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2016-07-27

自然が創り出す曲線美、アンテロープキャニオン

大自然の壮大さを目の当たりにしたモニュメントバレーのキャンプ場を泣く泣く離れ、お次はここから200km先にあるアリゾナ州の「アンテロープキャニオン」へ。


アンテロープキャニオンも、よくテレビや写真なんかで見たことがある絶景スポット。


モニュメントバレーの余韻に浸りながら向かうアンテロープキャニオンなので、どんな感じなのか、期待が膨らみます。

200kmをハイウエイで走ると、だいたい2時間ぐらいで着くので、この広大なアメリカドライブをしていると「たった200kmか!楽勝な移動だねー♩」なんて距離感が麻痺してしまいます。


これから向かうアンテロープキャニオンも、ナバホ族居留地の中にあり、ここの観光客を受け入れる公園やツアーガイドも、ナバホ族による運営がされています。


ちなみにナバホ族居留地は、アメリカ最大の先住民居留地であり、アメリカ国内でも独立国として認められているんだそう。

ナバホ族特有の法律があり、ここもズニ族同様に学校や警察、裁判所なども独自のやり方で運営されているんですって。中でも病院は呪術師のいる診療所があり、病気の時や、それ以外の時も儀式を行ってもらうという場所が今でも存在しているそうです。

もはや、ここでは時代が止まったようなことが、日常風景ということにビックリ。


このあたりは、驚くような大自然がいくつもある場所なので、毎日世界各国から訪れてくる多くの観光客で賑わっています。
今でもナバホ族はそこで生活をしているし、そんな時が止まったような聖なる場所に、私はお邪魔させてもらっているんだ、というような感覚にさえなりました。

そんなことを考えていたら、あっという間にアンテロープキャニオンに到着。


ここは、「アッパー・アンテロープキャニオン」と「ロウアー・アンテロープキャニオン」の二つがあり、場所も6.2kmほど離れているので、アンテロープに行く人はどちらに行くか選択しなければなりません。


アッパーは、歩ける道の幅が広く、階段の昇り降りも無いため最も観光客が多く集まる場所らしい。ガイドブックによると、有料のツアーに参加しないと中には入れないとのこと。


一方ロウアーは道が狭くて細長かったり、急な階段を昇り降りしなければならなかったり、とアッパーに比べて足場が悪いらしく、観光客はアッパーの方に集まるという。ただ、数年前のガイドブックによると、ここロウアーはツアー無しで自力で観光ができるというらしいのです。つまりツアー代がかからず観光できるということ!(別途公園の入園料はかかります。)


そうなったら、私たちの選択肢は決まったようなものです。



もちろんロウアーに決定!


ロウアーの駐車場に入り、ゲートで入園料1人8ドルを支払いました。


駐車場には、なにやらツアー会社らしき看板。
私たちは、ツアーに参加せずに個人でアンテロープキャニオンを観光するぞ!と意気込んでやってきましたが、他の人の動きを見ているとみんなツアー会社に吸い込まれていくかのように入っていってるではありませんか。


アンテロープキャニオンの入り口を探すも、どこも「ツアー客専用」の文字。



一体どこに行けば個人で入れるんだーー!



外は灼熱の炎天下。
車についている外気温の計測が43℃という異常な光景に目を疑いました。

嘘でしょ、、、、。


もう、入り口を探す気力もない!
ツアーでもなんでもいい。
早く観光して涼みたい…。 



そんな気持ちが勝ってしまい、1人20ドルのツアーに参加することにしました。(高出費!涙…)


約10人ぐらいのグループごとにツアー出発!

渓谷の入り口まで10分ほど歩いたでしょうか。


さて、どこが出入り口でしょうか!

こんな岩と岩の隙間から出入りするんです!!(これは出口の写真)


うぁ、まさに探検だ。



下へ続く階段。


下を見ると足が竦んでしまいそうな急斜面を降り、そこから見上げると…




すごーーーい!!

なんですか、この流れるようなウネウネは!


