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2016-12-16

民族衣装が残るポルトガルの港町【ナザレ】

ポルトガルの沿岸部に面しているナザレ。
人口1万5千人の、こじんまりとした港町です。
そのこじんまりとした場所には、美しい海岸線に魅了されて、国内外からリゾート客が集まる、知る人ぞ知る町。
オフシーズンの今は観光客もほとんどおらず静まり返っていましたが、海水浴が楽しめる夏には、ビーチにはぎっしりパラソルがひしめき合い、多くの観光客で賑わうんですって。
ここに来たかったのも理由がありまして、、、
なぜなら…


ここに住む女性たちは「日常的に民族衣装を着て生活している」から!


ヨーロッパで見かける民族衣装は、お祭りや特別な時に着たり、と言うエリアがほとんど。しかしここナザレには、伝統的衣装を身にまとっている姿が残っている珍しい場所なのです。


気になるその衣裳がコチラ!
7枚重ねに履いた、ボリューミーなミニスカートに、頭にはぐるっと巻いたスカーフを。肩にはショールを羽織って足元はハイソックス履いていらっしゃる女性も。なんとも可愛らしい衣装。
さらに未婚の女性もしくは旦那様が先立たれてしまった未亡人の女性は、全身黒色を身にまとっていらっしゃるのです。
私たちが見かけたのは、ほとんどがおばぁちゃん達。
どうやら現在ナザレの女性たちは、昔に比べると伝統的な衣装は着る人々が減少傾向にあるそうで、若い人で着ている人はほとんどいないんだとか。

小さな町にミニスカートのおばあちゃん達がたくさんいて、可愛らしい感じにとっても癒されます。


ナザレの人々は働き者。ビーチ沿いで特産であるアジの開きを売る女性たちを見かけました。
ポルトガルでも、アジの開きを食べるなんて〜。
日本ならではの食べ物かと思いきや、ポルトガルと日本は共通の食べ物や言葉が多くてびっくり。

例えば「天ぷら」や「かぼちゃ」「ぴんきり」「じょうろ」「おんぶ」という言葉も、実はポルトガル語なんだとか。知らなかった…


ちなみにここナザレに住む男性の伝統衣装も少しだけ残っていました。
それは、イギリスから伝わったタータンチェックのシャツに、フィッシャーマンニット、それに帽子。
うん、渋くてかっこいい。男性も女性と同様に、若い人でこのような格好をしている人は、ほとんどいませんでした。

日本なんかもそう。どこの国も同じですが洋服の文化が主流となり、伝統的衣装が消えつつあるのです。いつか近い将来、この衣装も姿を消してしまう時が来てしまうのかと思うと、なんだか切ないなぁ、、、。


男性が漁に出て魚を獲り、女性がその魚を干物にして販売する。
美しいナザレの街では、そんな光景が日常的なのです。


そしてポルトガルのもうひとつの特産品としてあげられるのが、コルク製品。
何を隠そう、この靴もワイン瓶に使われる蓋がわりを担うコルク。
マルジェラのアッパーがコルクで作られたあの傑作靴も、もしかしたらここがルーツなのかも?
ポルトガルでは、このように靴の他、鞄やお財布などのコルク製品を見かけます。

ポルトガルのコルクは、世界的に見てもとても質が良く、日本にも輸入されてるのだそうです。

これは先日のワイナリーで見た、コルク栓を作った後の穴。
こうやってくり抜いていくんですねー。


夜、美味しそうな魚介類の匂いに誘われて、とあるレストランで食事をしました。
ここ最近ハマってしまったサーディーンことイワシ。
その他にも魚介スープや、魚介のリゾットなど、魚介だらけ。
白ワインもいただき、お腹いっぱい食べて2人で合計30ユーロ(約3.450円)。
私たちにとってはちょっと贅沢な食事でしたが、物価の高いヨーロッパでは安い方なのかもしれません。

働き者の男性たちに、働き者の女性たち。ナザレでお互いを助け合う夫婦の姿を見て、「夫婦」のあり方を思い知らされた1日でした。
おじいちゃん、おばあちゃんたちがいつか仕事を引退し、若い層へ世代交代していくナザレ。

10年後、20年後、ここでアジの開きを売る女性たちは、民族衣装を身にまとってる姿ではなくなっているんだろうなぁ。


Yoko.





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2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

おれもイワシ食いまくった!!
MAL

朝陽と夕陽〜夫婦で世界一周〜 さんのコメント...

やはりイワシ食べましたかー!魚介類、本当に美味しいし安いし最高ですよねー!!日本人好みの味ばかりですし!!