サンティアゴの街が一望できると言われている、サン クリストバルの丘へ行くことに。
市場が集まる旧市街地から徒歩20〜30分で行けるので、お散歩がてら歩いて向かいました。
信号待ちをしている車に向けたパフォーマーたち!
旅している人たちが、交差点のど真ん中であらゆる技をパフォーマンスして、チップとしてお小遣い稼ぎに励むのです。
しかも、結構な確率で窓からチップを渡す地元民たち。
この光景はサンティアゴだけでなく、南米の至る所で見かけます。
私たちも何かみんなを楽しませることができる特技が有ればなぁ。
そして、町中はアートそのもの!
建物に描かれた壁画は、どれもクオリティが高くて、私たち通行人を楽しませてくれます。
しかしその傍ら、落書きもかなり見かけます。
この光景は本当に残念。
落書きを消す作業員たちの姿も多く見かけました。
なぜ、落ちにくいスプレーで平気に建物に落書きするのかが理解できません。
自分がここに来た証にでもしたいのでしょうか。
そんなに落書きしたければ、もっと腕に磨きをかけて、さっき見かけたような壁画アートの仕事について町を華やかにしていただきたいものです。
そんな街を通り抜け、やってきましたサン クリストバルの丘の入り口。
ちょうど地元の幼稚園児集団が、遠足に来ていた模様。
地元民からも愛される場所、サン クリストバルの丘は、公園の敷地内に動物園もある他、なぜか日本庭園もあるのだそう。
丘の頂上までは、旧市街地からはケーブルカー、新市街地からはロープウェイでも行くことができ、丘の周りをぐるっと回って頂上へ行く道もあるので、徒歩や自転車で行く人も多いみたい。
私たちは、ケーブルカーで登ってみることにしました。
昔からあるお城のような駅。
往復ひとり2000チリペソ(約340円)。
これに乗ってぐいっとのぼっていきます。
サンティアゴの街が一望できてとても開放感ある景色です!!
そして頂上からの見晴らしは、奥には雪をかぶったアンデス山脈が圧巻。
丘の上にはたくさんの十字架があって、色んなアーティストさんの描かれた絵によってカラフルに装飾されていました。
景色はとっても良いのですが、あたり一面ガスっています。
これがいま、サンティアゴの問題のひとつとして取り上げられているのだそう。
「スモッグ問題」
平日、朝夕の車の渋滞による排気ガスで、誰が見てもすぐわかるぐらいの大気汚染が深刻な状況なのです。
車の通行量が少ない日曜日だけは、このスモッグのバリアがなくなり、アンデス山脈が綺麗に見えるのだそう。
四方山に囲まれいるゆえに、汚染された大気が逃げれないようです。
こんなに直視してすぐわかるような大気汚染のバリア、見たの初めて。
アンデス山脈や街が一望できる素晴らしい景観なのに…。
排気ガスを出す古い車多いサンティアゴ。日本のエコカーを推奨して、皆が車を変えたら少しはマシになるんじゃなかろうか。
何か良い解決策が見つかることを願うばかりです。
そして、サン クリストバルの丘の主役、マリア像。
高さ14m、重さ36.6tもある巨大マリア像!
サンティアゴの町に向かって両手を広げている姿は、まさに丘の上からサンティアゴを見守っていてくれているかのよう。
マリア像の近くには教会もあり、周りには亡くなった方々の記念碑がたくさんありました。
生涯を終えて、自分の生まれ育った町をこんな形で見下ろせるなんて最高だろうな。
ここには展望台があり、売店もずらり。
そしてここまで自転車でのぼってきた人がかなり多い!きっと地元の人たちなのでしょう。
みんな、5kmも続く坂道をのぼってきたんですね。いい運動だなあ。
そんな光景を眺めながら、私たちも休憩。
買ったばかりの水筒が絶賛大活躍中です!
熱々のコーヒーが美味しい。
可愛い猫ちゃんや
わんちゃんも丘でくつろぎ中。
丘を楽しんでまたケーブルカーで下山していきました。
いい眺めだったなあ。
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