異空間すぎる。



触ってみると、砂が固まったような感触。


ナバホの言葉で「水が岩を流れる場所」という意味のアンテロープキャニオン。

驚きました。


人の手が加えられたわけでもない、自然が作り出す曲線美。



ここは、他のキャニオンと同じくもともとはロッキー山脈が隆起してできたコロラド台地の一部。



そこにスコールなどで発生した鉄砲水が一気にアンテロープ キャニオンを流れ込み、柔らかい砂岩が侵食してこのような独特な地形へとなっていったのです。


言うなれば鉄砲水が作り上げた産物ということ。


今でもたまに鉄砲水が発生するらしく、ここロウアーで1997年に発生した鉄砲水では約11名が逃げることができずに亡くなってしまったという惨事が起きてしまったんだそうです。


うっとり見惚れてしまうほど美しい自然ですが、猛威を振るって人の命を奪うほど恐ろしい力を持っていることに恐ろしくなりました、、、、。

一旦鉄砲水がここに入り込むと、水嵩がどんどん増して逃げ場がなくなってしまうとても危険な場所でもあるんです。

今でも、はるか上空で雷がなっただけでも立ち入り禁止になる場合もあるそうです。



ツアーガイドはナバホ族の方による英語での説明。


正直、早すぎて何を話してるのか聞き取れませんでした。


しかし私たちが感動しっぱなしでいると、
「ここは良い写真スポットだよ!カメラ貸してごらん。」

と言って、バシバシ私たちのカメラで撮ってくれるとっても優しいガイドさん。


私は昨日のモニュメントバレーで、愛用していたデジカメが壊れてしまい、この日はiPhoneで撮っていたのですが、なんとiPhoneのパノラマ機能を使ってこんなふうに写真を撮ってくれたんです!
↑iPhone撮影
画質はカメラに比べると落ちますが、パノラマを縦に使うとは斬新です!

他にもこんな写真も!
↑iPhone撮影

お陰でいい記念になりました。
↑これもiPhone撮影なのですが、加工してないのに陰影でこのグラデーション!


ちなみに、ここは隠れミッキーならぬ隠れモチーフが潜んでます。

これなんだと思いますか?
答えは「サメ」!
お分かりになりますか??



続きましてはこちら。
インディアンの顔!
よく見てみると…
顔になってる!




そして、最後がこちら。
「海賊」!!
これはハッキリと分かりやすいですね。


他にもガイドさんから鷹や、女の人の顔も教えてもらいました。


あっという間に1時間あったアンテロープ キャニオンのツアーが終了。


結果、ガイドさんに色々と見所を教えてもらえたので満足のツアーでした!!



その後、ここから車で10分ぐらいのところにあるもう一つの見どころへ移動。


その名も「ホースシューベンド」。
入場料無料で気軽に行けますし、アンテロープキャニオンに行ったついでに行く方も多いと思います。


ただ駐車場から30分ほど歩くので、猛暑の中歩いた私たちは結構体力奪われましたけどね。
そんな猛暑と戦ってようやく見えてきたホースシューベンド!!

凄まじい景色。

コロラド川が馬の蹄鉄のように流れていることから、名付けられたんだそうです。


力強く切り立った岩に、深緑のコロラド川が曲線を描いて流れる様子は、まさに蹄鉄!!

って、下の方切れちゃってますね、、、。

ここは、なんと600mもの断崖絶壁なのに、安全柵などが一切ないんです。
足が竦んで、めちゃくちゃ怖いです。
崖ぎりぎりまで行ってみましたが、私たちはこれが精一杯の撮影でした。

アンテロープキャニオンも、ホースシューベンドもペイジという小さな町にあるのですが、こんなに絶景の大自然があって観光客も多いはずなのにキャンプ場がほとんど無い、、、、。


ということで、今日はペイジの24時間営業をしているスーパーで車中泊です。

夜は過ごしやすい気温まで下がってくれたので、助かりました。



9日目の走行距離は、223kmでした。

Yoko.





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