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2016•1•13出発 〜 2017•4•13帰国 《37カ国》  旅のルート

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2017-01-13

サハラ砂漠でラクダに乗ってキャンプへ行こう

サハラ砂漠は、アフリカ大陸の約3分の1を占めるほどの広大な面積を持つ砂漠です。
いよいよ今日は、1泊サハラ砂漠ツアーに参加する日!!


ツアー自体は夕方16時からスタートなので、それまで町を散策してみることにしてみました。
町を歩いているだけでも、異国の雰囲気漂っています。

モロッコでは、砂漠地帯になると男性も頭にグルグルとターバンを巻いている人が多い。
外は灼熱の太陽の光がギラギラ。

町のすぐ目の前にはサハラ砂漠が広がっています。
いやぁ、暑いです。


風が吹くたびに舞い上がる砂が目に入って痛いし…。

砂漠地帯に住む人々が頭にターバン(スカーフ)をグルグル巻きにしているのも、なんだか分かるような気がしました。

日除けにもなるし、髪の毛に砂入ってこないし、実用的ですもん。


それと巻いている理由のひとつとして、水が少ない砂漠地帯では、井戸があったら水をくむことができるように、ということ。長い長いターバンを頭に巻きつけておいて、井戸があるところではターバンにバケツを括り付けて水をくむらしい!ベルベル人がそう話してました。


で、私たちも持っているストールでやってみました。
うん、なんか違う…笑
はい…。

町自体はとても小さな村といった感じで、そこで暮らす人も結構いる様子。スーパーもなく、メイン道路以外は未塗装で砂のまま。
しかしサハラ砂漠にやってくる人々の観光収入が主なのか、このあたりには立派なホテルが多く建ち並んでいて、続々と建設ラッシュの様子。

村の入り口にある看板。
ほとんどのホテルや観光スポットがこれに凝縮されているのか、見辛い…笑


砂漠地帯の建物は、基本的にワラと土を混ぜて乾燥させた日干し煉瓦で造られています。 

雨があまり降らないこの地域では、日干し煉瓦にすることで風通しが良く、室内は涼しいんですって!
雨降ったら、溶けちゃわないのかな。


最近は、このように素焼き煉瓦で土台を造ってから土で壁を覆っていく手法も多く見かけました。

確かに耐久性が増しますもんね。

いづれにせよ、日本とは全く異なる建築方法に驚くばかりです。


そうこう村を散歩していると、あっという間に時間は過ぎて、砂漠ツアーの時間。


私たちは、泊まっているリアドマムーシュでツアーの予約しました。
ちなみにこのホテルのホームページにツアークーポンがあり、それを見せると1人350ディルハム(約4200円)が300ディルハム(約3600円)まで下がりました。


ツアーの内容はというと、

・夕方16時ごろから約1時間半ラクダに乗って、砂漠の真ん中にあるキャンプサイトを目指す
・ラクダに乗ったまま夕陽を楽しむ
・キャンプサイト到着後、食事
・食後は、焚き火をしながらモロッコの伝統音楽を楽しむ
・キャンプサイトで1泊
・翌朝、砂漠で朝陽を拝む
・1時間半かけて、来た道をラクダに乗って戻る
・朝8時ごろホテルに到着


といった具合。

キャンプと言っても今回は自分たちのテントを持参していくのではなく、専用のテントが備え付けられているので、そちらに泊まります。

カメラの故障対策もバッチリ。
砂漠の粒子はとても細かく、電化製品の隙間なんかに入り込むとすぐ壊れてしまいます。その粒子が入り込まないように、袋とテープを使ってこんな状態に。アナログです。


ホテルの目の前にあるラクダ乗り場へ歩いて行き、本日の相棒たちとご対面。

ノンビリしてる姿が可愛い!
初めて近くで見るラクダに、わくわくです。
ラクダって砂漠という過酷な環境下の中でも、なんと1ヶ月も食べたり飲んだりしなくても生きていけるんですって!!びっくり。


どうしてそんなことができるのかというと、ラクダのお腹の中には食べ物を貯蔵している袋と、水分が貯蔵している袋が2種類あるらしく、自分が食べたり飲んだりしたい時に、一旦その袋から口に戻して再度食べたり飲んだりしてるんですって。


なので、右か左か忘れましたが、ラクダのお腹のどちらが水分たぷたぷで柔らかかったです。

凄いなぁラクダ!!!


今日と明日、どうぞよろしくね。
ツアーの参加者は、同じリアドマムーシュに泊まっていた世界一周中の女性りえさん、Mitsuさん、私の3人。


りえさんも、私たちと同じ30代前半という同世代。


英語を流暢に話すりえさんは、1人で世界一周中で、お互いの旅の話をしながらすぐに意気投合!


