10日後のポーランドのグダニスク空港から、アイスランド行きの航空チケットはすでに購入済みなので、ポーランドに戻り、首都ワルシャワへ行くことに。
以前、ドイツとポーランドの国境の町「Zgorzelec」に少し滞在し、その時ポーランド人のホームパーティーに参加させてもらった濃い思い出が残るポーランド。
ブダペスト(ハンガリー)→ワルシャワ(ポーランド)
Lux bus社 15ユーロ
首都ワルシャワでももちろんキャンプ場へ。
『WOK camping』
1泊2人分 75ズオティ(2250円)。
最近の中では料金やや高めのキャンプ場でしたが、とっても綺麗!!
キャンプ場って、洗い物する水場はあっても、以外とキッチンないところも多いんですよね。
キャンピングカーの人たちは、車の中に付いているコンロなんかで料理しているのを見かけますが、小さなクッカーしか持っていないほぼ自炊派の私たちにとっては、炊事場は重要なんです。
私たち以外には3組しかおらず、皆キャンピングカーでの利用。全員ご年配で、ドイツやチェコなどの近隣国から来ている方たちでした。
早速ワルシャワの中心部へ。
ワルシャワの旧市街は、街そのものが世界遺産なんです!
ヨーロッパって本当に多いな〜、世界遺産。 特に街そのものが、っていうのが。
でもここワルシャワの世界遺産が認定されている理由は、少し珍しいんだとか。
一見、昔の街並みがそのまま保護されているようにみえるこの旧市街、実は『復元の街』として世界遺産に認定されているんですって!
かつては『北のパリ』と言われていたほど美しい街を持っていたワルシャワ。
しかし第二次世界大戦でドイツ軍からの攻撃により、建物のほとんどが跡形もなく全壊してしまったんだそうです。
その美しい街を奪われてしまった戦後、ワルシャワ市民によって絵写真、記憶を辿り、レンガのヒビひとつまで忠実に再現されたのが、このワルシャワの旧市街地。
その市民の不屈の熱意が評価され、世界遺産として認定されたのです。
忘れてはならない戦争のこと、そして市民のワルシャワへ対する想いによって、世界遺産になったなんて素晴らしいな。
ヨーロッパでは、戦争のことを次世代にも伝えるべく、そして観光客にも知ってもらうべく多くのモニュメントを見つけます。
ここポーランドは、西はドイツから、東はソ連から攻撃され、壊滅的に破壊された戦場でもあった、ということもあるのかもしれませんが。
日本もたしかに夏になるとTVで戦争の特番などを流していますが、私たち戦争を経験していない世代にとっては、普段の生活とはかけ離れ、どこか遠い過去の存在に感じてしまいがちなのかもしれません。わずか70年前の歴史なのに。
ヨーロッパに来ると、至る所でその戦争のことを知ることになり、戦争に対して自然と関心が強くなっていきました。
なぜなら、日本も参戦していたから。
今まで日本は戦争で広島と長崎が空襲に遭い、被害国だと思っていましたが、それだけではなかったことも旅に出てから知りました。
今、旅に出て感じていること。
現在も内戦やテロが止まない地域も少なくはありませんが、これだけ世界で大規模な戦争がつい70年前まで起きていたのに、今よくこんなに自分たちが自由に海外を行き来できるようになったなぁ〜と。
今回の旅では行っていませんが、ハワイなんてまさにそう。
日本が攻撃したハワイは、莫大な被害を与えてしまっているのに、現在は多くの日本人が観光客として受け入れられている。
改めて考えると、ハッとさせられた今日この頃です。
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