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2016-07-20

アメリカで最古の州都、サンタフェ

アルバカーキから目指すのは、アメリカで最古の州都と言われるサンタフェの街。

インディアンジュエリーがお好きな方は、一度は耳にしたことがある街なのではないでしょうか。

そうです。年に1度、アメリカ先住民インディアンのアートショー「サンタフェ・インディアン・マーケット」が行われる街なのです。

知り合いのバイヤーさんが、この時期にサンタフェに行っているということを聞いたことがあったので、どんなマーケットなのか気になっていました。

アメリカにある100を超える先住民部族のアーティスト1.100人以上が出店する大規模なマーケットで、2日間でなんと17万人以上が訪れるというから、その規模の大きさが想像つくことと思います。

そんな大規模なマーケットが催されるサンタフェなので、マーケットの時期に合わせて行けなかったのは残念ですがそんな街並みを観れること自体、とっても楽しみ!!


そんな期待を胸に、アルバカーキから車を走らせていたら、
シカゴからサンタモニカまでの全長3755kmの一本道、ルート66の標識じゃありませんか!!!


このマーク、よく見たことがあるやつです。

とっさに現れたこの標識。この出口を出れば、ルート66に通じるよ?ということなんだと思いますがここでは下りず、ルート66の看板を横目に、私たちはサンタフェを目指します。


途中のレストエリアでは、こんな看板も。
鉱山都市ニューメキシコ州で採れるターコイズや金のこと。ターコイズはアメリカの他、中国やエジプト、中南米など、様々な国で採取され、古くからお守りや装飾品として使われてきました。

ニューメキシコ州で有名なターコイズの鉱山はセリリョス鉱山。ネイティブアメリカンを始め、アラスカや中南米でもトレードされてきたそうで、皇帝が身につける装飾品にも使われてきた素晴らしいターコイズと言われています。

しかし19世紀にあの有名なティファニーとアメリカンターコイズカンパニーがこの利権を買い取って、採掘。今では殆どセリリョス鉱山のターコイズが残っていないそうです。


そんなターコイズ産地だった、そしてティファニーが買い占めたほど美しいターコイズが採掘されていた場所。
そこの周りには今でも色濃く残る文化があると聞くだけで一体どんな街なのか気になります。


約1時間車を走らせ、サンタフェの街に到着!
日本では見たことないような、アドビ建築で統一された建物群。本当に独特な雰囲気が漂っていました。


まず私たちが向かったのは、Museum Of International Folk Artという美術館へ。
サンタフェの文化を始め、世界各国の民芸アートの展示がされている場所です。


一人12ドル。ニューメキシコ州に住んでいる方は、通常7ドル(日曜日はなんと無料!)で入れるんだそうです。


まず私たちが目に飛び込んだのが、サンタフェ周辺のインディアンアートのアーティスト情報について。
日本でも有名な「オルテガ」や「センチネラ」「トルフィリオス」などのチマヨラグについて書かれていたコーナーがあったのです!
そこに住所が書いてあったので調べると、ここから1時間ぐらいの場所にそれらが作られているアトリエがあるということがわかり、絶対行ってみようと住所をメモ。


続いて出てきたのは、とっても可愛いサーカスのミニチュアアート。
もともとサーカスはヨーロッパが発祥ですが、次第にロシア、アメリカへと広がり、アメリカには欠かせない娯楽施設となっていきました。
昔、実際サーカスで使われてきた幕もありました。
よく見ると、なんと手描き!!パソコンも無い時代だから当たり前なのかもしれませんが、こんな大きな幕を手描きするなんて流石です。


お次はフラメンコのお部屋。
ニューメキシコ州は、スペインが征略していたメキシコと隣同士ということもあり、フラメンコの文化が残っているのだそう。
フラメンコの衣装と当時の音楽が展示されていました。

そして、圧巻だったのがこのお部屋。世界各国から集まった工芸品たち。
実はこれ、 イームズでお馴染みのハーマンミラー社初代テキスタイルデザイナーであったアレキサンダー・ジラルドとその妻のスーザン・ジラルドが約50年にわたって世界各国で収集してきた民芸品のコレクションなのです!!(全てかどうか不明ですが、、)
しかもここMuseum Of International Folk Artにジラルドがそれらを寄贈されているということが驚きです。世界各国のファブリックに興味津々の私たち。

彼らは民族芸術にとても関心が深く、これらのインスピレーションから多くの有名な作品を生み出してきたと言います。
隅々まで観ると1日あっても見きれないほど、かなり見応えのある点数が貯蔵されているのです!

ジラルド本人の作品もありました。
1967年にジラルドがハーマンミラーのためにデザインをしたインターナショナル・ラブ・ハート。「愛する」を世界の言葉で表現した、彼の代表作です。

これは布なのですが個人的にずっと探していた作品だったので、発見した瞬間感動ものでした。


美術館の出口付近には、ジラルドのこんな作品もありました。

美術館をひとしきり見た後は、サンタフェの街を散策してみることに。

中心となっているサンタフェプラザという公園の脇に、先住民の方たちが出店している露店がずらり!!
これまでインディアンジュエリーは、このドライブ始まってからトレーディングポストでしか見ていなかったので、実際に作るアーティストさんによって販売されている露店はとっても見応えたっぷり。
こんな大きなターコイズ、一体いくらするんだ!!というものから、お土産として買いやすいアイテムまで。

街中も、インディアンジュエリー屋さんが所狭しと並んでいます。
ネイティブアメリカンの血を受け継いだ者しか作ることができないインディアンジュエリー。

ずっと見ていると、吸い込まれそうになります。
先住民の方を見ると、少し浅黒い肌でこれまで見てきたアメリカ人とは少し違った印象。アメリカだけどアメリカではないような、でも真のアメリカ、そんな特別な空気感のある民族なのです。
うまく説明できませんが、要するにただならぬオーラがそこにはありました。

今度は公園側にある教会へ。
アドビ建築と同じように、土色をした教会。
教会の外にある女性の像には、しっかりとインディアンジュエリーを身にまとっていました。
街中は、本当にターコイズの作品がずらり。
インディアンジュエリーが大好きな人にとっては、たまらない町になること間違いありません。

昼過ぎになり、私たちはターコイズ一色のサンタフェの町から移動。
お次は、さっき美術館でメモしたチマヨラグで有名なチマヨ村へ向かいます。


長くなってしまったので、続きはまた次回!


Yoko.





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