫婦で世界一周〜 さんのコメント...

ありがとうございます!ここパタゴニアはヒッチハイクしている人がたくさんいましたよ。皆とても親切な方々です!

朝陽と夕陽〜夫婦で世界一周〜 さんのコメント...

丸さん、張り縄のご教示ありがとうございます!素人丸出しでお恥ずかしいです…汗 次回から実践させていただきますね!!!パイネのキャンプまでは下手な張り縄写ってしまいますが…笑 パタゴニア本当に親切な人が多くてとても最高です!