私たち2人でも見知らぬ土地へ行くと戸惑うことも多々あるのに、女性1人で世界をまわるって、本当に凄いなぁと感心させられます。


そんな私たち3人を今回砂漠へとエスコートしてくれるのは、この砂漠地帯の民族ベルベル人の「ザカ」。
笑顔がとても素敵な彼です。
簡単な日本語と英語を話すことができるザカは、終始私たちに気を使ってくれ、楽しませてくれます。


それではラクダに乗って砂漠ツアーのスタートです!
慣れないラクダ歩行にユラユラ揺られ。
奥へ奥へと進みます。
夕陽どころか雨雲が近づいてきてしまい、辺りは暗くなってきました…


全然太陽が顔を出してくれません。。
その代わり、こんな幻想的な景色が見れましたよ。
雨雲の隙間からこぼれ落ちる夕陽。
燃えているみたいで綺麗。

1時間半ほど進み、本日泊まるキャンプサイトが見えてきました。
↑翌日撮った写真なので、キャンプサイトに日が当たってますが、到着した頃はどんより雲。。


砂漠の上に絨毯や毛布を使って造られた建物です。
昼間はあんなに暑かったのに、夜になるとグッと気温も下がり、ダウンを着ててちょうど良いぐらい。

部屋の中はこんな感じ。
キャンプサイトについて暫くしたら食事の時間。左側に写っているのが、りえさんです。
ザカたちが砂漠で作ってくれたタジン鍋に、モロッコの定番ハリラスープ。
ザクロのヨーグルト和えされたデザートまで出てきましたよ!
これがまた、私たちがモロッコにきてハマってしまったザクロだったので、大喜び。

モロッコだと1こ20〜30円で食べれるので、売っているのを見かけたら毎日のように買ってしまうほど。
これは別の日に撮った市場の写真。
ザクロは粒の食感がとても良く、栄養価も高いんですって。
ザクロの中にある白い綿は苦いので、赤い粒のみを食べます。


話は戻って砂漠での食後は、ザカや他のベルベル人たちが外に出て焚き火を作ってくれ、その周りでモロッコの伝統音楽「グアナ音楽」を披露してくれました。
ラクダの皮を張った太鼓に、カルカベと呼ばれる鉄製のカスタネットを使って歌う音楽。
初めて耳にしたその独特な音は、イスラム神秘主義者による音楽らしく、音を通じて精霊と交信するのを目的とした、いわばトランスミュージックのようなものなんですって。

時折、このように太鼓に張ってあるラクダの皮に火を炙ることで、奥深い音になるんだそう。
焚き火で沸かしたお湯で、ミントティも入れてくれました。
寒い砂漠の夜に、ミントティで体が温まります。


そんなグアナ音楽を楽しんでいると、さっきまでの曇り空から一転!

満天の星空が広がってるではありませんかぁぁぁ。
もう、これは感激でした。
周りに遮るものが何もない砂漠のど真ん中で、星空鑑賞。

そしてラクダとのコンビネーションがこれまた、たまりません。
この素晴らしい写真は、りえさん撮影のもの。あまりにも綺麗だったので拝借しました。写真集にありそうなぐらい、美しい世界に感激。


翌朝早起きをし、朝陽が昇る15分前ぐらいから砂漠に出てスタンバイ。
今日は雲ひとつない快晴です。
今日は朝陽に期待出来そう!
砂漠のど真ん中にあるキャンプサイトはこんな感じで、ポツンと見えます。
そして…
少しずつ太陽の光に染まって行くサハラ砂漠。
なんだ、この神秘的な光景は…
どこまでも続く砂漠地帯。
砂と風が作り出した波を打ったような模様が幻想的すぎる。。。そして陰影が美しい。
言葉を失うほどの絶景。

素晴らしすぎる光景に、うっとりしてしまいます。
初めてみる世界…

風に舞う砂漠は何十年もかけて、ゆっくりゆっくりと形を変えていくんだそう。



朝陽と砂漠をたっぷり楽しんだ後、また1時間半ほどかけながらラクダに揺られ、ホテルまで向かいます。
ここでもラクダの生体に驚きました。ラクダって休むことはあっても24時間寝ることがないんだそうです。びっくり…
今日も後少し、よろしくね。

昨日と打って変わって、晴天でのラクダ散歩。影も絵になります。
ゆらゆら…
村が見えてきました。


前後のラクダはロープで結ばれているので、前のラクダに続いて歩いていきます。

すると!
一番後ろにいた私のラクダだけロープが外れてしまい、砂漠に取り残されてしまいました!!(焦)

取り残されたラクダと私を迎えにいくザカ。

しつけされたラクダは、ロープで引っ張られていないと進まないんですねぇ。

昔はこの砂漠をラクダと一緒に移動しながら暮らしていた遊牧民もたくさんいたんだそうです。

私たちが買ったような絨毯を織っては持ち歩き、ラクダに敷いたり、テントに使ったりしてたんですって。

ラクダの生体にも驚かされましたが、水もなければ食べ物もない砂漠で人間が生活をしていたことに、ただただ驚くばかりでした。



Yoko.





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2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

素敵過ぎる。。
MAL

朝陽と夕陽〜夫婦で世界一周〜 さんのコメント...

映画の世界のような景色に驚くばかりでした。ここもマルさんに是非行ってもらいたいです!!