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2016-07-26

世界一絶景のキャンプ場はココにありました

ギャラップから次に目指すのは、私たちがとても楽しみにしていたモニュメントバレー!

この地は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「インディージョーンズ」「フォレスト・ガンプ」などの有名な映画でも舞台となったので、聞いたことがあるという人も多いかと思います。

ユタ州南部とアリゾナ州北部にかけてあるモニュメントバレーは、州を超えてここから315km先、約4時間半かけての移動です。
ずーっと続く砂漠地帯。

このあたりの砂漠地帯は、一年通して雨が降らないんだそう。
とっても乾燥するので、ドライブ中に買った保湿用クリームが減りが早いこと。


ハイウェイ途中にあるレストエリアやトレーディングポストも、すっかりネイティブアメリカン仕様になってきたなぁ。と思っていたら、ナバホ居留地へと近づいていたのです。

トレーディングポストを覗くと、昨日のズニ族とは打って変わってすっかりナバホ族のジュエリーになっていました。

インディアンジュエリーの中でも、圧倒的に人気の高いナバホ族。
ズニ族と何が違うかって、スタンプを押したようなスタンプワークや、砂で型を作ってそこに銀を流し込んで形成されるサンドキャストと呼ばれる技法、そして使われるターコイズ自体もズニ族よりも大きいのが特徴的。

特に男性に人気なのも、男らしい武骨な感じが多いからかもしれません。

ここに来るまではズニ族ばかり集めていた私ですが、実際にこの地を訪れてからは、ナバホ族の魅力に取りつかれてしまいました。

少しゴツい感じがかっこいい!!

見ていて楽しいなぁ。

ランチタイムも、トレーディングポストの脇でサンドウィッチを作って食べました。
とっても田舎で長閑な場所。

お腹を満たして、ドライブ再開。
ど迫力の岩々に囲まれた道が高ぶります。
すごい!すごい!すごーーーい!!

そして次第に見えてきました。モニュメントたちが!!!!

すんごーーーーーい!


なんじゃこりゃーーーー。

独特の地形に驚愕です。


言葉を失うほどの絶景に、ただ呆然と立ち尽くすばかりでした。


モニュメントバレーと言えば、この3本の岩の写真をよく見かけるような気がします。
左からレフトミトン、ライトミトン、メリックビュート。


実はここのモニュメントバレーも、ナバホ族居留地内にあり、公園内は全てナバホ族が管理し運営している場所。実際におよそ300名のナバホ族が公園内で生活しているんだそうです。

ここもアメリカ国立公園に指定されているものだと思っていた私たちでしたが、ナバホ族はこの地をアメリカ政府へ渡さず断固として守り続けている為、国立公園管轄ではないのです。(※なので国立公園の年間パスは利用できません。)


車1台20ドルの入園料(4名まで。1人追加で6ドル。6歳未満は無料とのこと)。

公園内には、一般に公開されている観光用道路と、許可がないと入れないナバホ族用道路があります
私たちは、レンタカーのままバレーロードと呼ばれる全長27.2 kmある観光客用道路へと進み、モニュメントバレー内をドライブすることに。

ここは未舗装のガタガタ道。
4駆ではない私たちのレンタカーには、なかなかきつい。

もはやパンクしそうで、そっちの方が心配になり、絶景を目の前に3kmも進まないところで引き返してきました。
ここへ行くなら、4駆が安心です。くぅ…。

戻ってくる時も見入るように釘付け。

どうやってこれらが出来てきたかというと…はるか遡ること2億7千年前。この地層であるナバホ サンドストーン(砂岩)が、当時川底であった地域に、鉄分をふくんだ砂が沈泥して蓄積し、上流からコロラド川を中心とした川が流れ込んだことで削られた深い渓谷や、風化、侵食によって形成されていったんだそうです。


不思議すぎる地形。

テーブル状の台地「メサ」。
そしてメサがさらに侵食が進んで細くなった「ビュート」。


メサやビュートがモニュメント(記念碑)のように見える為、モニュメントバレーという名前に命名されたんですって。


今もなお、風化や雨水による侵食が進んでいるそうで、少しずつですが形が変わり続けているんだそう。

長い歴史の中、このように自然にできた地形。
こんなにも壮大な地形が、何百年、何千年後かには、もしかしたら崩れてしまうものも中にはあるのかもしれません。

ゆっくりと動く自然の力。恐るべし。


そんなモニュメントバレーですが、今晩の宿はなんと、
このモニュメントバレー内のキャンプ場なんです!!!!
テントサイトは30サイト分あって、先着順に好きな場所選べるんです。

その名も「The View Campglound」。

なんと1サイト20.96ドル!
一人約10ドルで利用できて、この絶景ですよ!!
ちなみに、とても綺麗なシャワーもトイレも完備されています♩


こんな絶景ビューのキャンプ場、世界中探してもここが一番かもしれません。
朝起きたら、目の前にモニュメントバレーが広がっているんですよ。


目を閉じて、想像してみて下さい。

朝起きた時の瞬間を!

想像できましたか?


想像できなかった方の為に、実際の写真がこちら!(翌朝の朝陽です。)









うぁ!!!!


やばい、、、。


前日が曇り空だったので、朝陽見れるか心配していましたが、ちゃんと顔を出してくれました!

大自然の神秘。


本当に素晴らしい光景…
この公園内に住むナバホ族の人々は、毎日この美しい光景の中生活してるんだもんなぁ。いつまでもこの神秘的なモニュメントバレーをナバホ族自ら守り続けたいと思う気持ちが、なんとなく分かるような気がしました。


壮大な中に広がるモニュメントバレーでのキャンプ場、本当に感動です。

モニュメントバレーを訪れる方で、テント持っている方は是非ここに泊まってみて下さい。
絶対損はしません。
もはやこの為にテントを買っても後悔はしないと思います!

それぐらいお薦めでの絶景場所です!!


ちなみに、モニュメントバレーのビジターセンターには、ナバホ族の歴史について触れることができます。
もはや、私たちの今日のテント生活は、これに近いかも?笑

また古いインディアンジュエリーや衣装の展示がされていて、面白かったです。

これがサンドキャストで作られたジュエリー。この型に銀を流し込んで作ります。1960年に作られたものだそうです。
1970年代のナジャネックレス。
女性の子宮をモチーフにしたナジャは、子孫繁栄や魔除けとして作られてきました。
そしてこちらはなんと1940年代のバングル!素敵すぎます。
このネックレスは、1950年代に作られたもの。ターコイズ、翡翠、珊瑚、貝殻を綿糸で繋いだもの。

またインディアンジュエリーのお話かぁ…と思われた方、最後の最後まですみません。

8日目の走行距離は、315kmでした。



Yoko.





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2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

スゴいテン場だ。。行ってみたい。。
マルヤマ

朝陽と夕陽〜夫婦で世界一周〜 さんのコメント...

とても贅沢なキャンプ場でした!この旅で今の所一番のキャンプ場です!